【9カ月後の繰り上げ】沖縄県立球陽中学校で採点ミスで追加合格

沖縄県立球陽中学校で採点ミス入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
11/25、沖縄県立中高一貫校である球陽中で採点ミスがあり、本来合格するはずだった受験生1名が不合格となっていたことがわかりました。
この生徒は繰り上げ合格となる予定で、転校を希望しているとのことです。

今回のテーマは「入試から9カ月たっての繰り上げ合格」です。
採点ミスは一向に無くならないですね…。

沖縄県立球陽中の繰り上げ合格

◆11/25に保護者説明会で校長が発表
⇒11月上旬に外部からの指摘で発覚
繰り上げ合格となる予定の1名は転校を希望
◆採点ミスをしていないという思い込みが原因
チェック体制をきちんとしていることが過信に
⇒外部からの指摘には県境に耳を傾ける姿勢が大事

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沖縄県立中高一貫校で採点ミス

11/25、沖縄県立球陽中学校で今年2月に行われた適性検査において採点ミスがあり、1名が繰り上げ合格となることが明らかになりました。

保護者会で校長が説明したということです。

詳細は以下の記事に詳しく出ています。

このブログでも今年何回も採点ミスの記事を書いて来ましたが、12月を目前にしての繰り上げ合格というのはなかなか厳しいものがあると思いました。

まさお
まさお

繰り上げ合格となる生徒は転校を希望しているということで、球陽中学校に新たに入学してくることになります。

中1の子どもたちですから温かく迎えてくれると思いますが、この8カ月間の差をどう埋めていくかは教員側も丁寧なフォローが必要です。
採点ミスによる繰り上げ合格は、あっても3月中にしてほしいですよね。

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外部からの指摘で発覚する採点ミス

毎年何度も起きる採点ミスですが、多いのが外部からの指摘で発覚するケースです。

外部からの指摘で採点ミス自体が発覚するということはありません。
違うのは採点ではなく、採点の基準となる解答の方です。

現在は、入試の解答を塾や出版社がチェックをして対策問題集や塾の授業を多くの人が行います。
一昔前は入試問題の原本は一部の人しか手にできませんでしたが、今はWebサイト上で誰でも入手できる時代になりました。

その結果、学校の公表した解答以外に解答があったり、適切な解答が存在しなかったりといったことが発覚し採点のやり直しにつながるということです。

今や、日本中の有識者が入試問題とその解答をチェックする時代になったということです。
逆に入試問題を作る側はそのことを念頭に丁寧に問題を作らないといけないのですが、入試問題のような機密性の高いものに多くの人を関わらせるわけにもいかず、対応が難しいというのが現実だと思います。

まさお
まさお

出題ミス・解答ミス・採点ミスは受験生の運命を変えてしまう重大なミスなので、なんとしてでも回避したいところです。どうやって回避すればよいのでしょうか?

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試験当日から合格発表までの間のチェックが重要

入試問題のチェックは、試験当日に公にできるようになるわけですから、そのタイミングで多くの人に関わってもらい総チェックを入れるべきです。

入試当日に受験生と一緒に各教科の担当が真剣に解いてみる、解きながら疑問に思った内容を入試問題を作る担当教員に確認をする、採点基準と照らして観点漏れがないかなどを確認するといった対応が必要だと思います。

合格発表前に気づければ、受験生に迷惑をかけることなく合格者を決めることができるので、試験当日から翌日までの間に学校を上げて入試問題をチェックする体制を作ることが一番効果的だと思います。

まさお
まさお

今のような学力テストを中心とした入試制度ではどうしても公平性・正確性が求められます。解答が正確に作れていないと採点ミス発覚⇒繰り上げ合格が繰り返されます。
作問者の能力やチェック体制も重要ですが、今の世の中では正確無比な入試問題を作り続けること自体が難しいという側面もあるので、作文・小論文と面接を中心とした選抜形態への移行も検討した方がよいのではないかと思います。

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