こんにちは。まさおです。
連日取り上げていますが、オミクロン株の濃厚接触者について、12/27、文部科学省は別室受験を認めると発表しました。
12/24の方針通知から3日での方針転換となります。前回の通知はいったい何だったのでしょうか?
今回は「オミクロン株濃厚接触者の取り扱い変更」を取り上げます。
末松文部科学大臣の記者会見内容
12/27、末松文部科学大臣が臨時の記者会見を開き、2022年入試における濃厚接触者の取り扱いについて別室受験を認めると発表しました。
ポイントは以下の通りです。
- オミクロン株濃厚接触者に対する対応を変更
【別室受験の条件】
①PCR検査が陰性
②当日無症状
③試験場へ公共交通機関を使わず、人が密集する場所を通らずに来られること
④終日別室受験ができること - 追試験は2週間後の1月29日(土)・30日(日)で実施
末松大臣は従来1週間後と発言していたが、最初から2週間後に設定されている - 濃厚接触者1名ずつに別室を用意するかは未定
今後、厚生労働省とも協議した上で決定するとのこと
末松大臣も間に挟まって大変だったように見えますが、大衆迎合的な雰囲気も感じてしまい頼りない印象が強かったです。
政府の方針に沿って専門家にも意見を聞いてガイドラインを出したら、一般人からクレームをもらって、首相から変更指示を受けるという、ロジックとしては無茶苦茶な展開だと思います。
方針変更の問題点
今回の方針変更は、受験生利便性や受験機会確保の観点では歓迎すべきですが、政府は濃厚接触者に対して2週間の待機の方針を出しているわけですから、その件を無視して受験可能とするのはかなり危うい判断をしたということもできると思います。
端的にいうと、他の濃厚接触者は待機するのに、受験生は待機せず受験会場に来させるということでダブルスタンダードになっているということです。
末松大臣は会見で、オミクロン株はどのようなものかわからないという前提があり、オミクロン株がどのようなものかわかるまで待って方針は決められないということで、今回特例的に受験機会確保を優先したと発言しています。
岸田内閣が、国民の意見を真摯に聞く姿勢を持っているのはよいことだと思いますが、検討や発表の順序の管理というのは大変重要です。
前内閣より高い支持率をここまで維持していますので、大衆迎合ではなく明確なロジックのバックボーンのもとに納得感のある発表をしてもらいたいですね。
受験生は何も変えずに感染回避行動を継続
12/24の「別室受験不可」の発表も、12/27の「やっぱり別室受験可能」の発表も受験生がやるべきことは変わりません。
これを徹底することが重要です。
受験生の目には大人が勝手に騒いで世の中を混乱させているように見えているように思います。受験生はもっと冷静にこの問題に向き合っていると思います。
外野に振り回されず、合格までの一本道を全力で走り抜けていきましょう!
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