こんにちは。まさおです。
首都圏の公立高校入試情報が連日飛び交っていますが、2月15日は埼玉県公立高校の出願締め切り日でした。2月17・18日の2日間で志願先変更を受け付けていますが、出願段階の倍率が確定しています。
今回は「埼玉県公立高校志願倍率速報」をお届けします。
埼玉県公立高校志願状況
2/15、埼玉県教育委員会は2022年度実施の埼玉県公立高校の志願状況を発表しました。
志願先変更は2月17日・18日で受け付けられ、2月24日が学力検査実施日となります。
埼玉県はもともと2月25日実施予定だった学力検査を1日前倒しにして、追検査を3月2日予定から3月7日にずらしています。これは新型コロナの影響で本検査と追検査の間の日程を11日間取るための措置となっています。
埼玉県公立高倍率校10校
埼玉県公立高校の高倍率校10校は以下の通りです。
2倍を超えた学校は3校です。
順位 | 学校名 | コース名 | 入学許可 候補者数 | 志願者数 | 志願倍率 | 前年同期 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大宮 | 理数科 | 40 | 115 | 2.88 | 2.68 |
2 | 所沢北 | 理数科 | 40 | 95 | 2.38 | 1.80 |
3 | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 528 | 2.20 | 1.99 |
4 | 川口市立 | 理数科 | 40 | 79 | 1.98 | 2.05 |
5 | 川口市立 | 普通科 | 280 | 523 | 1.87 | 1.81 |
6 | 越谷北 | 理数科 | 40 | 67 | 1.68 | 1.75 |
7 | 和光国際 | 外国語科 | 79 | 131 | 1.66 | 1.04 |
8 | 松山 | 理数科 | 40 | 66 | 1.65 | 1.78 |
9 | 市立大宮北 | 理数科 | 40 | 65 | 1.63 | 2.43 |
10 | 浦和西 | 普通科 | 358 | 572 | 1.60 | 1.40 |
上記の通り、高倍率上位10校のうち6校が理数科となっています。
もともと募集定員が少ないうえに普通科へのスライドもあるので、理系科目が得意な人は理数科に流れやすいというのもありますが、理数科人気が依然続いています。
和光国際の外国語科は前年コロナ禍で1.04倍とほぼ全入でしたが、今年は受験生が集まり高倍率になっています。
普通科のトップは相変わらずの市立浦和で2.20倍です。中学募集がある関係で定員枠形鋼よりも少なく高倍率になりがちです。
埼玉の特徴として、トップ校の浦和高校や川越高校が倍率トップに顔を出さないことが挙げられます。これはトップ校が男女別学である埼玉特有の現象です。
東京の日比谷や神奈川の横浜翠嵐とは違った受検生の動きになっていますね。
公立高校で倍率が2倍を超えたら、よほどの実力がないと確実に合格を見込むことは難しいです。1科目大きなミスをするとあっという間に順位を大きく下げますので、確実な得点力が求められます。
前年比で倍率上昇が著しい10校
前年との倍率比較で倍率上昇が著しい学校は以下の通りです。
順位 | 学校名 | コース名 | 入学許可 候補者数 | 志願者数 | 志願倍率 | 前年同期 | 倍率差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 和光国際 | 外国語科 | 79 | 131 | 1.66 | 1.04 | 0.62 |
2 | 所沢北 | 理数科 | 40 | 95 | 2.38 | 1.80 | 0.58 |
3 | 八潮 | 体育 | 40 | 39 | 0.98 | 0.45 | 0.53 |
4 | 坂戸 | 外国語 | 40 | 42 | 1.05 | 0.70 | 0.35 |
5 | 和光国際 | 普通科 | 238 | 343 | 1.44 | 1.13 | 0.31 |
6 | 熊谷西 | 理数科 | 40 | 53 | 1.33 | 1.03 | 0.30 |
7 | 川口北 | 普通科 | 358 | 463 | 1.29 | 1.00 | 0.29 |
8 | 市立浦和南 | 普通科 | 320 | 477 | 1.49 | 1.21 | 0.28 |
9 | 入間向陽 | 普通科 | 318 | 409 | 1.29 | 1.03 | 0.26 |
9 | 妻沼 | 普通科 | 119 | 120 | 1.01 | 0.75 | 0.26 |
倍率が大きく上がった10校は上記の通りです。
所沢北の理数科は前年も倍率が低かったわけではありませんが、本年も高倍率となっています。
それ以外の学校は前年の倍率が低いところが多く、ねらい目だと思った受験生が多く集まった結果のように見えます。
特にコロナ禍で外国語系は人気が下がっていましたが、年末にコロナが落ち着いていたこともあって志願者が増えています。
志願先変更期間で、高倍率入試に自信のない層が他校に流れていくはずですので、最終倍率はもう少し下がってくると思います。
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