まさお
こんにちは。まさおです。
2022年度入試が終わりましたので、各都県の公立高校入試の状況を少しずつ振り返っています。
今回は東北地方で「宮城県公立高校の一般募集の5か年推移」です。
宮城県は2020年度からそれまでの前期選抜・後期選抜の日程を一本化して実施しています。
1次募集の倍率5年推移(全日制)
宮城県公立高校入試は2020年度より、それまでの前期選抜・後期選抜の日程を一本化しました。
合格者の決定方法には「共通選抜」と「特色選抜」の2種類がありますが、受検生がどちらかを選ぶ必要はなく、学校側でどちらかの条件に合格水準に達していれば合格として発表されます。
共通選抜の募集定員は全定員の50~90%、特色選抜の募集定員は全定員の10~50%で各学校が定めます。
2018年度から2022年度までの最近5か年の募集人員・受検者数・合格者数・倍率は以下の通りです。
2018年度と2019年度は前期募集の数値が入っていますのでご注意ください。
区分 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|---|---|
募集定員 | 4,814 | 4,770 | 14,280 | 14,200 | 13,880 |
受検者数 | 8,126 | 7,882 | 14,470 | 13,502 | 13,828 |
合格者数 | 4,594 | 4,463 | 12,668 | 12,187 | 12,016 |
倍率 | 1.77 | 1.77 | 1.14 | 1.11 | 1.15 |
グラフにしてみると以下のような感じです。
上記の通り、前期選抜と後期選抜が分かれていた2019年度までは倍率が1.77倍でしたが、一本化されたことで、倍率は一気に低下しました。
とはいえ、2022年度でも倍率は1.15倍あり、山梨や長野に比べると合格はしづ以来入試ということができます。
自分の成績を正しく把握し、出願先の選定も慎重に行わないと不合格になってしまうので注が必要です。
まさお
2021年度入試はコロナ禍初の入試で、倍率が1.11倍まで下がりました。入試日程が遅い県公立高校を避けて私立高校に進学を決めた生徒が多かったためだと思います。
2022年度は、12月段階のコロナが落ち着いていたこともあり、県公立を最後まで受験する生徒が増えたことで倍率が上がってきたと思われます。
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