都立高校最終倍率! 2倍超の学校はどうなった?

高校入試
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まさお
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こんにちは。まさおです。
2月15日は都立高校の志願先変更後の最終出願日でした。
東京都教育に員会には差し替え後の最終倍率資料が公表されています。2倍超の学校は最終的にどうなったのでしょうか?
今回は「都立高校の最終倍率」を取り上げます。

都立高校の最終倍率

◆普通科男子で応募倍率2倍超は6校
⇒差し替え前の8校から2校減少。トップは2.25倍の日比谷高校
⇒日比谷は当日欠席も多く、合格者も定員より多く出すため見かけほどの倍率にならない
◆普通科女子で応募倍率2倍超は10校
⇒差し替え前の16校から6校減少。トップは2.99倍の三田高校
⇒三田高校は男女別定員緩和実施校で、2.4倍程度まで下がる可能性も。

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普通科の全体倍率は昨年よりもやや緩和

都立高校は相変わらずの高倍率を出していますが、全体数値を見てみると前年よりもやや緩和しています。
都立普通科(コース・単に生・島しょ、海外帰国生対象以外)の倍率は以下の通りです。

年度男子
募集人員
男子
最終応募数
男子
最終応募倍率
女子
募集人員
女子
最終応募数
女子
最終応募倍率
202110,70515,2631.439,91414,6431.48
202011,02116,3671.4910,23515,6791.53

男女とも定員を少し減らしていますが、応募者はそれよりも減っているため、全体倍率は男子で0.06ポイント、女子で0.05ポイント下がっています

ちなみにコース性や単位制の学校は若干倍率が上がっています。
全体状況は以下のURLからご確認ください。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/files/release20210215/doc_1.pdf

まさお
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やや下がったとはいえ、平均倍率が1.4倍を超える公立高校入試というのは全国的にも極めて厳しい入試だと思います。3人に1人近くが不合格になってしまうわけですから受験生は自分の受ける学校の倍率をよく見て覚悟を決めて臨むようにしましょう。

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高倍率校が結局どうなったかを確認

それでは、実際の最終応募倍率で2倍を超えた学校について見ていきましょう。

普通科男子の応募倍率2倍以上の学校

前回倍率トップだった石神井高校は応募者が31名減って倍率は2.01倍となりました。
日比谷高校は今後私立高校の繰り上げ合格等が出てくる関係で当日の受験者が大きく減ると予想されます。

学校名募集定員応募者数増減数応募倍率
日比谷132297-42.25
戸山132289-102.19
三田107221-172.07
田園調布88180-172.05
青山130261+62.01
石神井115231-312.01

普通科女子の応募倍率2倍以上の学校

女子は差し替え前も倍率トップだった三田高校が差し替えで32名を減らしながらも、2.99倍でトップとなりました。
約3倍の入試は公立高校の一般入試としては異例中の異例ともいえる超高倍率です。

学校名募集定員応募者数増減数応募倍率
三田99296-322.99
青山120293-102.44
広尾73171-102.34
上野122271-232.22
田園調布82177-102.16
目黒92194-32.11
竹早86178-82.07
本所92190-232.07
井草107215-122.01
深川89179-132.01

実際の三田は、男女別定員緩和実施校のため、女子の合格を多く出すと思います。男子も低倍率では決してないのですが、女子との入試合格最低点のバランスをとるためには女子の合格者数を少し増やす必要があるでしょう。

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入試本番まで残り5日

最終応募倍率が出たところで、残り5日間の過ごし方をきちんと考えましょう。

やるべきことの基本は過去問です。
一方で今年は試験範囲にも変更が加えられています。試験範囲をきちんと確認しながら、除外単元の勉強は避けて、確実に点を取るところで得点するようにした方がよいでしょう。

また、毎回のお話になりますが、最後にモノを言うのは教科バランスです。
得意教科で得点をすることはもちろん重要ですが、苦手科目の方が直前の追い込みで得点を上げやすいです。
特に理科・社会を苦手にしている人は、試験範囲を確認した上で最終チェックを確実に行うようにしましょう。

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