【教師のストレス】相次ぐ教師の不祥事の背景を考える

相次ぐ教員の不祥事を考える教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
ここ数日、教員の不祥事に関するニュースが相次いでいます。昔から問題行動をとる教員は後を絶ちませんが、一日に数件もの不祥事ニュースが流れる状況を考えると、これまでより状況は悪化しているのではないかと思います。
今回は「相次ぐ教員の不祥事の背景を考える」というテーマです。

教員の不祥事の背景を考える

◆教員の不祥事報道が相次いでいる
⇒暴言・暴力・セクハラ等、枚挙にいとまがない状態
コロナ禍で身近な存在への問題行動が増えている傾向
◆教員も人間であるという前提に立つべき
⇒問題行動は許されるわけではないが、ストレス過多の環境も問題視されるべき
研修や訓示で減るような問題ではない

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相次ぐ教員の不祥事

ここ数日のニュースで、学校教員の不祥事に関する記事が目立っています。

報道日付内容
5/16岩手県でセクハラや不適切発言をした高校共有が懲戒免職処分。
5/16浜松市で男性教諭が教え子と不適切な行為で免職。
再発防止に向け、臨時校長会を実施。
4/29埼玉県で東部地区の公立小学校共有が暴行やわいせつ行為で懲戒処分。
4/20岡山市で2月に小学校校長が盗撮容疑で逮捕。
再発防止に向け試行長を対象に研修会を実施。

「校長先生が盗撮で逮捕」などは、ありえないと思いますが、このような事態が起こる時代になってきたという受け止めも必要だと思います。

まさお
まさお

短時間にこれだけの不祥事ニュースが流れています。
過去にもいろいろ問題高校の報道がありましたが、件数が増えているように見えますね。
この背景は何なのでしょうか?

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コロナ禍でストレスが増大

学校の教員と言えども人間です。

不祥事の件数は文科省の統計データなどできちんと検証しなければいけませんが、明らかに日常業務の忙しさとコロナによる制限でストレスが増大しているのは間違いないでしょう。

コロナでDVが急増

コロナ禍で行動範囲が制限されたことで、日常生活で身近にいる人への暴言や暴力が増える傾向にありました。

ある調査では、2020年のコロナ禍による外出制限以降、DV相談件数がほぼ倍増しています。

DVの相談件数は昨春の緊急事態宣言時に一気に増えた......
https://www.j-cast.com/kaisha/2021/08/16418058.html より

性暴力・性犯罪増加

DV増加と合わせて性暴力・性犯罪も増えています。

性暴力や性犯罪の相談件数は増えている
https://www.j-cast.com/kaisha/2021/08/16418058.html より

2020年の5月まで外出制限がありましたが、それ以降6月から一気に相談件数が増えています。

まさお
まさお

全員がストレスで問題行動に出るわけではありませんが、ストレスで精神的に追い詰められた人が多数いるのも事実です。この前提をきちんと受け止めないといけないと思います。

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研修会では不祥事は減らない

ここまでの状況を考えると研修会で不祥事が減るとは思えません。

抜本的に教員の働き方やプライベートな時間が充実するような施策を打つ必要があると思います。

短期的には難しいかもしれませんが、教員の勤務時間や休日取得、日々の業務における業務総量の減少といった基本的な対策をきちんとやっていくことが重要です。

教員の不祥事についてはもう少し調査をしてみたいと思います。

まさお
まさお

問題があると知って、何も手を打たないわけにはいかないので、臨時校長会や研修会で問題行動を抑止する動きを取ることは重要ですが、その背景にあるものをきちんと考えることが重要だと思います。
教員はどうしても「教育者」というレッテルからより人格的に高いものを求められる傾向がありますが、その発想で個人に努力を促すやり方は古いものではないかと思います。
「教育者」の前に一人の人間であるという事実にきちんと向き合って、不祥事が起きにくい労働環境を作ることにも目を向ける必要はあると思います。

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