首都圏の公立高校入試情報が連日飛び交っていますが、2023/2/10に埼玉県教育委員会は2/10段階の志願状況を公表しました。出願締め切りは2/13で、その後志願先変更も入りますから数字はまだまだ動きますが、人気の趨勢はこれで見てくると思います。
今回は「2/10段階埼玉県公立高校志願倍率速報」をお届けします。
埼玉県公立高校志願状況
2/10、埼玉県教育委員会は「彩の国 さいたま公立ナビゲーション」にて2023年度実施の埼玉県公立高校の志願状況を公開しました。
出願期間は2/13(月)まで、志願先変更は2/15・16で受け付けられ、2/22が学力検査実施日となります。
コロナ対応もあり、これまで2月の最後にやっていた入試が少しずつ前倒しになっています。今年も、追検査を3/6に実施することもあり、入試日程が早まっています。
埼玉県公立高倍率校10校
埼玉県公立高校の高倍率校10校は以下の通りです。
2倍を超えた学校は3校です。
順位 | 学校名 | コース名 | 入学許可 候補者数 | 志願者数 | 志願倍率 | 前年同期 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大宮 | 理数科 | 40 | 113 | 2.83 | 2.88 |
2 | 市立浦和 | 普通科 | 240 | 550 | 2.29 | 2.20 |
3 | 川口市立 | 理数科 | 40 | 87 | 2.18 | 2.05 |
4 | 越谷北 | 理数科 | 40 | 80 | 2.00 | 1.68 |
5 | 川口市立 | 普通科 | 280 | 544 | 1.94 | 1.87 |
6 | 市立大宮北 | 理数科 | 40 | 71 | 1.78 | 1.63 |
6 | 大宮光陵 | 美術科 | 40 | 71 | 1.78 | 1.08 |
8 | 新座総合技術 | デザイン科 | 40 | 67 | 1.68 | 1.45 |
9 | 浦和 | 普通科 | 358 | 597 | 1.67 | 1.41 |
10 | 川口市立 | スポーツ科学 | 80 | 127 | 1.59 | 1.26 |
上記の通り、高倍率上位10校のうち4校が理数科となっています。
もともと募集定員が少ないうえに普通科へのスライドもあるので、理系科目が得意な人は理数科に流れやすいというのもありますが、理数科人気が依然続いています。
普通科のトップは相変わらずの市立浦和で2.29倍です。中学募集がある関係で定員枠が他校よりも少なく高倍率になりがちです。
これまで倍率トップ10に長らく顔を出してこなかった男子校の浦和高校が今回9位に入りました。
埼玉はトップ校が男女別学ですが、受検生は共学志向がありどうしてもトップ校に上位生が集まり切らないという傾向があります。
共学の人気校として大宮や市立浦和に学力的にトップ層には入れる生徒が流れていく現象がずっと続いています。
東京の日比谷や神奈川の横浜翠嵐とは違った受検生の動きになっていますね。一方で埼玉はトップ校の共学にはOBを中心に根強い反対もあり、すぐには動けなさそうです。この問題もずっと注視しておく必要がありますね。
公立高校で倍率が2倍を超えたら、よほどの実力がないと確実に合格を見込むことは難しいです。1科目大きなミスをするとあっという間に順位を大きく下げますので、確実な得点力が求められます。
志願先変更期間で、高倍率入試に自信のない層が他校に流れていくはずですので、最終倍率はもう少し下がってくると思います。
志願期間終了後にまとめた数値も別途アップします!
コメント