こんにちは。まさおです。
緊急事態宣言が解除されたばかりですが、感染者は増加の一途をたどり始めました。関西では過半数が変異型という報道もあり、コロナも新しい様相を呈し始めています。特に変異型は子どもへの感染力が高いので心配です。
今回のテーマは「変異型の子どもへの感染力と今後の展開」です。
変異型の子どもへの感染力
国内で急拡大している変異型ウイルスですが、子どもへの感染力の強さがいろいろなところで指摘されています。
以下は4月4日の日経の記事ですが、変異型ウイルス感染者670人余のうち、10歳未満の子どもが12%を占め40代について多いことが指摘されています。
感染した子どもが重症化する例は稀だが…
変異型が子どもへの感染力が高いのは間違いなさそうだが、感染した子供自体が重症化する例は稀のようです。日本小児科学会が以下のような発表をしています。
http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20210323_SARS-CoV-2%20Mutants_Statement.pdf
一方で、感染した子どもが家庭内で家族、特に高齢の祖父母などに感染させてしまう可能性などを考えると、子どもに感染しやすい変異型はやはり厄介なものだということになるでしょう。
子どもの学校の様子を見ると、かつての3密対策とは縁遠い感じがします。
今の学校の様子を見ている限り、クラスに感染者がいれば間違いなくクラスの多くの子どもに感染させてしまうと思います。
そこから家庭内で家族にも感染が広がるとすると、子ども本人は元気でも大変厳しい状況が続く可能性があります。
子どもの感染者急増がきっかけで、病床のひっ迫も加速する可能性があります。重症化しないからと言って侮ることはできないと思います。
フランスでは、4月3日より全土で3度目のロックダウンが始まっています。学校も4月5日より閉鎖されるとのことで、変異型ウイルスの感染が猛威を振るっています。
日本国内でフランスと同等レベルの感染状況になるかはわかりませんが、フランスで起こっている事態は正しく受け止めておくべきと思います。
日本の学校も臨時休校になる可能性がゼロではない
日本では、臨時休校はもうしないという前提で様々なものが進んでいるように見えますが、今回の変異型ウイルス影響を考えると、万が一の臨時休校の可能性もゼロではないと思います。
日々の感染者動向とあわせて、子どもの感染動向も注視しておく必要があります。
去年の6月に学校が再開して以来、「学校は休校にならないもの」という前提でここまで進めてきましたし、入試も感染対策をしたうえで予定通り行ってきました。
今回の変型ウイルスの蔓延によっては、この前提を考え直さざるを得ない状況ということです。
ただし、前回と違うのは、全国一斉休校ということではなくインフルエンザによる学級閉鎖と同様に学校単位の休校判断という可能性が高いということです。インフルエンザと異なり、2~3日の学級閉鎖・学校閉鎖ではなく、1~2週間程度の長期にわたる可能性は考慮しておく必要があるでしょう。
オンライン授業を求める声などがまた出てくる可能性があります。
万が一に備えた想定をしておくことが重要だと思います。
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