【再度考えてみよう】短い夏休みの有効な過ごし方

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まさお
まさお

こんにちは。まさおです!
本来なら、7月21日から多くの学校は夏休みに入るはずでした。ところが、新型コロナの影響で多くの学校が夏休みを短縮しました。理由は「学習の遅れを取り戻すため」。そんな理由で貴重な夏休みを短縮してしまってよいのでしょうか?

今回は「夏休みの有効な過ごし方」を取り上げます。

見出し

今年の夏休みは16日間くらいのところが多い
⇒節目として有効な時間を計画的に過ごすべき
これまでの生活をそのまま惰性で過ごしてしまうと2学期に疲れがどっと出る
完全フリーな日を数日作って、やるべきことに時間を割く
⇒日帰り旅行などに時間を割くことも大事。家の中にいるだけはNG。

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夏休みが長い理由

例年ですと夏休みは5週間~6週間というところが多いです。最近は脱ゆとりで、8月25日くらいから2学期が始まる自治体もありますが、おおむね5週間(35日間)程度は夏休みをとることができました。

夏休みが長いのは「学校にエアコンがなく学習効率が上がらない」というのが一番大きな理由のようですが、現在はエアコンを完備した学校も少なくないのですから、もはや夏休みを長くする理由もないのかもしれません

まさお
まさお

一方で、長い夏休みは小中学生にとっては、心の節目でもありました。学校が長期にわたってないこの時間をどう過ごすかを考えること自体にも大きな意味があったと思います。
短い夏休みは節目を不鮮明にして、心の疲労を回復させない可能性があります。2学期以降疲れた生徒がたくさん出てこなければよいのですが…。

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夏休みにやらなければならない3つのこと

今年の夏休みは、例年より短い夏であることには事実です。その中で、充実した夏休みにするにはどんな点に竜すればよいのでしょうか?

私は夏休みには3つの役割があると思っています。

1.学校があるときには経験できない冒険をする機会
2.1学期の疲れをとる、2学期以降に向けた充電の機会
3.学習の取りこぼしを取り戻し調整する機会

それぞれについて確認をしていきましょう。

学校があるときには経験できない冒険をする機会

良くも悪くも学校は朝8時30分から午後4時くらいまで生徒を拘束します。1日の生活時間の大半を学校で過ごさなければならない通常時は、まとまった時間で何かをすることができません。

夏休みは、部活にせよ遊びにせよ、旅行や留学にせよ、学校がないからできる世界の拡大の機会です。

今年はまとまった時間で遠くに行くことはできないかもしれませんが、「日帰り旅行」でもよいので、普段の生活ではできない体験をする機会を作りたいものです。

特に、首都圏以外で多少外出の自由があるのであれば、2~3泊くらいで日常を離れた生活をやってみることが大事です。
学校を離れて「本物」に触れる機会を作りましょう。

1学期の疲れをとる、2学期以降に向けた充電期間

毎日決まった生活を続けるのは楽ではあるのですが、少しずつ心に澱(おり)のようなストレスが溜まっていきます。本人は気づいていないこともあると思いますが、日常を淡々と過ごすことによるストレスは少なからずあると思います。

特に今年は、3月からの休校期間があり、卒業式や入学式のような学校行事もなくなり、中間テストなどもままならず、オンライン授業に参加させられるという、気疲れも相当な1学期だったはずです。

本来は、その(体力面ではなく精神面の)疲れを癒す時間的な猶予が必要なはずです。多くの学校が16日間は夏休みにしてくれているのはせめてもの救いで、その期間を充電期間とするという視点は必ず必要です。

何日かは、自分のやりたいことを気兼ねなくする日を作ることが大事です。読書でも昼寝でもビデオでもよいのですが、思いっきり遊んだと振り返れる日を何日か持つことが大事です。

学習の遅れを取り戻す調整機会

今年は夏休みを短縮し、学校を続けてしまうので、そこが調整機会になっているという見方もできますが、実はそれは正しくありません。

学習の調整機会というのは、自由に与えられた時間を使って、自分なりに弱点克服に取り組む機会ととらえる方が健全です。

「自分の1学期の成績はこんな状態だった。だから2学期に向けてこの夏の間にここまでのことはやっておくべきだ」と考えることが大事で、その経験が自分を成長させるのです。

学校の一斉授業ではなく、自分なりの弱点を見つめなおしてやるべきことをやる時間を確保してほしいものです。そのために塾の先生を利用するのは大いによいことだと思います。

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夏休みのスケジュールの考え方

短い夏にそんな3つもできないよという人も出て来そうですが、夏休みの計画をきちんと立てることでこの3つをすべて成立させることが大事です。

最初に非日常の数日をスケジュール化する

最初にやるべきは、まとまった時間で日常から離れる日(学校ではできない経験をする日)を作ることです。一番わかりやすいのは「お盆」を使ったお墓参りや親戚との交流からスタートする数日間です。

可能であれば日常を離れて、祖父母や親戚の家や旅行先で数日を過ごすことができるとよいと思います。コロナの影響で出かけられるところは限られますが、ずっと家にいるだけというのはちょっともったいないと思います(エリアによりますが…)。

そこで、今の年齢だからこそ見える世界というのを目に焼き付けておくことが大事です。

次に充電をする日を週に1日程度確保する

次にやるべきは週に1日程度、何もしなくてよい日を作ることです。この1日は残った日でやるべきことの予備日の位置づけにもなりますが、「~しなければならない」がないことが大事です。

自分が「何もしなくてよい日」に「何をして過ごすか」というのが最大のテーマです。自分の現在の興味関心と向き合う時間を作ることができ、それが2学期に向けた充電の役割も果たします。

それ以外は勉強に充てる

上記以外の日程は、部活動や学校のプールがなければすべて勉強の時間に充てるとよいでしょう。部活がある場合は、部活の時間を差し引いて、それ以外を勉強に時間に充てるとよいと思います。特に受験生はできるだけ勉強時間をとるようにしましょう。

前2つの項目をきちんと果たすと、16日間の夏休みの内、5~6日は外に出かけたり、自由に使える日に充てることになります。残った10~11日間を集中して勉強に充てることで、学校の宿題や塾の宿題をやり切ることにするのです。

まさお
まさお

例年に比べれば勉強の総量は減るかもしれませんが、夏休みに経験しておくべき要素をすべて入れた方が、2学期以降の生活に張りが出て来ます。惰性で夏休みをなんとなく過ごさないようにした方が、その後の結果もよいものになるはずですので、ぜひ、上記の留意点を意識した夏休みにしていきましょう!

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