こんにちは。まさおです。
8月に入り、入試に向けた学習も本格化する時期ですが、志望校選びは順調でしょうか?
絶対にやってはいけないのは、偏差値や大学入試実績だけで学校を決めてしまうことです。
今回のテーマは「志望校選びの必須ポイント」です。
偏差値や大学合格実績で学校を決めてはいけない
志望校を決める際には様々な視点が必要になってきます。
代表的な項目は以下の通りです。
- 学校の雰囲気(校風)
- 通学時間(立地)
- 男子校・女子校・共学の別
- 進路状況(大学入試実績)
- 入試の難易度(偏差値)
細かく上げればもう少し項目はあると思いますが、多くは上記の5つの観点で整理できると思います。
多くの受験生が陥りがちなのが「入試の難易度(偏差値)」と「進路状況(大学入試実績)」を重視する考え方です。
視点として間違っているとは言いませんが、それだけで決めると後で後悔するケースが多いのも事実です。
たとえば、
授業が毎日7時間あって部活は禁止されてしまった。これでは高校に通っているのか予備校に通っているのかわからない。
とか
友達関係がなかなかうまくいかずに学校が楽しくない。これでは勉強や部活にも集中できない。退学しようかと考えている
といったケースが意外と多くあるのです。
偏差値や大学入試の実績はその学校の一面は表しますが、全てではないということを意識しておきましょう。
校風と通学時間を意識することが重要
偏差値や合格実績は重要な指標ですが、それだけでは学校選びは不完全です。
何が大事かというと、「校風」と「通学時間」の2点です。
校風が自分に合っていればその学校で自分をどんどん磨ける
中学と違って高校は、自分の人生をどう進めていくか、大学の学部選びと合わせて考えなければならない難しい時期です。
多くの高校生は自分の将来のイメージを明確に持てずに、悩んでいます。そんな中で自分と似たような悩みを抱えている友達やその悩みに向き合ってくれる先生、アドバイスをくれる先輩といった周りの人たちとの関係性をどう作れるかが非常に重要なポイントになります。
その意味では、志望校の候補には必ず受験生本人が足を運んで、在校生や学校の先生の様子を直接見ることが大事です。
可能であれば個別相談会等で先生に直接学校の様子などを聞いてみて、その先生がどんな風に返してくれるかを見るようにしましょう。
その中で、この学校なら3年間毎日通ってもやっていけそうという雰囲気を感じることができれば、候補としては合格です。
あとは入試の難易度や自分の学力との見合い、将来的な志望大学への進学実績なども視野に入れて、実際に受験をするかを考えるとよいでしょう。
無視できない通学時間
もう一つの重要な要素は「通学時間」です。
かつては、片道2時間くらいかけてでも自分に合った学校に通うことに価値がありました。
今はコロナの状況もあり、通学時間が長いこと自体があまり好ましいことではなくなってきました。
もちろん、本当にいい学校に巡り合えて片道2時間でも苦にならない学校であれば、その学校を第1志望にすればよいと思いますが、そうでない場合は、1時間以内で通える学校を中心に学校選びをする方がよいと思います。
たとえば、コロナ以外でも大地震が起きたときの帰宅の問題など、通学時間が短ければ自転車や徒歩で学校から帰って来られるところが、距離がボトルネックで帰れないなどの問題も現実的には起こりうる時代になってきました。
まずは、志望校の候補となる学校に実際に足を運んで通学経路の様子を把握してみましょう。電車での通学を想定する場合は、可能であれば夏休み中の平日朝8時ごろに学校の最寄り駅につくようにして、通勤者との接触状況を見ておくことも重要な視点です。
それで、3年間毎朝この状況で学校に向かうことが問題ないと思えればその学校を候補として決めるとよいでしょう。
志望校決定には実際に通う受験生本人の意志が重要です。間違っても周りが学校を決めてはいけません。周囲の大人は候補を上げるところまででとどめ、最後の判断は本人に決めてもらうことが大事です。
そのプロセスを踏まないと、入試結果にも責任が持てないですし、3年間通えず退学といったケースもあり得ます。自分で選んだという状況を作って入学できるように導くことが肝要です。
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