
こんにちは。まさおです。
タイムズ紙の高等教育専門誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」が世界の大学ランキング2022を発表しました。トップ200に日本の大学は東京大学と京都大学の2大学のみランクインしています。
今回のテーマは「世界の大学ランキング2022」です。
◆世界のトップ200大学に日本は2大学のみ
⇒東京大学が35位、京都大学が61でランクイン
⇒中国はトップ200に10大学がランクイン
⇒韓国はトップ200に6大学がランクイン
日本の大学は国際比較ではアジアのトップにもなれない状況
世界大学ランキングとは?
英国のタイムズ・ハイヤー・エデュケーションが毎年世界の大学の以下の4項目を点数化して順位付けをしています。
- 教育(評判調査や博士号取得者の比率など)
- 研究(評判調査や研究関連の収入など)
- 論文の被引用数
- 産業界からの収入(外国人学生比率や日本人学生の留学比率など)
- 国際性(外国籍の学生や教員の割合など)
以下のページから年度別・国別・学部別といったフィルターをかけてランキングを見ることが可能です。

ちなみに2021年3月25日には日本独自の評価指標で大学をランク付けした日本版を発表しており、このブログでも取り上げています。
上位にランクインした日本の大学一覧
日本の大学で上位500位にランクインしたのは以下の大学です。2年比較できるように表にしてみました。
| 2022 国内順位 | 2022 |
|---|---|
| 1 | 東京大学(35位) |
| 2 | 京都大学(61位) |
| 3 | 東北大学(201-250位) |
| 4 | 大阪大学(301-350位) |
| 4 | 東京工業大学(301-350位) |
| 6 | 名古屋大学(351-400位) |
| 7 | 産業医科大学(401-500位) |
| 7 | 横浜市立大学(401-500位) |
| 2021 国内順位 | 2021 |
|---|---|
| 1 | 東京大学(36位) |
| 2 | 京都大学(54位) |
| 3 | 東北大学(201-250位) |
| 4 | 東京工業大学(301-350位) |
| 5 | 名古屋大学(351-400位) |
| 5 | 産業医科大学(351-400位) |
| 5 | 大阪大学(351-400位) |
| 8 | 九州大学(401-500位) |
| 8 | 東京医科歯科大学(401-500位) |
| 8 | 筑波大学(401-500位) |
上記の通り、2021年度は10校ランクインしていましたが、2022年度は8校に減っています。コロナがランキングに影響を与えている可能性もあります。
横浜市立大学は前年度601-800位のレンジにいましたが、今回200位ほど躍進しています。
論文引用数が大きく伸びています。
日本の大学はアジアのトップではない
国内比較は上記の通りなのですが、問題は国際比較です。
アジア地域だけで見ても日本の大学はもはやアジアをけん引するような研究機関ではないという評価が下されています。
| 順位 | 日本 | 中国 | 韓国 | 香港 | シンガポール |
|---|---|---|---|---|---|
| 1-100位 | 2大学 | 6大学 | 2大学 | 4大学 | 2大学 |
| 101-200位 | 0大学 | 4大学 | 4大学 | 1大学 | 0大学 |
| 201-300位 | 1大学 | 2大学 | 3大学 | 0大学 | 0大学 |
| 301-400位 | 4大学 | 5大学 | 1大学 | 0大学 | 0大学 |
詳細はスコアの打ち合わせを精緻に見ていく必要がありますが、全体の印象としては「論文引用数」と「国際性」で大きくスコアを落としているようです。
日本の4月はじまりなどは国際的には大きく後れを取る一因だと思いますが、国際社会における日本の位置を考えると高等教育はもっと大胆な改革が必要だと思います。

日本はこれまで独自の強みで国際社会をリードしてきましたがグローバル化の流れにおいては島国であることがかえってマイナスになってしまうようです。
もっと海外と交流しやすい環境を作ることが費用なのかもしれません。
ちなみに世界のトップなどは以下のページから確認可能です。




コメント