こんにちは。まさおです。
10/7、令和4年度大学入学共通テストの出願が締め切られました。
大学入試センターは10/7、17時段階の出願者数を公表しました。初日出願数は前年の87.3%でしたが、最終日はどのような状況になったのでしょうか?
今回のテーマは「令和4年度大学入学共通テスト出願状況」です。
10/7 17時段階の出願者数は前年比97.5%
最初に今年の高校3年生の数を前年と比較しておきましょう。
2021年度の高3生は約114.1万人で前年の116.7万人に比べて2.6万人の減少となっています。高3生数は前年比で97.8%となっています。
前年と同様の出願率であれば、現役生の出願数が前年比で97.8%程度となるはずです。
実際の出願数は以下の通りです。
区分 | 本年出願者数 | 前年出願者数 | 割合 |
---|---|---|---|
現役生 | 433,491 | 440,555 | 98.4% |
既卒生 | 68,490 | 74,096 | 92.4% |
合計 | 501,981 | 514,651 | 97.5% |
大学入試センターが発表した資料はこちらから確認してください。
出願は10/7消印まで有効のため、例年4%程度は最終出願時に増えることになります。
【現役生の占有率比較】
本年:433,491/501,981⇒86.4%
前年:440,555/514,651⇒85.6%
上記の通り、全体に占める現役生の割合は微増となっています。
高校3年生の人口は97.8%となっていますが、現役生の出願数前年比は98.4%となっていますから、出願する生徒の割合は微増しているということになります。
最終出願見込み数
10/7 17時段階の出願数が毎年発表されますが、出願は郵送で10/7消印有効のため、最終的にはもう少し出願数が増えていきます。
前年度の出願最終日17時段階の数字と最終出願数をもとに、今年の最終出願数を試算してみましょう。
前年は出願最終日の数字が514,981名、最終出願数が535,245名へと約4%増加しました。
それをベースに最終出願数を試算すると以下のようなイメージになります。
現役生=433,491名×104.0%⇒450,830名
既卒生=68,490名×104.0%⇒71,229名
合計=522,059名
前年に比して1万名強出願者数は減る見込みということになります。
昨年は初めての共通テストということで、浪人生が受験回避をして前年比82.4%と2割弱の受験者減がありました。今年はさらに出願者が7%程度減っています。
浪人生の正確な数字が取れないので具体的な言い方が難しいですが、大学入試が総合型選抜等を中心に一般選抜回避に動いた結果、浪人生の数がかなり減っていると考えるのが妥当だと思います。このトレンドはしばらく続くのではないかと思います。
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