【自分の型を持て!】成績が上がる自習の仕方 5つのポイント

成績が上がる自習の仕方 5つのポイント 学習方法・学習ツール
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まさお
まさお

自習室で勉強時間は確保しているのに、なかなか成績が上がらない
毎年、受験生からこんな声が聞こえてきます。2カ月たっても成果が出ない場合は何か原因があるかもしれません。
自習の仕方にはその生徒なりの型が現れやすいのですが、やり方次第で時間を無駄にしてしまうこともあります。

今回のテーマは「成績が上がる自習のやり方5つのポイント」です。

成績が上がる自習のやり方

◆自習時間はアウトプットの練習時間
自分で仕上げると決めた問題集を集中して徹底的に解きまくる
⇒3分考えても解き方が分からない問題は問題番号にマーカーをつけ次に進む
⇒マーカーがついた問題は解答を見て解き方を確認⇒自力で再度解く
解答を見てもわからない問題のみ質問を持っていく
1時間に何問の正解を自力で出せたかを計測するとよい!

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自習の時間は自力のみで解答を出す練習に充てる

塾で自習室の様子を見ていると、誰からも自習の仕方を教わっていない生徒は教科書を読んだり、漢字を何回も書いたり、友達に質問したりといったそれぞれ自己流の学習を進めています。

このようなやり方は、間違いとまではいいませんが、少し効率が悪いです。

まさお
まさお

自習時間は学習の大半を占める重要な時間なのに、そのやり方をきちんと教わる機会があまりないのが実情です。どうすればよいかを整理しておきましょう!

自己流の自習の問題点とは??

自己流の自習は、成果が出にくいケースがあるので注意が必要です。

  • 教科書を読む
    ⇒どこまで頭に入ったか分からないし、眠くなりがち
  • 漢字や英単語を何回も書く
    ⇒すでに覚えた漢字や英単語を書いていることも多く時間が無駄にことが多い
  • 友だちに質問をする
    ⇒友だちの自習時間をつぶしてしまう可能性もあり効率が悪い

自習では結局何をすればよいのか??

では、どうすれば自習の効率を上げられるのでしょうか。

自習とは名前の通り「自ら習う」ということで、孤独な作業であるべきです。友達としゃべる必要などなく、耳栓などをして自分の世界に没頭して行うことが前提です。

その自習の特徴を前提とすると以下のような考え方きわめて有効になってきます。

自習の本質を「誰の力も借りずに解答にたどり着ける力を身につける」と考えてみましょう。

受験生の当面のゴールは入学試験です。入学試験は、制限時間内に誰からのヒントもなく、何も見ずに自分の力だけで正解を出す作業です。

入学試験で高得点を出して合格するには、自分の頭に入っている知識や解法を誰の力も借りずに使いこなせることが重要になります。

自習室で培うべき力とはこの「誰の力も借りずに解答にたどり着ける力を身につける」ことなのです。

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自習時に心がけること5選

では、自習時には何を心がけるべきでしょうか。
ポイントを5つ紹介します。

1.徹底的にやりこむ問題集を決める

自習時にやる問題集をこれと決めます。

これは英単語集などでもよいですし、過去問題集、塾のテキスト、先生から指定された問題集などで構いません。

重要なことは「この1冊を徹底的に仕上げるぞ」と決めた問題集を持っていることです。

何をやるべきかが明確になれば自習時に迷いがなくなり即集中できるようになります。

2.決めた問題集を解きまくる

自習の時間はこれと決めた問題集の問題を片っ端から解いていきます

レベル的に明らかに手を付けるべきでないページがある場合は、飛ばしてもらっても構いません。先生からレベル的にすべてできるようにしておくべきと言われた場合は難しくても逃げずに取り組みましょう。

1分、1秒を惜しんでできるだけたくさんの問題を解くことを心がけます。
すぐに休憩に行ったりしてはダメです。50分自習をして10分休憩などのサイクルを決めたら、その50分間はわき目もふらずに解きまくるようにしましょう。

3.3分考えて答えがない場合はマーカーで印をつけて飛ばす

問題集を解きまくっていると、当然解けない問題にぶつかります。

解けない問題にぶつかったときに対応方法がとても重要です。

数学など解法が分からなければ手が出ない問題は3分程度は粘って考えてみましょう。3分考えても解き方が頭に浮かばない場合は、それ以上引き延ばさずに問題番号にマーカーで色を付けて、先に進めてしまうことが大事です。

大学入試で国立の2次試験など、粘った方がよい問題もあるのですが、それもわかったことまでを書いて手が止まってしまうようでしたらそれ以上粘らずに先に進めた方がよいと思います。

4.マーカーを付けた問題は解答を見て解き方を確認

マーカーを付けた問題は、解答を見て解き方を確認しましょう。

自習で重要なのは解答の使い方です。

解答を見て解き方がわかるなら、その流れを頭に入れて、もう一度解答なしで自力で解けるか確認しましょう。それで自力で解けるようになったらOKです。

また、2週間程度経過したら、マーカーが着いた問題だけをピックアップして解いてみます。それだけで自分の弱点を効率的に見直すことができるようになり効果が上がります。

5.解答を見てもどうしてもわからないときは質問

ここまで来てやはり解き方が分からないという場合は、塾の先生に質問をしましょう。

最初から質問をすると自力で解く力がつかないのと、質問される先生の時間を無駄に奪ってしまうので、質問は質問すべき項目をまとめて最少時間で聞くようにすることが大事です。

塾の自習室を見ていると、質問時間を楽しいコミュニケーションの時間として、先生と長い時間談笑しながら質問をしている受験生も多く見かけます。

やり方としてそういう方法で不安をコントロールするというやり方もあるのですが、効率的にはかなり悪く成績向上の観点ではあまり良い結果が出ません

まさお
まさお

自習の本質と質問をやり方をきちんと理解しておきましょう。
このやり方は自分を追い詰める、ちょっときつい勉強法ではありますが、確実に成績が伸びます。合格のために自習をしているなら、より合格に近づきやすい自習を進めましょう。



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