【近大が9年連続トップ】2022年度私立大学志願者数ランキング

2022私立大学志願者数ランキング 大学入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
国立大学の前期日程の発表も終わり、大学入試も大きな山は越えてきた感があります。
今年の私立大学の志願者数動向について確認をしておきましょう。数字をそのまま受け止めずに少し背景を考えることが大事です。
今回のテーマは「私立大学志願者数動向」です。

2022年度私立大学志願者数動向

◆トップは9年連続で近畿大学
総志願者数は15万人強で前年比113%
◆2位は千葉工業大学
⇒総志願者数は13万人余り
共通テストの成績を利用する場合は受検料が免除
共通テストの使い方で受検者数が大きく変動するので注意が必要

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私立大学志願者ランキング

2022年度の私立大学の志願者ランキングをAERAdot.が特集しています。
詳細は以下のリンクからご確認ください。

トップ20のランキングをまとめると以下のようになります。

順位大学名志願者数
(3/7段階)
昨年最終増減昨年比(%)
1近畿大学153,697135,97917,718113
2千葉工業大学131,688108,70722,981121
3法政大学108,28090,94817,332119
4明治大学102,04599,4702,575103
5東洋大学98,09689,8218,275109
6早稲田大学93,84391,6592,184102
7日本大学90,28597,948-7,66392
8立命館大学87,51183,5123,999105
9関西大学77,87579,526-1,65198
10中央大学63,35578,534-15,17981
11立教大学62,64665,475-2,82996
12龍谷大学55,65356,379-72699
13東京理科大学53,75149,3014,450109
14青山学院大学47,83940,1237,716119
15専修大学46,26647,381-1,11598
16同志社大学45,85444,4811,373103
17福岡大学43,68944,072-38399
18東海大学41,89544,321-2,42695
19名城大学38,84335,8273,016108
20慶應義塾大学37,89436,6811,213103

トップは9年連続で近畿大学。知名度も上がり受験生も安定して集まっています。

2位は千葉工業大学です。受験生も23,000名近く増えています。共通テストを使った入試は受験料を免除するという制度で多く受検生を集めていることに加え、今年はA日程の数学と共通テストの数学のみで全学部全学科を受験できる制度など、受験生にお得感を訴える戦略で受験生集めに成功しています。

一方で、7位の日本大学は理事長逮捕などスキャンダルによる受験生離れが影響して、志願者数が前年比92%にとどまりました。

中央大学は昨年実施していた受験料の免除制度をなくして有料化したことで志願者が大きく減っています。

まさお
まさお

ここまででわかることは受検生の増減はその大学そのものの人気という要素もあるのでしょうが、むしろ入試制度や受験料制度の方が大きく影響をしていると言えます。
大学の実受験者数や合格者数を見ていかないと、共通テストの成績で受検料無料で受けられるところに志願者が多数集まっているような事態は見抜けないでしょう。

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志望大学選びと志願者数はあまり関係ない

このような数字の話をすると、受験生は志願者が多いところは倍率も高くて合格しづらいのではないかと考えがちかもしれません。

しかしそんなことはありません。「志望大学選びと志願者数動向は無関係である」と理解しておきましょう。

先ほど書いたように、今の大学入試制度は、一部に受験料免除制度が入ってきたために、実際に受験するかどう変わらない学生が多数出願飲みしているケースが増えてきています。
その大学の実力を見るには、実受験者数・合格者数・入学手続き者数を正しく比較することが重要です。

志願者数ばかり多くて、当日の受験者が大きく減っている場合は、「念のため出願」が多くその大学の実際の人気を表していないかもしれません。

まさお
まさお

私立大学の志願者動向は世の中全体の動きをとらえるために使い、自分の志望校の動向はもう少し詳しいデータに当たってみることをお薦めします。

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