私大出願者数トップ20の動向 ~浪人減とコロナ対応の影響~

大学入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。

大学通信が私大の出願者数をまとめてホームページ上で公表をしています。
今年は早稲田大学の出願者数減が話題になりましたが、私大全体はどのように推移したのでしょうか。コロナ対応も大きく影響を与えたようです。

今回のテーマは「私大出願者数トップ20とコロナ対応」です。

私大出願者数トップ20とコロナ対応

◆3/2時点の出願者数トップは近畿大学
⇒出願者数は13万人余りで2位以下に大差。近大の8年連続日本一は確実
◆早稲田大学は10万人割れ
政治経済学部の入試改革は出願減を見込んだもので一概に悪いことでもない
◆対面授業を打ち出している私大は出願者増加傾向
⇒全体が減少基調の中、増加しているのは対面授業方針が出ているところに多い

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21年度私大入試出願状況全体像

今年の私立大学の入試出願状況は大学通信のHPで確認ができます。

2024年 入学志願者速報 | 大学通信オンライン

ページが各大学ごとに分かれているため、全体を俯瞰してみることができません。
Webサイトでは、先日Yahoo!ニュースにも掲載された「NEWSポストセブン」の記事がわかりやすくまとまっています。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

トップ20は以下のような状況です。

NEWSポストセブンの記事より
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浪人生減で全体は減少基調

上記の表でわかる通り、多くの大学で出願者数を減らしているのがわかります。
背景は以下の2つが考えられます。

共通テスト初年度で浪人生が少ない

共通テスト出願数のところでも説明しましたが、今年は浪人生が例年に比べて少ないのが特徴です。共通テスト初年度ということで、昨年浪人を選択した受験生が少なかったということです。

共通テストの出願締め切り日の出願状況は以下のような数値でした。浪人生が2割近く減っています

区分本年出願者数前年出願者数割合
現役生440,555441,02099.9%
既卒生74,09689,89782.4%
合計514,651530,91796.9%

また、浪人生は私大を多く併願する傾向がありますので、浪人生の減少は私大の出願数減に拍車をかけたということができるでしょう。

コロナ禍による出願校数減

2つ目の要因は新型コロナです。緊急事態宣言下での入試となった今年は遠方の受験もしづらかったですし、入試に何回も出かけることもリスクが感じられ、1人当たりの併願校数も減少せざる得ないという状況がありました。

1人当たりの平均出願校数は出ていませんが、例年より下がったことは間違いないと思います。

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出願者増減の背景

いくつかの大学の出願者増減について考えてみます。

早稲田大学の出願者減

今年は様々なニュースサイトや週刊誌が早稲田大学の出願者減を取り上げました。どのニュースもよくない傾向として出願者減を取り上げていたようです。

もちろん出願者が減れば受験料収入も下がるわけで、決して良い話ではないのですが、従来の物量重視の入試の先に未来がないと考えた早稲田大学側の入試改革は出願減を織り込んだ改革であったようにも見えます。

特に数学を必修化した政治経済学部は1学部で4,000名以上の出願者減となりました。法学部が逆に出願者を増やしていることなどを考えると総数だけで判断をするのは少し早計かもしれません。

早稲田大学の出願動向については以下の記事も参考に。

民間英語試験導入の立教大は出願者増

出願者数トップ20の中で大きく出願者を増やしたのは立教大学でした。

多くの学部で大学独自の英語試験を廃止し、「民間英語試験」または「共通テスト」のスコアを使えるようになりました。

受験生からすると入試日当日の負担減になることは間違いなく、同じレベルの大学を受験するなら立教がいいのでは?という選択ををするケースが多かったと思います。

対面授業を打ち出した龍谷大は出願増

出願前に21年4月以降の授業を「原則対面」と打ち出した大学は受験者を集める傾向にありました。

龍谷大学は前年よりも3000名近く出願者が増え、まだ増える状況にあります。

コロナ禍で大学の授業の大半がオンライン化し、いまだにオンラインが残っている状況下で大学生は学業以外の友達付き合いなどのキャンパスライフも大事にしたいという心理が働いています。

ここは感染リスクとのトレードオフですし、クラスターを発生させた京都産業大学が出願者数を減らしていることを考えると風評被害のリスクもそれなりにあるとみるべきです。

とはいえ、ワクチン接種も始まっており、今後、感染予防施策のレベルが以前に比べて順次緩んでいく可能性を考えると「原則対面」というのも間違いではないと思います。

まさお
まさお

21年度入試はまだ終わったわけではありませんが、今年の振り返りをきちんとして次年度以降どう対応すべき考えていくことが重要です。

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