国語の現代文読解を苦手にしている人は多いと思います。
国語は他の教科と違って今日2時間勉強したからといって明日のテスト結果にはあまり影響はありません。
しかし、考え方を少し変えるだけで成績が上がり始めることもよくあるのです。
今回は勉強せずに国語の成績を上げる方法です。
国語の成績と読解力
長い間国語の指導をしてきて気づいたことの一つに読解力と国語の成績は無関係であるということがあります。
世の中の参考書や問題集はすべての生徒がきちんと文章を読んでいる前提で解説を書いていますが、実際の生徒の行動はそれほど誠実ではなかったのです。
多くの生徒は苦手意識からそもそも文章を読むことを面倒くさがっていました。テストなのだから丁寧に文章を読むだろうと思いきや、読みながら他のことを考えていたり、酷い時は本文を全く読まずに設問と選択肢だけを読んで解答していたりといったことに気づいたのです。
この生徒たちは読む力がないのではなく、読む気がないのだということに思い至りました。
文章との向き合い方を変えさえすれば勉強しなくても成績は上がられると思いました。
文章の特性を知る
読解問題の得点を挙げようとする際に、文章の基本的な性質を知っておくと便利です。
それは当たり前のことなのですが、文章の特性として、今書かれている文章の内容と関係の深い内容はその文章の直前か直後にあるということです。
日常の会話でも、現在の会話内容に関係の深い内容は直前か直後、時間的に近いところにあることが多いのです。
国語の読解においても全ての文を均等な力配分で読むのではなく、注意深く読むところと軽く流し読みするところの緩急をつけることで短時間で要点を取り出すことができるようになります。
これをやってみるだけで結果は変わる
では、現代文のテストではどんなことをすれば良いのでしょうか?
過去にこれで多くの生徒が国語に目覚めて行きました。
ある生徒は、これをきっかけに自信をつけ、1年間で国語の偏差値を10以上上げています。
だまされたと思ってやってみてください。
全体の内容をざっと頭に入れて、設問で問われているところを丁寧に読むと基本的な問題はほぼ確実に得点できるようになります。
ここをきっかけに読解力を安定させていくと、より難易度の高い問題に正解できるようになっていきます。
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