毎年、新学年が近づくと辞書に関する質問が増えてきます。
それなりに高い買い物なので、長く使えて効果のある辞書を選びたくありませんか?
この記事では、紙の辞書と電子辞書、どちらを選ぶべきかを考えたいと思います。
結論:たくさん引ける方が正解!中高生は電子辞書が多い
なぜ辞書を持つべきなのか
結論の前に。
そもそも、なぜ辞書を持つべきなのでしょうか?
・先生に買えと言われたから?
・持っていると安心だから?
・今はスマホで何でも調べられるから辞書事態不要なのでは?
はっきり言えば、知らない言葉なんで周りの大人に聴けば教えてくれるはずです。
よく周りの大人が安易に大人に聞かないで、辞書を引きなさいとか言っていますが、あれは自分の解答に自信がないからです、間違いなく。
まじめに辞書を持つべき理由について書いておくと以下の通りです。
①自分からものを調べようとする癖がつく
②自分が能動的に調べた言葉の方が記憶に残る
③調べた言葉に線を引いたり付箋をつけたりすることで、言葉の積み上げ学習ができる
辞書選びの基準は、1日に何回引けるか
辞書選びの基準は「1日に何回引けるか」です。多く引ける方を選びましょう。
どんなにいい辞書でも引かなければ持っていないのと一緒です。
一般的には電子辞書の方が持ち運びやすいため、引く場面を増やしやすいと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?
そもそも、皆さんは1日にどれくらい辞書を引きますか?
1日に30回以上辞書を引くくらいなら学力はかなり伸びるはずです。
紙の辞書でも電子辞書でも常に机の上に置いておき、気になる言葉が出てきたらすぐに辞書を引く習慣がつけましょう!
紙の辞書 vs 電子辞書 ~メリットとデメリット~
どっちが多く引けるかとだけ言われても迷う人もいると思うので、メリットとデメリットをまとめてみましょう。
種類 | メリット | デメリット |
電子辞書 | ・携帯しやすい ・キーボードで打つだけ。引くのが早い ・1台に何種類もの辞書が入っている ・リスニング等の機能がある ・複数の辞書の横断検索ができる | ・紙に比べて前後の語句が見づらい ・辞書のセットが固定 ・価格が高い |
紙の辞書 | ・付箋紙を貼ったりや書き込みがしやすい ・前後の語句が見やすく、一覧性が高い ・電子辞書に比べて価格が安い | ・種類ごとに分かれていて、重い ・引くのに時間がかかる |
こんな感じでしょうか?
電子辞書は1台に何十冊もの辞書が入っているので、1冊辺りに直すと安いですが、買い物としては大きな出費になりますね。
1度買った辞書を5年~10年近く使うと考えれば、多少値段が高くてもいいものを買った方がお得という考え方もできます。
選ぶ基準として、机の上において辞書を引く自分を想像してみてください。
どんな所でも紙の辞書を持ち運んでひけるようなら紙の辞書でよいと思います。
一方で、紙の辞書を持ち歩くのは厳しいと思えば電子辞書がよいと思います。
塾や予備校の現場で見る限りは多くの生徒は電子辞書を選んでいます。
そして、授業中に先生の話を聞きながら気なる語句が出てくるとその場で辞書を引く生徒も多数います。(先生の側は自分の説明が辞書と違っていないか、軽くプレッシャーがかかりますww)
【おまけ】1日に30回以上辞書を引くには?
学校や塾・予備校の授業中には必ず机の上に辞書を置いておきましょう。
自習時よりも圧倒的に引きやすいです。
授業中に先生がいろいろな説明をする際に、言葉の意味や過去の記憶が曖昧で、よくわからない時が出てくると思います。そこで辞書を引くというのが一番効果的です。
後回しにしてはいけません。先生が説明しているその目の前で辞書を引くのです。
そうすると、先生の説明で足りていない補足事項が目に入ったり、関連語句の確認ができた入りして授業の理解の深さが変わってきます。
教えている教師は自分の授業をチェックされているようで気分がよくないのですが、そこで「先生が説明しているのに辞書なんて引くな? 疑っているのか?」などという先生は自分の説明に自信がないのだと思いますよ…(笑)
まとめ
とにかく辞書は引いてなんぼのツールなので、一度買ったら捨てるまでに何回引いたかが重要です。1日30回程度引けば、1年で11,000回。それくらい引けると、言葉の厚みが増して学力の底上げが図れます。
辞書選びは、ひく回数が最大になるのはどっちかという基準で選ぼう!
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