こんにちは。まさおです。
多くの受験生が必ずぶつかるのが「ケアレスミス」への対策です。
多くのテストでミスなく得点にできる能力を身につけたら、大半の志望校には合格できるようにあるはずです。
今回は「ケアレスミスをなくすにはどうする?」というテーマを取り上げます。
まずはどんなミスをするか確認!
ケアレスミスを減らす第一歩は、自分がどんなミスをしているか把握することです。
まずは自分のテスト答案をよく見て、ケアレスミスの内容を振り返ってみましょう。
代表的な症状は以下の通りです。
自分に当てはまるものをチェックしてみましょう。
計算ミスが多い
数学や理科などで、問題の内容は理解でき、解き方もわかっていながら、計算ミスによって失点するケースがよくあります。ケアレスミスの代表例です。
- 計算過程の書き方が雑で、数字のけた上がりなどがずれたりする。
- 計算を書く字が読みづらく、そもそも数字を読み間違ったりしてしまう。
- 単位の見落としなどで、桁数処理の誤ってしまう
出題者の意図を読み間違う
出題者が答えさせようとしている内容を誤解し、出題者の意図とずれた解答をしてしまうケースがあります。問題文の趣旨を自分の思い込みでゆがめてしまうのです。
- 問題文を理解したつもりだったが、後から読み返して勘違いに気づく
- 当てはまらないものを選ぶのに当てはまるものを選んでしまう
- 抜き出しなのに抜き出さずに解答してしまう
- 字数制限問題で、字数のカウントミスをする
- 出題者の与えた条件をすべて使わずに解いてしまう
書き写しの作業などが正確にできない
抜き出し問題や計算結果の解答欄への転記など、正解にたどり着いているにもかかわらず、解答欄にきちんと書き写せずに失点するケースです。ほぼ得点できているので、本当にもったいないミスと言えます。
- 書き抜き問題で、抜き出す場所はわかっていながら漢字・かなの写し間違いをする
- 問題用紙などに計算などを書いて出した解答を解答欄に移し間違える
- 解答する場所を間違う。マークシートで段ずれを起こす。
一口にケアレスミスと言ってもそのパターンはいろいろあります。
まずは、自分が犯しやすいミスを客観的に把握することが大事です。
やりやすいミスがわかれば、気を付けるポイントがはっきりしてきます。
ミスをしないようにするには
ミスを把握しただけではミスは減りません。把握したミスと原因を見ながら、対応を考えていく必要があります。
ミスを再発させないための対応策を考えていきましょう。
まずは自分がミスしやすいという自覚を持つこと
ミスを減らすには相当な努力が必要です。第1歩として、「自分にはミスが多い」という自覚を持つことが大事です。次のテストは気を付ければミスが減るという考え方では劇的にミスを減らすことは難しいのです。
気を付けるのではなく、試験時間中のマインドと行動習慣を変える必要があります。
【心理面での対応】解答を急がない。速く解こうとしない。
ケアレスミスが多い人は、日常的にも忘れものが多かったり、早合点をして失敗をしたりといった経験が多いかもしれません。
ミスが起きる心理的な背景は「解き急ぐ」ことです。
試験時間が足りない人は、心理的に急ぐということではなく、「計算スピードを上げるための工夫」「問題文を早く正確に読むための工夫」を「急ぐ」という気持ちとは別の形で解決する必要があります。
テストは落ち着いて、じっくり向き合って解くものという前提を持ちましょう。
【行動習慣の変化】計算などの作業をやる場所と書き方を変える
計算ミスが多いケースでは、どこで計算するかという場所の問題と数式の書き方に原因があることが多いです。
問題用紙の狭いスペースに細かい字で計算を書き、スペースが足りなくなって→などで続きの場所を示していたりといった書き方は必ずミスを誘発します。
問題用紙の広い余白にノートと同じくらいの文字で、横にまっすぐ字を書く習慣をつけましょう。
式の途中で改行しないことも大事です。
ノート術のところでも記載しましたが、余白の使い方は心の余裕を表します。
すでに場所を広くとっていて、どこに計算を書いてよいか分からなくなってしまう人は、コメントなどで質問をしてください。実際の問題用紙を見ながら、相談できると思います。
【行動習慣の変化】問題文の口パク音読
問題文の意図を読み間違うケースは2つ対策があります。1つ目がこの「問題文口パク音読」です。
問題文の黙読で条件を落とす場合は、実際に読んでいない文字があるケースがほとんどです。目で何となく見ているだけでその内容には踏み込んでいないのです。
それを回避するには、問題文を音読する策が有効です。音読はごまかしがききませんので、読み飛ばしがなくなります。もちろん、試験中に声を出すのはルール違反なので、口だけ動かして声は出しません。芸能人がよくやる口パクをやるわけです。
目と口を同時に使うことで、問題文の読み落としは確実に防げます。この時に解き急ぐ心理があるといい加減になるので、丁寧に条件をくみ取ることを意識しましょう。
【行動習慣の変化】条件に目立つ印をつける
これはすでにやっている人も多いと思いますが、問題文の条件に印をつける習慣を必ずつけましょう。
几帳面・きれい好きな人は、問題文への書き込みを嫌う傾向があるのですが、ミスがあるのならばまずは行動を変化させることが大事です。
例えば、
①制限字数がある場合、制限字数をめだつように〇で囲む
②当てはまるもの・当てはまらないものといった条件を目立つように何重にも〇で囲む
③空欄補充問題であれば、空欄の前後の言葉に線を引く
のような習慣づけです。目立つように力強くグリグリと何回も印をつけると、その行動自体が印象に残るので確実にミスを減らすことができます。
【行動習慣の変化】解答を記入する前に一呼吸入れて、解答を確認する
解答の記入間違いは、次のテストから即刻撲滅すべきミスです。これだけで、人生変わるくらいの影響があります。
自分が出した解答(問題文の余白に書かれていたり、問題文の記号を〇で囲んでいたりするもの)を解答欄に書き写す前に、一度手を止めて自分を客観的にみる習慣をつけましょう。
「今から解答欄に解答を書くぞ」という心構えを作るのです。
その際に、①「問題文の解答条件」(印がついているはず)、②自分が出した解答、③解答を書くべき解答欄、この3つを確認し、それから丁寧な字で解答を書くようにします。
作業時間としては5秒くらい。数秒の作業です。これを「ウ」とだけ書く、記号問題も30字の記述問題でも必ずやるように習慣づけます。
ケアレスミスを減らすには、試験中の自分の行動を変化させなければなりません。具体的な行動をいくつか試してみて、自分に合うやり方を定着させるのがよいと思います。
まとめ
以下のポイントを押さえて、次の試験から試してみよう!!
1.自分のミスのパターンを正しく把握すること
2.自分のミスの特徴を踏まえて、試験中の意識と行動を変えること
・意識面
自分はミスをしやすいという自覚を持つ
解き急がない。慌てず必要な時間をかけて解くことを心がける
・行動面
計算の場所にゆとりを持たせる。数式の書き方はルールを作る
問題文を読むときは口パク音読をしてみる
問題の条件には目立つように印をつける
解答欄に解答を書く前に一呼吸置く
まずは、この記事で自分に当てはまると思う項目をきちんと指揮して行動を変えてみるようにしましょう。必ず結果に変化が現れます!
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