現役で第1志望校に入りたい新高3生のための年間学習計画

大学入試
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まさお
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いよいよ新学年が近づいてきました。
新型コロナウィルスの騒動は終わる兆しを見せませんが、大学入試に向けた準備は早見にスタートした方が有利です。

今回は新高校3年生向けの年間学習計画についてです。

この記事でわかること

高3生は年度の最初が一番苦しい
母集団に浪人生が入っていることを意識しよう
高3生は入試直前まで追い込みが効く
最後まで努力したことが成績に反映され、伸び続ける

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高3生は浪人生との戦いを常に意識する

高校3年生が大学入試に向けて学習を進める際に必ず打ち当たるのが浪人生の壁です。

高2までは模試でそこそこの成績を取ることができても高3の全国模試で大きく成績を下げてしまうことが多いのです。

それは、高3の模試の母集団に浪人生が加わるからです。

成績とはという記事でも説明しましたが、成績というのは母集団内における順位を指します。

高3の模試は高2までは母集団に入っていなかった浪人生が加わるため、全体の成績が上振れして、偏差値は低く出る傾向があります。

それを最初から意識しないと、高3になってから成績が下がったことを学力が下がったことと勘違いする可能性があります。

高3は高2までと競争相手が違っていることを意識しましょう

まさお
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参考までに成績とは何なのかを説明した以下の記事を紹介しておきますね。

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現役生は入試直前まで成績が伸びる

浪人生と現役生の成績の出方には以下のような違いがあります。

浪人生 夏休み前の模試で現役時よりも成績が高く出る傾向。後半伸び悩むことが多い。
現役生 夏休み前の模試で高2までよりも成績を下げる傾向。後半伸びを見せることが多い。

高3生は入試直前まで努力したことが新しい知識や経験として成績に反映されやすいのですが、浪人生は一度通った道の質を高めるだけなので、後半の伸びはわずかになることが多いです。

つまり、現役生は最後まであきらめずに志望校を目指すべきということになります。夏休みの模試の結果で入試結果を予測して志望校を下げてしまうなんてもったいない!

最後まであきらめずに努力しきることが大事!!

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志望校突破に必要なのは教科バランス

現役生が浪人生を押し退けて志望校に合格するには、教科バランスが重要です。

偏差値65の大学を目指そうとしていた場合に1科目偏差値55のものがあると、他の2科目は70取らないと合格できないことになります。

苦手から逃げないことは志望校合格の絶対条件です。

苦手克服は一朝一夕ではできません。年間計画を立てて少しずつ積み上げていく計画性が必要です。

合格までの道筋を意識した年間の学習計画を立てていきましょう。

高校3年生が意識すべき年間計画

4〜6月:基礎固めと苦手への取り組み開始

志望大学合格の絶対条件は、「基本的な問題を取りこぼしなくとり切る」ことです。どんな大学入試問題でも、受験生間で差のつく問題はありますが、合否を左右するそのような問題の前に、確実に得点にしなければならない問題を確実に解けるようにすることが必要です。

その意味では、この時期に基礎固めと苦手科目克服をスタートさせるという意思が大事です。

また、志望大学の学部・学科を絞り込み、 受験科目を確定させてしまいましょう。それが固まれば、その後の学習計画が決まります。志望大学が傾斜配点の場合、満点や配点が多い科目が苦手だと致命傷になりますので、各科の満点にも注意しておきましょう。

7〜9月:模試を最大限活用し、教科バランスの調整を図る。

この時期は、入試の天王山と言われる夏休みを迎えます。夏休みはおよそ6週間ありますが、この6週間を何に使うかは夏休み前に決めておかなければなりません

夏休みに入ってから「今日は何をやろうか」なんて言っていたら、他の受験生に起こされるのが目に見えています。

まずは、計画的に模試を受けて他の受験生と自分の成績の差はどこで生まれているのかをきちんと把握しておきましょう。
苦手科目だけでなく、さらに踏み込んで苦手分野・苦手単元、苦手な問題形式などを整理したうえで夏休みを迎えるようにしましょう。

特に苦手科目への対応がこの時期にどこまでできたかで、現役合格の可能性はかなり変わってきます。

10〜12月:過去問演習による実戦力強化

過去問演習で、得点力アップを図っていく時期です。また、ここまで取り組んできた苦手科目の克服も最終段階に入ります。各科の満点に占める割合なども意識しながら、合格最低点に到達するための教科バランスを調整します。

「大学入学共通テスト」は試行調査時の問題に大幅な内容訂正が入っているため、現在公開されている問題と文部科学省の分析資料などを参考に記述問題に挑戦していく。

また、過去問演習結果をもとに入試当日の目標得点を明確にすることで、学習の進め方がより具体的になってきます。入試当日までに克服しておくべき課題や完璧に覚えておきたい知識事項などを整理しておきましょう。

併願も含めた出願先を塾の先生などを活用して決めていく時期です。出願準備が同時並行で進みますので、大学・学部・学科をある程度絞り込んだらカレンダーに落とし込んでみて、そのままだとどんな問題を抱えるのか、整理していきましょう。

1月以降

正月を迎え、3学期が始まると、すぐに入試本番への臨戦態勢となります。

この時期は体調管理を優先したという生徒も多いのですが、受験生としてやらなければならないことは並行して進めていく必要があります。

①共通テストまでは共通テスト対策に注力しましょう。
②共通テスト以降は私大の個別試験、国立二次試験に向けた対応を進めていくようにしましょう。

まさお
まさお

ここまで丁寧にやるべきことに取り組めたらかなりの成果が期待できると思います。頑張って行きましょう。

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