【さらに1か月休校】オンライン授業への取り組み方

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まさお
まさお

緊急事態宣言の延長がほぼ確定し、学校や塾のオンライン授業が様々なところでスタートしています。
現在導入されていないところも、そのまま放置というわけにはいかないでしょうから何らかの動きがスタートすることが見込まれます。
ところが「オンライン授業」の中身はまちまちのようです。

あと1か月は続くことになりそうな在宅学習。受講者はオンライン授業にどのように取り組めばよいのか、その心がまえを考えてみました

オンライン授業・オンライン学習の要点

内容も大事だが継続性の方が重要
⇒曜日と時間が決まっているか動画を最初にチェック。
⇒決まっていない場合は、本人と相談して何を何曜日のいつやるかを決める
知識のインプットだけでなく、理解した内容のアウトプットにも意識を向ける
⇒授業が映像市長であれば、必ず問題演習を行う
⇒先生とのWebミーティングがあれば必ず取り組みの報告をする

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定義があいまいな「オンライン授業」

現在世の中に広まっている「オンライン授業」という言葉。内容は様々ですが、その詳細を把握しないまま「オンライン授業」という言葉でくくられてしまっています

オンライン授業をすれば何もしないよりもマシという発想も中には見え隠れしていて、学習成果が上がる指導をどのように維持していくかというよりも、怒られないためにここまでやっていますというようなパフォーマンスに見えてしまうところもあります。

このタイミングで重要なのは、オンライン授業によって学習の何を守ろうとしているのかを明確にすることだと思います。

知識インプット型のオンライン授業

YouTubeなどをはじめとして、わかりやすい授業で新しい学習単元をインプットしていくタイプのオンライン授業です。
集団指導の塾などは多かれ少なかれこのコンテンツが必要です。
もし、集団授業で授業動画がないところがあれば、深刻な学習の遅れをいずれ露呈することになると思います。

学校でオンライン授業を行う場合は、NHK for Schoolをはじめとした導入授業コンテンツをうまく使いながら、基礎的な考え方の理解ができるコンテンツを準備すればよいのだと思います。
自治体単位で動画を準備できるのであれば、視聴を促すのも大事なことだと思います。
学校再開後にフォローができない可能性も考慮して準備が必要かもしれません。

演習・質問対応型のオンライン授業

授業動画を見るだけでなく、そこで得た知識や解法を実際に演習形式で使ってみて、つまずきポイントを質問対応という形で拾い上げることを目的とするオンライン授業です。

塾によっては、授業動画配信型のオンライン授業しかできていないところも多く、その場合は電話等で直接生徒と会話をしているのですが、やはり限界があるようです。
zoomなどのアプリで生徒を一堂に集めて、一緒に演習をしたり、わからないところを質問してもらい、他の生徒に説明してもらうなどすることで対面の授業以上に盛り上がっているようです。

インプット動画と演習・質問対応の組み合わせができれば、塾に通っているときとそん色のない学習効果が期待できると思います。

まさお
まさお

受講者の皆さんが通う塾がどのようなオンライン授業をしているかわかりませんが、インプット動画のみの場合は、必ず問題演習をして、わからないポイントをはっきりさせておくことをお勧めします

質問対応の時間がない場合は、塾の先生に電話で質問するなどして疑問を解決しておけば、再開時に極端に遅れることはないと思います。

モチベーション維持型のオンライン授業

zoomなどを使ってコミュニケーションをとることで、一人ひとりの様子を把握し最低限の学習をきちんと進めてもらうことを目的とするオンライン授業です。

重要なことは一人一人が今家で何を考え、どんな生活をしているかを拾いながら、その子に会った学習方法をアドバイスすることです。

個別塾はこちらの方法をとっているケースが多く、zoomでも十分満足度が高いようです。

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日本の子どもは自主学習が苦手

一方で、世界でも珍しい「学習塾」という文化が日本に定着しているのはなぜでしょうか。それは、日本が40人学級の一斉授業で習熟度別のクラスも少なく、生徒が受け身型の学習に慣れてしまっていることがあります。

学習する目的や自分が到達した目標などもない生徒が多いため、決まったレールの上を走らせる学習塾に通わせておけば安心という流れになっています。
世界的には自分で学習をする生徒をあまり育てられない点で日本は後れを取っているように見えます。

今回の休校にあたっても、学習課題だけを出しても多くの生徒は自主的に学習に取り組めないようです。それを見た親もストレスが溜まり、親に怒られる子ども側もストレスが溜まり、ということで、誰にもメリットのない状況になっています。

上記のオンライン授業を展開する際に重要なことは、スケジュールを確定させておくということです。

塾でも学校でも動画配信やzoom授業を進める際に、

「何曜日の何時からこの動画を見ること」
「動画の視聴結果は〇月〇日のテストでチェックをします」
「〇日の〇時からzoomのこのミーティングに参加すること」
「休校期間中の宿題は〇月〇日に提出してもらいます」
をできるだけ短いサイクルで繰り返すことが重要です。

まさお
まさお

生徒の皆さんは学校や塾から締め切りのない課題をもらってしまったら、自分の中で締め切りを決めることを強くお奨めします

締め切りやチェックのない課題は大人でも予定通り終わらせるのは難しいのです。

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頑張って学習した成果を確認することが大事

オンライン学習が続いていく中で必ず意識しないといけないことは、学習の成果をどこで確認するかを決めておくということです。

いまはテストの実施もままならない情勢なので、外部模試などで学習成果を図ることは難しいと思いますが、塾のテキストに載っている問題をきちんと解いて答え合わせをして、きちんと身についているかを確認することはとても重要です。

もし、塾のオンライン授業でチェックテストなどをやらないケースがあったら、塾の先生にお願いしてでもやってもらった方がよいです。
このままオンライン授業が継続となった場合は、チェックテストの有無が後々の成績に大きな差を生む要因となります。

学校の教科書の問題点の一つに解答がついていないというのがあります。教科書で学んだ内容のチェックをするためには、書店で教科書ガイドを買うか、準拠ワークのような問題集を買うかしておくことが重要です。

学習した内容がチェックテストの得点となって現れてくれれば、自分の学習が正しいという自信につながりますし、次に向けてのモチベーションにもなります。
授業を受けてそれっきりにならないような仕組みになっているか、確認をしておきましょう。

まとめ

オンライン授業を受ける際の留意点を箇条書きでまとめておきます。

1.動画によるインプット授業+演習・質問対応のフォロー授業の組み合わせがベスト
2.個別指導では学習モチベーションの維持ができる定期学習がよい
3.受講日時の確定が重要。スケジュールをあいまいにしない。
4.学習した内容はチェックテスト等で成果を確認する習慣をつける。塾でチェックがない場合は、塾にお願いしてチェックしてもらう。

上記がうまく実現されていれば、時間の経過とともに慣れも出てきて学習成果が上がり始めると思います。

まさお
まさお

学習で一番重要なのは、継続できる仕組みにしておくことです。1か月後に緊急事態宣言が解除されるとは限りません。
この動きが1学期いっぱい続く可能性も考慮しながら学習サイクルの確立をしておきましょう!!

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