こんにちは。まさおです。
7月の入り1週間が過ぎました。例年ですといよいよ夏休みに向けた学習計画の詳細を一人一人の生徒と確認をする時期です。
今年は、1学期の主要な学校行事がなくなっただけでなく学校別説明会も多くがWebに移ってしまいました。
とはいえ、そろそろ決めにかからないと厳しいですよね。
今回は「オンライン学校説明会の使い方」です。
進む学校説明会のオンライン化
当初はなかなかオンライン化が進まなかった学校説明会のWeb化も今年はかなり進んだようです。昨年までは先進的な一部の私立高校がWeb上に学校紹介の映像を出していましたが、今年は公立も含めてかなりの学校が学校紹介映像を用意しているようです。
以下のようなまとめサイト的になっていると見つけやすいです。
上記のようなサイトでなくても、Webの検索エンジンやその学校のホームページなどでも学校紹介の映像にたどり着くことは可能だと思います。
学校によっては映像の準備がまだない学校もあるかもしれませんが、書籍やWebサイトで興味のある学校の情報を得ておくことがスタートラインです。コロナであまり学校に行けなかった人もWebページでの情報収集は早めに終わらせておきましょう。
学校説明会や紹介映像の留意点
学校説明会映像や学校紹介映像を見る際に注意しておきたい点があります。
本来、学校説明会というのはその学校の雰囲気や学校を支えている先生方がどのような人たちなのかを肌感覚で知る機会です。
その学校がどんな学校なのかという説明よりも、どんな先生がどんな表情でどんな言葉を使って自分の学校を紹介しているのかという部分が重要です。
以下のWebサイトで教育ジャーナリストのおおたとしまささんがいくつかポイントを挙げています。
Webの説明会はいわゆる「よそ行き」の説明会にしやすいため、その学校の真の姿が見えづらい可能性があります。
・過度に飾ったわざとらしい演出
・借り物のカタカナ言葉の多用
などは特に注意してほしいということです。
私もいくつかの学校説明会に行きましたが、現場の先生方はどうしても長い時間説明するとその人なりキャラクターが出てきてしまうものです。その点、編集可能な映像は「猫を被る」ことができますので、その点を見破れるように注しておくことが重要です。
過去に教えていた生徒の保護者が、「あの校長先生とは絶対に会わないからうちの子は受けさせません」と力強く言っていたことをよく覚えています。それほど、学校説明会における先生の立ち居振る舞いや言葉遣いは生徒・保護者に影響を与えるものです。
志望校の最終決定は必ず学校に行ってから
受験する学校を決定するには、Webからの情報だけではやはり心もとないです。3年間毎日通う環境になる可能性があるわけですから、最後は学校に直接足を運んでその学校の空気を感じることが大事です。
今年はコロナの影響で外出が難しいところもありますが、自分が受験する可能性のある学校は直接学校に問い合わせて学校見学に行くことをお勧めします。
公式に日程を決めて生徒を受け入れてくれる学校もありますが、個別に問い合わせをすると学校内を紹介してくれる学校も多いです。
その時の対応も含めて「縁」ですので、ぜひ学校に問い合わせをしてみるとよいでしょう。
高校受験をする生徒が、志望校を決める最終的な決め手となった点は多くの場合は「校風」だそうです。「校風」とは学校の先生や在校生の持つ、やる気・活気・元気などの「気」が集まって形作られます。
その意味でも、「気」を感じるために租学校に足を運ぶことが大変重要です。
今年の夏休みは異例の短さだと思います。その短い夏休みを有効に過ごすためには目標校・志望校が決まっていることが重要です。夏休みの学習に目的意識を持たせるためにも、今から2~3週間で学校選びをぜひ具体化させてみてください!
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