【判断基準は?】コロナワクチンを中学受験生は接種すべきか?

中学受験生のワクチン接種入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
新型コロナワクチンの接種が進んでいますが、現在の枠地接種の対象は12歳以上となっています。小学6年生が年度内の誕生部を迎えると12歳になるわけですが、誕生日によっては中学受験期間と重なり接種の判断が難しいようです。どう判断すべきでしょうか。

今回のテーマは「中学受験生のワクチン接種の判断基準」です。

中学受験生のワクチン接種

◆ワクチン接種による副反応は若年層の方が出やすいという報告
入試直前期のワクチン接種は入試本番への影響が懸念される
⇒ワクチン接種による感染リスク低下と副反応リスクを天秤にかけて判断すべき
◆誕生日別ワクチン接種の考え方
⇒10月生まれまでは一概には言えないが11月中にワクチン接種が望ましいと思われる。
11月以降に12歳になる子は入試終了後の方が低リスク。

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12歳~15歳のワクチン接種の有効性は?

最初に12歳~15歳の若年層へのワクチン接種の有効性について確認しておく必要があります。

ファイザー社製のワクチンの有効性については、山中伸弥先生の以下のページで論文が紹介されています。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです。1年は続く可能性のある長いマラソンです。日本は2月末の安倍首相の号令により一斉にスタートダッシュを切りました。これまでのところ感染の爆発的な広がりは起こっていないようです。しかし、疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じる恐...
ファイザー社製ワクチンの有効性
  • 12歳~15歳の2,260名を対象に臨床試験を実施
  • 安全性と高い効果が確認された
  • 2回接種の中和抗体量は16歳~25歳に比べて1.8倍程度高い
  • 副反応は16歳以上と同様の傾向で1日から数日で軽快
まさお
まさお

モデルナ社製のワクチンの同様の安全性検証の論文の紹介記事は見つかっていません。もしご存知の方がいればご連絡ください。
ファイザー社製とほぼ同等の安全性と効果がある前提でこの後の記事を書いています。
心配な方はファイザー社製のワクチン接種を前提に考えていただくとよいと思います。

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中学受験におけるワクチン接種リスクとは?

入試と感染症の関係は本人以上に保護者が心配になるところではありますが、特に受験生の年齢が低い中学受験においては親の健康管理が問われるため、冷静に摂取のリスクを考える必要があります。

最悪は入試直前にコロナ感染で受験できないこと

コロナに限らずインフルエンザでもそうですが、最悪のシナリオは入試の1週間前などにコロナ感染が判明し受験できないというケースです。

この場合は、さすがに保健室受験なども認められないため、開成中などのように追試をやってくれる学校があればそこでの受験を検討ということになります。

一方で、中学入試においては追試を設定しない学校も多くそのまま入学のチャンスを失ってしまうケースもあります。

ワクチン接種によって感染率が下がるという報告もありますので、ワクチン接種は推奨されますが、ワクチン接種後も感染している人がいますので、完全に安心できるというわけでもありません

まさお
まさお

入試が完全に終わるまでは感染回避のための行動に十分な配慮・徹底が求められます。これはワクチン接種後も変わらないと考えておくべきでしょう。

副反応による学習停止

次に懸念されるのは副反応のリスクです。

一般的に副反応は若年層の方が発生率が高いと言われています。
特に発熱は若い世代の発生率が高く、中学受験生は発熱によって寝込むことが大きなリスクという言ことが言えます。

特に入試直前の講習や追い込み期に数日寝込んでしまうと、学習の遅れだけでなく精神的な不安も増大することから慎重にならざるを得ないと思います。

まさお
まさお

完全に感染リスクをなくすことができるなら数字の学習停止リスクを取ってでもワクチン接種をした方がよいかもしれませんが、感染可能性が残ることを考えると冬期講習直前期からは接種を控えた方がよいように思います。

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10月までに誕生日を迎える人はⅠ1月中に接種がよいか

上記を総合的に考えると、以下のような判断が妥当ではないかと思います。

【私案】ワクチン接種の判断基準

以下は私案ですので、最終判断はかかりつけのお医者様との相談をぜひしてください。
1.10月までが誕生日で基礎疾患等がなければ11月中に接種をしておく
2.接種をする場合は、冬期講習の1週間前までに終わらせておくとベター
3.11月以降の生まれて12月20日以降に2回目接種の見込みがある場合は入試終了後の接種を検討
4.接種の有無にかかわらず感染回避行動は徹底する

今は中学生のデルタ株感染による発熱が増えています。小学生の症状が出るケースが増えているので、ワクチン接種で感染リスクと発症リスクを下げられるのは大きな魅力です。

副反応による学習停止や不安増大に対してある程度のケアができるなら、12月以降の接種ももちろんありだと思います。重要なことは接種によるリスクを正しく想定して、準備をして接種をするということだと思います。

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