こんにちは。まさおです!
いよいよ8月も終わりを迎え、9月に入ります。
受験生の皆さんは今のような状態のまま入試を迎えて果たして大丈夫なのか?という不安を抱えていることと思います。
今回は「コロナ下の入試を乗り切るメンタルコントロール」について取り上げます。
以下の内容は過去に受験生を見ながら感じたことをベースにまとめています。心理学の専門家ではないので、心理学の専門的な見地からの記述ではないことをご了承ください。
不安との戦いはコロナがなくても必ずやってくる
今年の受験生は、3月に入ってからの全国一斉休校や夏休みの短縮、共通テストの日程分割、試験版にの変更などと、例年から比べれば異例なことばかりです。さらに、共通テストは英語民間試験の導入延期、記述問題も採用せず、e-Portfolioも運用停止と、何もかも予定通りに進んでいない不遇の学年です。
そんな中で、来年の入試に向けてえも言われぬ不透明感や不安に襲われる受験生も多数いると思います。むしろ不安に感じるのが普通で、これだけの状況で何の不安も感じない方がむしろ問題だという状況だと思います。
はたして、こんな状況で入試まで精神的に持つのでしょうか?
もちろん、例年以上に不安に駆られている受験生がいることは理解しますが、それほど深刻に考えなくても受験は乗り切れると考えた方がよいと思います。
たとえば、コロナもなく普通に来年の入試を迎えたとして、不安を感じないでしょうか? おそらく、例年通りの入試になってもそれなりの不安は感じるはずです。
毎年受験生を見ていましたが、今くらいの時期から12月にかけて、時期には個人差がありましたが、多くの生徒不安から精神が不安定になったり、体調を崩したり、模試の結果が急にとれなくなったりするということがありました。
つまり、不安の理由は少し違いますが、不安を感じるという点では例年と一緒なのです。まずは、不安に駆られるのは今年だけでなく、例年と同じであることを理解しておきましょう。
不安を感じること自体が問題なのではなく、不安との付き合い方が問題になるということです。不安を感じるということは正しく入試に向き合っていることの証拠でもあります。ある意味まじめに入試に向き合っているからこその不安なので、そのベースに立って今後の対応を考えていきましょう。
自分でコントロールできないことは考えない
不安と付き合う際に重要な視点は、「その不安は自分でコントロールできることに対する不安か?」ということです。
新型コロナによって入試が予定通りの日程で行われるかわからないという不安は、自分でコントロールできないことなので、あまり考えても意味がないです。
「いや、だって入試日程が変わった色々難しい問題が起こるじゃないですか…。」というような声もあるかもしれませんが、仮に入試日程に変更があったとして、その影響を受けるのは他の受験生も一緒なのです。
したがって、仮に入試日程に変更があったとしても、その発表から改めてどの受験生も入試の準備をやり直すということになるので、広い視点で見れば公平だということになります。
そのようなことから、自分ができることにベストを尽くし、自分でコントロールできないことには不安を感じない、仮に感じてもそれと真剣に向き合わないということが重要です。
やるべきことをコツコツ積み上げることが重要
不安に打ち勝つために必要なものは何か。それは、「自信」です。
根拠のない自信は、むしろ不合格のリスクを高めてしまう可能性がありますが、実績に裏打ちされた自信は、自分の不安を鎮める精神安定剤の役割を持ちます。
では、その自信はどうやって身につけるか?
それは、日々の努力によって身につけるしかありません。
他の受験生よりもいっぱい勉強したという自信があれば、かなり大きな不安要素があってもそれを払いのけることができます。そのためには納得のいく学習量を確保しなければなりません。
毎日の小さな積み上げが大きな成果を生むだけでなく、不安に打ち勝つメンタルも鍛えてくれるのです。
入試までの残り期間を考えると、不安を感じてしまう事実はあったとしても、冷静に今やるべきことをコツコツ積み上げることが大事です。
行動した分だけ確実に未来は変わるということよく意識しておくようにしましょう。
来年の入試はボーダーが下がる?
最後に補足的に付け加えますと、来年の入試の合格ラインは例年より下がる可能性というのも十分にあります。今後、模試でより詳しいデータが出てくると思いますが、今年の受験生はどこを見ても学習総量が少ないという傾向が見えて来つつあるようです。
塾や予備校では例年と同じ問題を使って、昨年の受験生とのレベル比較をするようなテストがありますが、その成績を見ると今年の生徒は総じて低く出る傾向が見えてきています。
1学期の学習機会が圧倒的に少なかったわけなのである意味当然ですし、受験生自信の責任でも何でもないわけですが、例年並みの学力をきちんとつけた場合の合格可能性は高くなるかもしれません。
今回のコロナの影響は合否のボーダーラインにも少なからず影響を与えているはずです。それがメリットかデメリットかは難しいところですが、冷静に情報を集めて判断する姿勢も大事だということが言えますね。
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