こんにちは。まさおです。
新型コロナで休校があり1学期の定期テストはまともに実施できなかった学校が多かったようです。2学期は程度の差こそあれ、ある程度きちんと定期テストが実施されているようです。
今回は「定期テスト前の準備学習のツボ」を取り上げます。
定期テスト勉強は学習スタイルの基本形
ここ数年、暗記重視のテスト形式が批判されて思考力や表現力を重視したテストにシフトしてきています。定期テストもここ数年の問題の変化を見ると同様に思考力や表現力を問う問題が増えてきているようです。
しかしそのような問題は実際のテストの内のほんの一部なので、点数の大半は基本知識を身につけて1問1問に丁寧に解答していくというスタンスで変わりがありません。
つまり、従来型の知識重視のテスト勉強はまだまだ通用するということです。
それでは学習スタイルの基本形とも言える「テスト勉強のツボ」とは何なのか、改めて確認してみましょう。
テスト勉強の基本は情報収集
定期テスト勉強で、最初に意識しなければいけないことはテストに出る範囲や授業中に先生が「ここはテストに出るぞ」というようなサインを逃さずに集めておくということです。
定期テストに限らずどんな試験でも、良い結果を出すためには事前の情報収集がポイントになります。
試験範囲は2週間前にプリントで配られることが多い
試験範囲については多くの学校がプリント形式でまとめて配布してくれるようです。もらったプリントをカバンの中に詰め込んで、どこに行ったか分からなくなるというのが最悪のパターンです。
試験に関する情報をまとめておくクリアフォルダを作って、もらったプリント類はそこにどんどん溜め込んでいくか、もらったプリント類をスマホで写真に撮っておいてスマホの中にたまっている状態にしてしまうというのも一つの手です。
とにかく、必要な時にすぐに出せる状態にするにはどうすれば良いか意識をしましょう。
授業中に先生が大事だといったことをメモしておく
上記の試験範囲のプリントは全員に平等に配られる基本情報です。成績を上げて他の生徒に差をつけようと思うと、授業中の先生の発言を確認する必要があります。
最初に抑えておくべきは、試験問題をだれが作るのかという情報です。自分の担当をしてくれている先生が定期テスト問題を作っているなら、その先生の授業中にテスト問題のヒントがちりばめられているはずです。
テスト問題を作る先生の立場としては、自分が授業中に大事だといったところをきちんと理解しているか確認したいわけですから、授業中の強調ポイントを教科書にマーカーや付箋などでチェックをしておくことが重要です。
特に「ここはとても重要」とか「テストに出やすい」といった言葉を意識しておくことが重要です。
試験の3日前を目標に一通りの学習を終えるとよい
2週間前に試験範囲が発表されたら、試験の3日くらい前をめどに試験範囲の学習を一通り終わらせるように計画を立てましょう。
通常授業でどの程度理解できているかによりますが、1週間前までは部活動が続いているケースも多く、あまりまとまった時間が取れません。よって、以下の図のように、試験範囲の教科書を読んでポイントを理解する程度にとどめ、1週間前から問題演習を通して本格的な準備をスタートせるのがおススメです。
知識の暗記を軽視しない
定期テストの学習はなんだかんだいっても知識の暗記が基本です。
国語…新出漢字と読解問題で先生が強調していたポイントを覚える
数学…新出単元の例題の解法をきちんと覚える
英語…試験範囲の教科書の本文と日本語訳を覚える
理科…試験範囲の主要語句と公式を覚える
社会…試験範囲の重要語句とその語句が重要な理由・背景を覚える
いくら思考力・表現力重視といっても、思考や表現をするための前提が知識なので、知識がいい加減では思考力も表現力も発揮できません。
まずは試験範囲に出てくる重要な言葉を道具として使いこなせるように覚えていきましょう。
暗記のチェックに問題集を使う
重要事項を覚える際に教科書をただ読むだけという人がいますが、絶対に覚えていない項目が残っていいまいます。教科書を見て覚えるのではなく、問題を解いて〇つけを通して暗記したかしないかのチェックをする方が短時間で確実に結果が出ます。
学校で配られたワークや塾の教材を使いながら、覚えたかどうかを問題集を使ってチェックをする習慣をつけましょう。それだけでかなり知識の精度が高まるはずです。
まとめ
定期テストの学習のツボをまとめると以下の通りとなります。
1.試験範囲などの情報収集を確実に行う。
⇒試験範囲の表はなくさないように、保管場所を決めたりスマホで写真に撮っておく
⇒授業中に先生が強調するポイントは教科書かノートに印をつけておく
2.試験の3日前を目標に範囲の学習が終わるようスケジュールを組む
⇒14日前~7日前…教科書を読んで内容を大まかに理解するレベル
⇒7日前~3日前…問題集を使って暗記すべき事項が頭に這っているかチェックする
⇒2日前~前日…苦手教科・苦手単元を集中的に強化する
【留意点】
・知識の暗記を軽視しないこと
・読んで覚えるのではなく、解いて覚えること
定期テスト向けの学習がきちんとできることが入試に向けての第1歩です。実際の入試は定期テストに比べて試験範囲が膨大になりますので、定期テスト用の勉強だけでは足りないのですが、基礎的な学習スタイルは定期テスト学習を通じて確立していくとよいでしょう。
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