こんにちは。まさおです。
11/24、萩生田文部科学大臣はコロナの感染拡大を見つつも、学校の一斉休校や共通テストの延期については一切考えていないという発言をしました。
今回は「共通テストの会場における感染リスク」を考えます。
11/24、萩生田文部科学大臣の発言の骨子
記者会見の様子は以下のURLにてご確認ください。
上記記者会見の中で、大学入学興津テストの実施について以下のような発言をしています。
・10月15日の新型コロナ感染症対策分科会において、入試は感染リスクが少ないと言われている。
・試験の中止ではなく、事前の健康観察を強化する対応が必要。
・入試は人生を左右する大きなイベント名で感染拡大地域でも行えるよう準備すべき。
現状の感染拡大が続いたとしても、予定通り実施する方向で調整したいとの意思が読み取れるような会見でした。
受験生の感染拡大を招いては本末転倒
上記の方針のもと、共通テストを予定通りやることには自分も異論はないのですが、本来目配りをしないといけないのは、試験時間中の感染リスクの管理だけでなく、試験場に出向くまで、試験終了から自宅に帰るまでをも含めた感染リスクを考慮しなければ、あまり意味はありません。
試験場への移動中の感染リスクや試験終了後の帰宅時の感染リスクも考慮に入れて実施の有無を検討するのが本来の姿だと思います。
中には、試験場に来るまでや試験場から変えるところまでを視野に入れたら何もできなくなってしまうという意見の方もいらっしゃるかもしれませんが、今の世の中の感染拡大の流れはまさにそういう考え方で広まっている可能性があると思っています。
大学受験生は共通テストでイベントが終わりではなく、その後私大の一般選抜、国立の2次試験と1か月以上にわたって試験が続くわけなので、そこで感染をしてしまっては元も子もありません。
共通テストを無事に乗り切ればOKという発想で物事を判断すると、後で大きな誤算につながると思います。
受験生は試験前後の感染リスク管理を徹底すること
共通テストの試験時間中の感染リスクは、専門家もご指摘の通りかなり低いと思います。
問題は、試験場に行くまでの移動経路の感染リスク、試験終了後の解放感から友人たちの盛り上がる主観に潜む感染リスク、自宅に帰るまでの移動経路に潜む感染リスクだと思います。
大学入試センターは試験場に入ってっから試験を終えて試験場を出るまでにしか責任を持ちませんから、その前後の感染リスクの管理は自己責任ということになります。
試験前後の感染リスクが一番怖い
実際の自分の知り合いの業者テストの経営に携わっていた方は、今回のコロナで模擬試験会社が会場テストに踏むきれなかった理由を以下の2つだと言っていました。
1.そもそも各学校が会場を貸しだすことに消極的で会場が確保できない
2.試験終了直後は受験生が緊張から解放されて一番緩む時間。ここの感染リスクを管理できない。
上記の2つめの項目が本当に怖いと言っていました。
業者テストは信用でなりっているので、大きなクラスターを起こしてしまうとあっという間に受験生が離れて行って経営が成り立たなくなってしまうので、リスクが取れないということでした。
試験直後の緊張がゆるむ時間を律するのは受験生自身
会場テストは本番の入試ではありませんから、受験生も多少は浮ついた気持ちで試験に来ていることもあると思います。
本番の試験では、その試験だけでなくその後に続く他の試験絵の影響も考慮しながら自分の行動を律する必要があります。試験終了後に、友達と試験の結果を言い合いながら帰るような状況を多くの受験生がやってしまったら、試験場における感染リスクは非常に大きいものとなるでしょう。
いずれにせよ、自分の身は自分で守るという基本姿勢を持って、試験前・試験中・試験後の自分の行動を律することが重要です。
現在の状況は本人がいかに注意していても感染リスクが向こうから忍び寄ってくる状態です。自ら近づかないのは言うまでもありませんが、気を使っていてもウイルスが近づいてくる状態だという自覚を持って行動を律する必要があると思います。
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