こんにちは。まさおです。
12/26の都内の新型コロナウイスる新規感染者は、なんと949人。
政府の勝負3週間が不発に終わっても、GoToの対応変更等でそろそろ減るかと思って矢先の最高数更新という状況です。
今回は「感染増で入試はどうなる?」というテーマを取り上げます。
新規感染者がピークアウトしない
今回の新型コロナ第3波は、いまだに新規感染者がピークアウトせず増え続けている状況です。
私の勝手な予測では、一斉休校中の4月の第1波と8月の第2波の山の高さがほぼ1:2であったことから、第3波も第2波の3倍程度をピークに減少するのかと思っていました。
具体的には全国で3000名程度をピークに12月下旬から減少傾向という勝手な予測を立てていたのでした。以下の記事でそのあたりに触れています。
ところが、都内で949名、全国では3880名の新規感染者となると、この予測は甘かったといわざるを得ません。大学によっては入試延期が現実的な選択肢になってきていると思われます。
上のグラフの右端、12月24日~26日の最後の3本の伸び方が激しいのが今回の特徴です。背景には、首都圏中心だった新規感染者が、北海道や愛知、大阪・兵庫、広島、福岡といった主要都市でも増えていることです。
全国の主要都市に広がったことで、共通テストを含め全国的なイベント開催が危ぶまれるところとなりました。
共通テストは予定通り行われるか?
このような状況下で共通テストは予定通り行われるのでしょうか?
現在の文部科学省のスタンスは、「有識者の指導の下予定通り実施する」という状況です。
共通テストまで3週間という状況ですから、今からの延期は会場確保の問題などから難しいという前提でいるはずです。
一方で、この感染状況でも安全に入試が行われるのか、有識者の見解を確認したいところです。
試験場の安全性はおそらく一定水準確保されると思うのですが、全国の大学受験生がほぼ全員同じ日に試験場に大量移動するという状況自体が、感染拡大の契機となり得るのではないかと思います。
とはいえ、延期したとしても塩基先の日程が今よりも感染者が減った、より安全な状態になっている保証はないため、根拠なく延期をさせるのは逆に入学時期までの日程的なゆとりをなくして受験生を追い込むことにもなりかねません。
最良のシナリオは、政府が外出規制などの感染抑制施策を打って、共通テストまでに少なくとも新規感染者が2,000~2,500名程度、つまり第3波の前半レベルの水準まで下がってくることです。収束基調となれば受験を進めやすくなると思います。
現在の政府の対応は、経済優先で新規感染者の増加を本気で止めようとは思っていないぬるい対応です。感染症ですから、現在感染している人が増えれば、新規感染が増えるのは道理です。感染者の母数を減らすことがそのまま新規感染者が感染する機会を失うことになるので、早急な対応が求められます。
私大入試は延期の可能性も考慮した方がよい
このように共通テスト関連日程はあまり延期を考えない方が現実的と思いますが、私大については一部の大学が延期を発表する可能性があります。
大学側は授業もオンラインがなかなか減らない状況があります。背景は、大学側が学生の行動を小中学校のように管理することが不可能だからです。世間的には大学内でのクラスター発生に対して厳しい目を向けるでしょうし、マスコミも変な叩き方をする傾向があります。
大学側としては、クラスター発生だけは絶対に避けたいと思っているはずです。風評被害がひどく翌年以降の受験生数にも影響が甚大だからです。
正月明けの1月2週目までに感染者数がピークアウトすれば予定通り進める大学が多くなると思いますが、1月10日を過ぎても4000名近い新規感染者が出ているようですと、大学の対応が分かれてくる可能性があります。
受験生の皆さんは、試験日程の変更による影響も考慮に入れつつ、目の前の準備を丁寧にやり切っておくことが重要です。
入試準備の心構えとして「準備は悲観的に」というのがあります。
常に最悪の展開を一度想定しておいて、その状況になっても事前の想定通りという状態にしておけば、たいていの問題には冷静に対処できるはずです。
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