こんにちは。まさおです。
本格的な入試がいよいよスタートします。緊急事態宣言の発出によって、夜の人出は減っていきそうですが、入試や学校などは従来通り進んでいくことになります。これからは朝型への切り替えが必要になっていきます。
今回は「入試に備えた朝型への切り替え方」について取り上げます。
通常時の起床時間で入試対応が可能かを考える
朝型を考える際に最初にチェックしておきたいのは、普段の学校の生活で言うところの「1時間目」に自分がどんな状態で授業を受けているかということです。
・朝ギリギリまで寝ている
・朝ご飯を書き込むように食べて登校
・1時間目の授業は頭もぼーっとしている
こんな状況の場合は、起床時間が明らかに遅いということが言えると思います。
逆に、
・1時間目から頭がクリアになっていて集中して授業に参加できている
という場合は今の起床時間でも十分なのかもしれません。
重要なことは何も考えずにただ起床時間を早くするのではなく、自分の現在の体調や入試がスタートする朝9時ごろの状態を一度客観的に把握してみて、そこから今よりも早く起床すべきかを考えるということです。
一般的には、入試開始の3時間前には起床しておくとよいといわれています。概ね間違いではないと思います。午前中の頭は睡眠によって疲れや前日の記憶が整理されたクリアな状態ですので、物事を効率的に進めやすいといわれています。皆さん自身も頭の回転のピークが起床後何時間頃で訪れるかを把握しておくと起床時間を逆算的に決めることができるはずです。
早起きは三文の徳と言われるのはなぜか
もう一つ、朝型にして早く起きることのメリットとして、「様々な準備に余裕が生まれる」という効果があります。
入試は普段と違う非日常の一日なので、持ち物やメンタルの調整等、普段とは異なる状態に自分を持っていく必要があります。
前日に持ち物はすべて準備したといっても、やはり当日の朝、もう一度チェックをしたくなる人も多いでしょう。朝早く起きている人ほど、準備やチェックの時間に余裕が生まれます。
それ以外にも、試験場への移動時間や試験場に着いてからの注意事項のチェックなど、入試当日は試験問題以外にも注意を払うことがあります。
そのような様々な情報に対する正確な対処を行っていく意味でも、朝の時間に余裕があることが重要だと思います。
朝型への切り替えは短期で一気に行う
普段夜型で、深夜まで勉強をしている人も多いと思います。午前中に比べると深夜の方が単純に静かで家族の邪魔が入りにくいなど、受験生が深夜に勉強をしたがる理由はいくつかあると思います。
そんな夜型の人が朝型に切り替えるというのは、意外と難儀なのかもしれません。
特に低血圧気味で朝がもともと弱いという人は、朝型への切り替えこそが最大のストレスになっている可能性もありますよね。
人にはタイプがあるので、もともと朝型が得意な人は早くから朝方生活に切り替えればよいのですが、夜型で自分のペースできちんと勉強ができていた人があまり早くから朝方に切り替えると学習ペースがかえって乱れる可能性があります。
朝型に切り替える目的を今一度整理すると
・試験スタートの時間に頭の回転がピークになるようにする
・試験場への移動等の準備時間に余裕を持たせるようにする
という2点です。
過去の受験生の様子を見て、朝型への切り替えはほぼ1週間でできています。
夜型の人は、就寝時間を1週間かけて少しずつ早くしていき、その分起床時間を早めていきます。
入試直前は睡眠時間の確保も入試の準備に入りますので、6~7時間程度の睡眠時間を確保する前提で調整します。
6時間睡眠でよい場合は、
・午前2時就寝⇒午前8時起床
・午前1時就寝⇒午前7時起床
・午前0時就寝⇒午前6時起床
のように、1週間かけて少しずつ朝型へ変更していきます。30分刻みでもよいと思います。
朝型への切り替えをあまり重く考えすぎない方がよいと思います。入試本番に向けた調整の一環として、計画的に行う準備として取り組むとよいでしょう。
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