こんにちは。まさおです。
2/3、沖縄県教育委員会は、新型コロナウイルス感染症等の影響で県立高校の学力検査や追検査を受検できなかった生徒を対象に特例追検査を十すると発表しました。検査日は4月8日と4月に入ってからという異例のスケジュールです。
今回は「沖縄県立高校の特例追検査」を取り上げます。
特例追検査は追検査が受検できなかった場合の救済策
2月3日のタイミングで、県立高校入試に新たな検査日程を追加するというのは異例の事態だと思いますが、沖縄県では新型コロナ感染症等により追検査が受検できなかった生徒に対して、特例追検査を実施すると発表しました。
以下の琉球新報の記事がわかりやすくまとまっています。
上記の通り、特例追検査が4月に入ってから実施されるというのが大変異例です。
もともと、初回の学力検査と追検査の間が3週間空いていますから、その間に回復すれば問題ないのですが、新型コロナの感染症が発症した場合、症状が治まり退院してからも2週間自宅待機が求められているところもあり、追検査に果たして間に合うのかが微妙な受験生がいるかもしれません。
その意味においては受検企画を確保するこの施策は良い決断だと思います。
4月に入ってから検査をすることの是非
一般的には、3月末が年度末であることから、新年度の入学者を決定する学力検査を4月に入ってから行うこと自体はこれまでほとんど議論されてきませんでした。
入学者選抜にかかる費用な21年度につけてよいのかとか、制度的な問題を気にする人も多いのも事実です。
一方で、今回のコロナ禍にあっては、通常のルールの枠組みだけでは処理できない問題も多いと思います。守るべきところがどこなのかをきちんと確認して、制度的な枠組みは後から合わせるといった対応も必要な局面だと思います。
その意味においては、今回の沖縄県の対応は従来の枠組みにとらわれない柔軟な発想でよいと思います。
一方で、入学者本人の気持ちとしては、コロナの影響で正規日程のみならず追試験も受験できずに入学式後に入ってきたという疎外感を最初は感じるでしょうから、学校全体がその生徒を受け入れる姿勢を示すことがとても重要なことだと思います。
沖縄県は、高校進学に際して県立高校のみしか受けない生徒も多いと思います。その生徒にとっては県立高校受験が高校進学のための一本道なので、4月にはみ出してでも追検査をやるというのは地域事情を見ても有効な施策だと思います。
受検生は正規日程で受験できるよう体調管理を万全に
上記のような特例追検査を設定してくれているわけですが、受検生の立場としては正規日程の入学者選抜試験を3月3・4日で受験することが第1です。
過去にいろいろな記事で述べてきましたが、入試日程は前倒しが基本です。
早く受験を終えた方が、その後の選択の幅が広いので、早い日程で試験を受けるべきです。
まずは、感染予防行動を家族ぐるみで徹底し、検温を毎日行うことで、自分の体調をきちんとモニタリングしておきましょう。
万が一発熱などの症状が出た場合は早めに受診をして診断を出してもらうことが大事です。
万が一、コロナになってしまった場合も、与えられた試験スケジュールを念頭にいつ頃試験を受ければよいのか見当をしておきましょう。
高校入試も2月下旬にピークを迎えます。来週からは感染予防行動を徹底して、入試直前に体調不良で離脱とならないように自己管理をしっかり行うようにしましょう。
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