3/22から国立大学の2次試験の追試開始 ~合否判定が難しい~

大学入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。

文部科学省が新型コロナやインフルエンザ感染症で受験ができなかった受験生への救済措置として追試験の設置を呼び掛けていました。
国立大学2次試験で3月22日からその追試験が始まります。
今回のテーマは「国立大学2次試験の追試」です。

国立2次試験の追試

◆各大学の受験者は1ケタが多い様子
⇒東大で6名、京都大学で約10名程度が受験予定とのこと
合否判定は本試験と比較せず、独自に判定する大学が多い
◆受験生は後がないプレッシャーとの戦い
⇒試験問題は本試験と同等のものを想定するしかない
⇒試験終了後1週間あまりで新年度。日程的ににもプレッシャーが強い

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国立2次試験の追試状況

冒頭に書いた通り、文部科学省の新型コロナウイルスやインフルエンザ等の罹患による2次試験欠席者への救済措置として追試験が設定されています。

今年は例年のインフルエンザだけでなく新型コロナウイルスの問題も重なった関係で、例年よりも追試験の存在がクローズアップされました。

3/19の読売新聞の記事に主要国立大学の受験予定者数が書かれています。

国立2次「追試」22日から…本試験と異なる問題、公平性の担保に腐心
【読売新聞】 新型コロナウイルスへの感染などで国立大の2次試験を受けられなかった受験生向けの追試験が、22日から行われる。対象者は少ないものの、試験問題が異なることから、各大学は合否の公平性の担保に腐心している。 東京大は、発熱など

東京大学…6名
京都大学…10名程度
九州大学…7名
名古屋大学…5名
千葉大学…5名
大阪大学…3名
筑波大学…3名

という状況のようです。

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合否判定はどうするのか

本試験は募集定員に対して受験者が約3倍程度いますから、それを「募集定員+入学辞退者の補充数」で合格者として発表することになります。

追試験の場合は、前項のような受検者ですから、倍率の発想で合否判定は難しいです。
では、どのように合否な判定を行うのでしょうか。

結論は答案の出来から、この点数なら合格にしてもよいだろうという「絶対評価的な」合否判定となるようです。
答案の出来次第では複数目の合格もあり得ますし、全員不合格もあり得るということです。

公平性という観点では異論が出る可能性がありますが、追試験の特殊性を考慮するとやむを得ないのかもしれません。
一方で、根拠を示してほしいと受験生側から言われた場合に客観的に示せる根拠がないのも厳しいので、大学側も一定の根拠を用意するはずです。

まさお
まさお

文部科学省は追試験の合格者によって定員超過になったとしてもそれは定員超過とは扱わないということをすでに公表しています。
絶対評価でその大学にふさわしいと大学側が判定すれば合格となるので、受験生は自分の実力をいかんなく発揮してもらいたいですね。

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受験生は落ち着いて試験本番を迎えることが大事

3名から10名程度が受験する追試験ですが、受験生はどのような準備をすればよいのでしょうか。

1.試験問題は本試験を想定するのが基本
試験までの時間が少ないですから、今からできることは限られてしまいますが、試験準備は本試験の準備と同じ内容で臨むのが得策です。
追試験だからと特別なことを始めるとかえって悪影響を及ぼしかねません。体調が万全だったら受けていたはずの本試験と同じ準備で臨むのが結果的に一番良いと思います。

2.日程的なプレッシャーに負けないことが大事
追試験は試験そのものが3月22日からと年度末ギリギリですが、発表は3月26日以降となっています。
合格しても入学手続き完了後、すぐに入学式というスケジュールです。
地方から一人暮らしなどを想定する場合は、合格即家探しというような状況だと思います。

そんなタイトなスケジュールであるため、受験生は日程的なプレッシャーを受ける可能性が高いです。しかし、現実的には日程的なプレッシャーが試験結果に与える影響はむしろマイナス面の方が多いと思われますので、日程そのものでプレッシャーを自分に書けないように意識することが大事です。

まさお
まさお

入試日程がどうであろうが、合格するべき人はしますし、実力不足の人は不合格になるはずです。その点は追試だろうが、本試験だろうが揺るがないということを肝に銘じておきましょう。

何にせよ、目の前に問題全力で立ち向かってくることが重要です!

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