2025年以降の共通テスト案発表! ~新教科「情報」とは?~

プログラミング教育
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まさお
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こんにちは。まさおです。
3/24、大学入試センターは新指導要領の導入を受けて行われる2025年度(現中学2年生)からの共通テスト案を発表しました。目玉は「情報」のサンプル問題です。
今回は「2025年共通テストから導入される『情報』について」です。

2025年度からの共通テスト

◆高校の新指導要領は2022年度からスタート
2022年度の新高1が受験をする2025年度から新共通テストがスタート
「情報」が新設され必修科目に
◆大学入試センターが情報のサンプル問題を公表
新教科「情報」をきちんと学ばないとさすがに太刀打ちできない
基礎的な学習を浅く進めれば高得点が期待できる

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大学入試センターが25年度共通テスト案を公表

3/24、大学入試センターは2025年度からの共通テストの実施案を公開しました。

従来の6教科30科目を7教科21科目に変更します。基本は受験者の少ない科目を統合もしくは廃止する方向ですが、「情報」は新たに追加される科目となります。

新科目「情報」は2022年度からスタートする「情報Ⅰ」をベースとしたテストとなります。

他にも、「地理A」「地理B」を「地理総合・地理探求」とまとめるなど科目数の大幅なスリム化が図られています。

現在との比較はNHKの以下のサイトでわかりやすくまとめてくれています。

エラー|NHK NEWS WEB
まさお
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もう一つ、2025年度の共通テストからCBT(コンピューター上で行うテスト)を検討することが発表されていますが、2025年度はPBT(Paper-based Testing=紙によるテスト)を行うとされています。本当にできるか、詳細は調査をするとしているので、いつごろに実施になるかわかりませんが、パソコン上で解答する形式になるということでこちらも大きな変更になります。
※ご指摘をいただき訂正いたしました。(2021/3/27)

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「情報」とはどのような問題なのか

気になる「情報」ですが、どのような出題内容なのでしょうか?
今回大学入試センターがサンプル問題を公表しています。

サンプル問題・解答・出題の狙いなどは以下のサイトで確認可能です。

https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7ikou.html

今回のサンプル問題は以下のような特徴がありました。

◆解答形式はマークシート方式
◆大問は全部で3題
・大問1は独立小問や中問でネットワーク等の基礎知識を問う問題
・大問2はプログラミングに関する問題
・大問3はデータの活用に関する問題

となっていました。

まさお
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何も勉強していない人がいきなり受験するとかなり厳しいと思いますが、「情報Ⅰ」の授業を受け、サンプル問題も含めて何度か問題を解いてみた人は比較的対処しやすいのではないかと思います。

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「情報」を必要以上に怖がらなくてもよい

総じて情報の問題は、初めて見る人にとってはびっくりするような内容が含まれていますが、きちんと学んできた人にとってはそこまで難しい問題でもないように思います。

むしろ、高校の先生がきちんと教えられるかの方が重要かもしれません。

授業担当者については「理科や数学の先生を中心に」というような考え方で少し曖昧な表現にも見えます。要は教えられる人が教えればよいということのようなのですが、これだと担当の当たり外れが大きく出てしまうかもしれません。「情報」の教員増によりきちんと対応すべく動いていくようです。実際のどの程度の教員が確保されるかを注視していきたいと思います。
※こちらもご指摘をいただきまして修正をいたしました。たびたびの訂正で申し訳ありません。

今後、塾や予備校も「情報」対策の授業を設定してくることになると思います。そのような機会を有効に使えば、十分得点できる科目だと思います。

まさお
まさお

新しい科目はどうしても勝手がわからず不安が先行してしまいますが、情報をきちんと集めてしかるべき対応を取れば何ら問題ありません。これからも情報発信がされるはずですので、アンテナを高くして情報をキャッチするようにしましょう。

コメント

  1. あのに より:

    >授業担当者については「理科や数学の先生を中心に」というような考え方で

    教科「情報」が2003年から続けられており、専門の免許も存在します。情報の科目は、情報免許の教員が教えるのが本来です。

    • まさお@教育ブロガー(元塾講師)まさお@教育ブロガー(元塾講師) より:

      コメントありがとうございます。
      本来の「情報」の教師がきちんと確保できるかがカギだと思っております。

      • あのに より:

        もう1件、これは明確な間違いですので訂正を願います。

        >2025年度の共通テストからCBT(コンピューター上で行うテスト)化することが併せて発表されています。本当にできるか、詳細は調査をするとしているので、確実に実施するかわかりませんが、

        あくまで検討段階であり、CBTの実施は決定されていません。文部科学省から明確なCBT化の発言はありません。
        上に引用した文章でも「共通テストからCBT(コンピューター上で行うテスト)化する」と前半では書かれていますが、後半では「確実に実施するかわかりません」と矛盾しています。

        • まさお@教育ブロガー(元塾講師)まさお@教育ブロガー(元塾講師) より:

          あのに様
          ご指摘ありがとうございます。
          大変失礼いたしました。改めて原典を確認したところ、おっしゃる通りでした。
          「PBTで実施することとする」と明記されていますので訂正させていただきます。

  2. とおりすがり より:

    > 授業担当者については「理科や数学の先生を中心に」というような考え方で少し曖昧な表現にも見えます。要は教えられる人が教えればよいということのようなのですが

    ですが、2003年度から、高等学校の情報科は存在していて、教員免許を持っているひとも多数います。文部科学省や、文部科学大臣も、免許を持った人を適切に配置しろと言っています。この blog 記事のようないい加減なことは言ってないですよ。

    • まさお@教育ブロガー(元塾講師)まさお@教育ブロガー(元塾講師) より:

      とおりすがり さま
      コメントありがとうございます。
      「情報1」がすでに存在していて、教員免許を持っている人が多数いることも理解しております。
      この表記は少し無責任だったと反省しておりまして、修正をします。

      自分がかつてお話をした、某都立のトップ校の先生も情報の時間は入試対策のために数学を教えているとおっしゃっていたり、教師の絶対数の確保のための施策が自分には見えていなかったことなどが背景にあります。
      自分が教えていた塾の現場では、中学校の免許外指導が多く、授業の質も厳しいものでした。
      今はクラスも減って減少傾向と文科省は言っているようですが…。
      きちんとした指導ができるならそれがよいことは言うまでもありません。