【4人に1人】高校生を持つ親の不安1位は学費が払えるか

学費に不安教育に関する政策
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
マイナビ進学が8/4に公表した「2021年 高校生の進路に関する保護者調査」によると、高校生の子どもを持つ親の24.5%が学費が払えるか不安を抱えているということでした。
今回のテーマは「大学生の学費について」です。

大学進学後の学費について

◆高校生の子どもを持つ親の24.5が学費に対して不安
親の53.1%が子供と学費について話し合ったことがある
親の36.5%が学費のサポートやお金についての情報が欲しいと思っている
◆就学支援に関する情報が行きわたっていない?
政府は令和2年度から高等教育の無償化を推し進めている
制度の周知が不十分。また、給付額ももっと増やすべき

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マイナビ進学のアンケート結果について

マイナビ進学が8/4に公表した「2021年 高校生の進路に関する保護者調査」では、高校生の子どもを持つ親の約4分の1が学費が工面できるか不安という状況とのことです。
以下にマイナビのページのリンクを張っておきます。

ニュースリリース | マイナビ進学「2021年 高校生の進路に関する保護者調査」を実施
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)が運営する進学情報サイト『マイナビ進学』は、高校1~3年生の子どもを持つ保護者1,200名を対象とした「2021年 高校生の進路に関する保護者調査」を実施し、今回初めて発表しました。

大学受験ともなれば受験生本人が頑張るしかないわけですが、学費については本人に頑張れと言っても仕方がなく、ここだけは親の出番ということになります。

一方で、長引くコロナ禍で以前に比べて収入が安定しないという保護者も増えていると思います。今年はなんとか払えても4年間学費を払い続けられるかというのが親側の率直な不安なのではないでしょうか?

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政府の高等教育無償化は機能しているのか?

保護者アンケートではこのように学費の不安がトップに来ているわけですが、政府は令和2年度より高等教育無償化を打ち出しています。

文部科学省も大学の修学支援金制度について以下のページで紹介をしています。

高等教育の修学支援新制度 学びたい気持ちを応援します:文部科学省
高校等の生徒のみなさん。大学等に進学して勉強したいのに授業料や生活費など、お金が心配で進学しようかどうか迷っていませんか。学びたい気持ちを経済的にしっかりと支える法律が成立しました。

このページでは修学支援金制度や給付型奨学金制度について紹介をしています。
ちなみに世帯年収目安と支援金額の関係は以下の通りです。

進学資金シミュレーターではより具体的な給付内容について確認することが可能です。

ちなみに支給額(月額)の満額については、おおむね以下のような額になっています。

学校区分国公立
自宅通学
国公立
自宅外通学
私立
自宅通学
私立
自宅外通学
大学・短大・専修学校29,200円66,700円38,300円75,800円
高等専門学校(4年以上)17,500円34,200円26,700円43,300円
まさお
まさお

世帯年収が460万円以下で私立大学に自宅から通う場合は、1か月13,000円くらいは給付を受けられるということになります。
精度が大変複雑なので詳細をよく調べる必要があると思います。

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制度の周知が重要

この手の制度は利用者が増えると、国の支出を圧迫しますから、なかなか積極的な周知をしていないように見えます。
おそらく関係者はそのようなことはないというのだと思いますが、自分の個人的にな感覚ではこの記事を書いていても、相当な時間をかけないと情報が集まらないという印象です。

一方で、国際的には日本はこの手の制度の整備が大変遅れているということで、諸外国からも圧がかかっている状況で、高等教育の無償化をより促進していくのは国際社会における日本の位置を考えても重要なテーマだと思います。

多くの家庭が、大学の学費について不安を抱えている現状もあり、大学の学費を抑えるか支援制度を充実させるかしていくことで、生まれた家の家計に左右されずにやる気と素養のある学生が学びに集中できる環境を作れるとよいと思います。

最後に民間の給付型奨学金を出してくれる団体の一覧ページをご紹介しておきます。

返さなくていい給付型奨学金をくれる団体
返済の必要のない給付型奨学金をくれる公益財団法人や一般財団法人などの民間団体を紹介します。
まさお
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今後、日本国内の所得格差がまずます拡がる可能性もあると思います。どちらかというと日本は一億総中流という意識で進んできましたが、ここ20年くらいで完全にその状況は崩れたとみるべきなので、支援制度の充実をしていかないと、国際的な競争力がここでもそがれてしまうのではないかと危惧します。

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