こんにちは。まさおです。
多くの自治体では9月1日から2学期が始まります。一足早く8月26日から2学期が始まったさいたま市では教職員組合が抗議文を送るなど2学期開始をめぐって、様々な議論が起こっています。
デルタ株の感染力は相当強く、学校での感染拡大が懸念されます。
今回のテーマは「夏休み延長有無に関しての主な自治体の対応」です。
デルタ株で感染の状況が一変
夏休みの1か月の間に世の中の感染状況がすっかり変容してしまいました。
これまで児童・生徒の感染例は高校でこそ報告がいくつかありましたが、小中学校ではほとんどなく、小中学生は感染しづらいとみられていました。
8月に入ってからはデルタ株の広がりもあって、10代未満の感染が急拡大しています。
厚生労働省の統計によると、8月5日~11日の10代未満の感染者数5,422名、10代は10,826名と過去最多で、5月のピークの約3倍となっています。
7月中の感染対策のまま学校を始めてよいのか、不安になってきますよね。
一方で、長期の休校は共働きの家を中心に家庭の負担を増やしますので、安易な休校もしづらいという状況があります。
現在の主な自治体の対応を確認してみましょう。
主な自治体の対応
東京都立学校
夏休みの延長はなく9月1日から2学期開始となります。
従来通りの分散登校や時差通学の徹底という1学期と変わらない対応方針に、教育委員からは批判の声が出ています。
東京都は追加対策を検討すると言っています。
調布市立学校
8月27日2学期開始予定を、9月6日までに10日間延長します。
始業式は9月6日、9月7日~10日まではオンライン授業等の実施で、家庭の事情で投稿希望の場合は投稿も可能という対応になります。給食はありません。
調布市民が答えているとは限りませんが、ちょうふ通信では以下のようなアンケートを取っています。まずは保護者のワクチン接種終了を節目と考えている人が多いようです。
神奈川県立学校
9月1日より2学期開始となります。
9月1日~12日までは分散登校で、高1~2生は週1日、高3生は週2日としてそれ以外はオンラインなどで学習対応するとのことです。
埼玉県立学校
9月1日に2学期開始となります。
対象の県立高校等183校に対して、1教室が20人以下になるように特別教室・オンライン授業・分散登校を組み合わせて対応、児童生徒間の距離を2メートル以上あけるようにします。
児童生徒の授業中の距離を2メートル明けても休み時間にはくっつくでしょうから、やはり投稿人数を減らすことが一番効果的なように思いますね。
香川県・富山県立高校
香川や富山では、夏休み自体を9月12日の緊急事態宣言・まん延防止等重点措置期間中まで延長対応します。
首都圏を中心の共働き世帯が多い都市圏では夏休みの延長は別の問題を引き起こす可能性がありますが、地方においては比較的夏休み延長対応で感染を抑え込むことができると思います。
いずれにせよ、8月26日ころから学校を再開したところの感染状況を注視し、必要な対応を追加した方がよいと思います。
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