こんにちは。まさおです。
9/10、全国学習塾協会は緊急事態宣言の延長を受け、対象エリア内の各塾への感染対策徹底と対応状況を自己チェックするリストを公開しました。
今回のテーマは「学習塾の感染対策チェックについて」です。
学習塾協会のガイドライン・適合チェックリスト
9/10、全国学習塾協会は緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の延長に伴い、対象エリア内の学習塾に対して、感染防止対策ガイドラインや自己適合チェックリストを公表しました。
『学習塾事業者における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン 第5版』
『学習塾事業者における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン自己適合チェックリスト』
ガイドラインについては、各自治体の要請に沿うようにという趣旨でそれほど目新しいものや独特のものがあるというものではありません。
自己適合チェックリストはガイドラインに沿った対応ができているかをチェックリスト形式でかくにできるものになっています。
一つ特長があるとすると、「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」の利用を推奨している点です。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用を推奨する。
『学習塾事業者における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン 第5版』 より
なお、携帯電話の使用を控える場面では、接触確認アプリ(COCOA)を機能させるため、電源
及び Bluetooth を on にした上で、マナーモードにすることを推奨する。
学習塾においては、授業中にスマホを騎乗い置いておくことを多くの塾が認めていません。スマホ以前は「電源を切ってカバンにしまう」が主流でしたら、現在も同様の対応を行っている塾が多いと考えられます。
一方で、COCOAがどの程度感染防止に役立っているかは未知数ですが、仮に機能しているとすれば授業中に電源を切ってしまうとその間の接触情報が蓄積されませんので、学習塾で感染者との接触が追跡できなくなってしまいます。
そのため、Bluetoothをオンにした状態でマナーモードでカバンに入れることを推奨としています。
塾の先生は、IT関連に疎い人も相当数いるので、上記の対応をどうすればできるのかわからないかもしれません。塾生側でもCOCOAの利用について改めて確認しておいた方がよいと思います。
実際にこの通り対応できる塾は少数では?
一方で、このガイドラインをきちんと実施するには、相当な余力がないと難しいとも思われます。
感染防止のための消毒液・マスク・検温協力依頼、オンライン授業・テレワーク・時差出勤等々、全てを装備するにはある程度の従業員数や資金的な余力が求められます。
日本の学習塾の多くは個人塾ですので、個人が上記の対応をどこまでできるかということになると思います。
各塾がガイドラインに沿って、感染防止に効果がある施策を選択して実施しているのが現実だと思いますので、実際に子供を通わせている保護者は、自分の子供の塾がどのような対応を取っているかをその目で直接確かめることが重要だと思います。
塾内における感染は、感染者数の多い少ないにかかわらず、いつ起こってもおかしくない状況だと思います。最終的には自己防衛の姿勢が大事になりますので、塾任せにせず必要な対応については保護者側から要望を出すなどの対応を取ることが大事だと思います。
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