こんにちは。まさおです。
全国初の公立小中高一貫教育校の「立川国際中等教育学校附属小学校」の1次抽選結果が11月14日に発表されました。58名の募集枠に1797名が応募する大人気となっています。
今回のテーマは「立川国際付属小の応募状況」です。
第1次抽選状況
都立立川国際中等教育附属小学校は全国初の公立小中高一貫校として、2022年4月に東京都立川市に開校します。
合格までの選抜予定は以下の通りです。
立川国際附属小の選抜予定
- 第1次(抽選)及び発表 令和3年11月14日(日曜日)
※ 受検者が一定の人数を超えた場合は抽選を実施する。 - 第2次(適性検査) 令和3年11月28日(日曜日)
※ 検査方法は、筆記、インタビュー、運動遊びとする。 - 発表 令和3年12月4日(土曜日)
- 第3次(抽選)及び発表 令和3年12月4日(土曜日)
※ 第2次通過者を対象に第3次(抽選)を実施し、合格者を決定する。
初年度の入学者選抜が現在進んでいますが、58名の募集枠に対して応募者は1,797名と最終倍率は30.98倍を予定しています。
第2次の適性検査の受検枠は男女各200名の400名ですから、1,797名を400名に絞る抽選を第1次抽選として行いました。
1,397名は適性検査を受けることもできずに受検終了となります。
選抜結果
詳細はこちらのPDFの通りです。
項目 | 募集人員 | 応募人員 | 通過人員 | 抽選倍率 |
---|---|---|---|---|
男子 | 29 | 916 | 200 | 4.58 |
女子 | 29 | 881 | 200 | 4.41 |
合計 | 58 | 1,797 | 400 | 4.49 |
昨今取りざたされる女子に不利な入試ではなく、女子の方が応募人員が少なく倍率が低くなっています。やはり小学校から自宅の遠くに通うとなると、女子は少し抵抗があるのかもしれません。
全国初の12年一貫教育のメリット・デメリット
今回の大人気の背景は「全国初の12年一貫教育校」「国際社会で活躍できる英語教育・国際教育」という点だと思います。
入学すれば中学受検も高校受検もないまま、大学受検まで進めるというのは保護者にとっても魅力的に映るかもしれません。
一方で、12年間同じ環境というのはまだ小学校にも上がっていない子どもにとって、本当にマッチする環境なのかよく見ていく必要があるようにも思います。
学力面では12年間でかなり大きく差がつくと思います。小学校の入学者選抜である程度の基礎力を見極めることはできると思いますが、12年あればそれなりに学力差が開く可能性もあります。
また、友だちとの人間関係などは、同じメンバーと何年も一緒にいるので、全員がお互いを深く知り合う関係になると思います。よい人間関係ができればメリットも大きい反面、いじめなどがあると逃げ場がないため転校の可能性もあると思います。
初の公立小中高一貫校がどのような環境で子供たちを12年間育てていくのか、入学後の児童の様子に注目していく必要もあると思います。
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