【出題ミス】東京学芸大の付属学校で追加合格。学校名非公表はなぜ?

学芸大付属校で出題ミス入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
11/16、東京学芸大学は付属学校で今年の春の入試に出題ミスがあり、複数の受験生を追加合格にしたと発表しました。どの学校かはプライバシーにかかわるので非公表とのことです。
今回のテーマは「東京学芸大付属学校での出題ミスと校名非公表」についてです。

東京学芸大付属学校の追加合格

◆入試問題に不備があり、複数名を追加合格に
⇒正解の選択肢が存在しない問題が外部の指摘で発覚
⇒11月になって追加合格は異例の遅さ
◆付属のどの学校で起こったかは非公表
⇒追加合格者のプライバシーにかかわるというが非公表は異例
⇒付属学校ではなく大学が発表しているのも違和感
隠ぺいしているようにとらえられても仕方ない状況

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東京学芸大の付属学校での追加合格

11/16、東京学芸大学は付属学校で出題ミスがあり、複数の受験生を追加合格にしたと発表しました。9月に外部から指摘があるまで気づかなかったということです。

上記記事の要点は以下の通りです。

付属学校の追加合格
  • 選択肢に正解のない問題があり、全員を正解とした
  • その結果複数の受験生を追加合格とした
  • 9月に外部から指摘がある亜で気づかなかった
  • プライバシーにかかわるため校名や問題内容は公表できない
まさお
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この時期に追加合格も異例ですが、学校名を公表しない点や大学側が附属校のミスを発表している点も違和感があります。

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今回の対応への違和感

今回の対応は他の学校の出題ミス発表と少し様子が異なります。付属学校側の体質が透けて見えますので、少し検証してみたいと思います。

【違和感1】学校名を公表しない

これまでこのブログでも他校の出題ミスを取り上げてきましたが、ミスだけ発表して公明を出さないというケースは異例です。

時期が11月中旬と遅いことから、すでに半年以上現在の学校に通っている受験生を追加合格にしたい影響に配慮したと言えば聞こえはよいですが、来年以降の受験を考えている側からすれば、どの学校で起きた問題かは知りたいところです。

ちなみに、学芸大附属小金井中学校は今年の春の入試で出題ミスがあったことを公表しており、合格発表の前に出題ミスを公表しています。(発表内容はこちらから)

【違和感2】公表を大学側がしている

一般的に大学付属の学校が出題ミスをした場合に、大学側が発表をするというのも異例だと思います。

上記の附属小金井中のように、各学校が独立して入試を行っているわけですから、各学校が独自に公表をすべきだと思います。

学芸大学は付属高校が11校もあり、大学側がどこまで全体を管理しているのかわかりませんが、大学側の主導で学校名公表をしないのか、附属高校側の意志で校名公表をしないよう大学側に要請しているのかが分からないです。

これは勝手な想像ですが、付属学校側が追加合格の公表に難色を示したために大学側が業を煮やして事実の公表に踏み切ったのではないかと思います。

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学芸大附属高校のいじめ問題

今回の一連の流れから想起されるのが、2015~2016年に起こった学芸大附属高校のいじめ問題です。

このときも附属高校で起こったいじめを大学側が記者会見で明らかにするという構図で、大学側が附属校の管理をするものなのかと思いました。

この時も報告が半年以上遅れて問題になりましたが、同様の体質を今回の出題ミスの件でも感じてしまいます

ちなみに2019年度入試ではこのいじめ問題の影響で学芸大附属高校の辞退者が続出し、追加合格が大量に(一説では100名近く)出てしまい、玉突きで都立トップの日比谷高校が2次募集をするという異例の展開になった年です。

まさお
まさお

プライバシーと情報公開のバランスは大変難しいところですが、当事者だけでなく今後の受験生にも影響するので、必要な情報はきちんと公表するべきだと思います。
今回の件で言えば、学校名の公表は必須だと思います。

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