こんにちは。まさおです。
今年も残すところ2週間を切りました。来年度入試の動向が気になるところです。
今回のテーマは「2022年度大学入試志願者動向はどうなる?」です。
強気の受験が功を奏する可能性が高いです。
受験生の全体数を確認
受験の難易度を考える際のポイントは、大学の募集定員に対して、受験生が何名いるかということになります。以下、2つのポイントで考えてみましょう。
高3生数は2.6万人減
大学入試の出願動向を予測する際の最初のポイントは高校3年生の在籍数です。
2021年度の高3生は約114.1万人で前年の116.7万人に比べて2.6万人の減少となっています。高3生数は前年比で97.8%となっています。
統計データによって多少のブレはありますが、2%ほど高3生が減っています。
共通テスト出願状況
一方で共通テストの出願状況はどうなっているでしょうか。
現時点では最終出願数が発表されていませんが、10月7日の出願最終日の数は以下の通りとなっています。
区分 | 2022年度出願者数 | 2021年度出願者数 | 割合 |
---|---|---|---|
現役生 | 433,491 | 440,555 | 98.4% |
既卒生 | 68,490 | 74,096 | 92.4% |
合計 | 501,981 | 514,651 | 97.5% |
コロナが落ち着いてきていることもあって、高3生の出願割合は多少増えた可能性がありますが、現役生でも1.6%減、浪人生は共通テスト初年度で大幅に減った昨年よりもさらに減っている状況です。
出願数全体でも2.5%減ということで、受験生にとってはチャンスが拡がっている状況が見て取れますね。
受験生が減っているときは強気が大事
受験生は自分が受験した年のことしかわからないので、実感が湧かないかもしれませんが、受験生が少ないということは、大学側の募集定員は変わらなければ倍率はそれなりに下がるということになります。
入試というのは椅子取りゲームと同じなので、椅子の数(募集定員)が変わらずに参加者が減れば当然椅子に座れる確率は上がります(成績の良い順に椅子が割り当てられるということは理解しておく必要がありますが)。
さらに、コロナによって昨年以降一人当たりの出願校数が減少傾向です。今年は昨年よりも首都圏受験者が増える予測も一部出ていますが、それでもコロナ以前に比べればずっと控えめの状況です。
まとめると以下のような状況と言えます。
- 高3生の数は2.6万人程度の減少
- 共通テストの現役生の出願数は7,064名の減少
- 共通テストの浪人生も5,606名の減少
- コロナで一人当たりの出願数は減少傾向
これだけ減少要因が重なっているわけですから、受験生有利の入試であることは間違いありません。
こういうときは、強気の受験が基本です。
合格可能性が50%以下であっても、一定の入試対策をしたうえで複数校のチャレンジすれば意外と合格の可能性は広がるものです。
ポイントは、「一定の入試対策をしたうえで」というところで、記念受験は絶対にダメです。
合格するという強い気持ちをもって、多少分が悪くてもあきらめずにやり切ることで、はじめてチャンスが広がります。
入試までの残り期間を考えると、やれることは限られてきていますが、気持ちで負けては絶対にダメです。ここ数年の大学入試はチャンスが拡大している状況です。
冷静に状況をとらえて、チャンスを最大限に活かすようにしていきましょう!
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