【欠席1,800人】2022都立高校一般入試受検状況

まさお

こんにちは。まさおです。
2/21に東京都立高校入学者選抜学力検査が実施されました。

全日制普通科の男女合計倍率は1.37倍で、神奈川や千葉、埼玉と比べても0.2ポイントくらい高い倍率です。一方、当日欠席者は1,823名出ています。
今回のテーマは「都立高校一般入試受検状況」です。

都立高校一般入試受検状況

◆全日制全体倍率は1.29倍で前年より0.01ポイントアップ
⇒普通科男子は、1.35倍で前年より0.03ポイントアップ
⇒普通科女子は、1.40倍で前年より0.02ポイントダウン
◆普通科で2倍を超える学校は男子で1校、女子で12校
⇒女子の高倍率は相変わらず
⇒全校で男女別定員制緩和措置により女子の最終倍率は少し下がるはず

都立高校一般入試全体状況
高倍率となった学校
1. 男子の高倍率校
2. 女子の高倍率校
当日欠席者の多かった学校
1. 男子で当日欠席のおかった学校
2. 女子で当日欠席の多かった学校

都立高校一般入試全体状況

2/21に実施された都立高校一般入試の全体状況は東京都教育委員会の以下のページから確認が可能です。

令和4年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況｜東京都教育委員会ホームページ

東京都教育委員会のホームページ。事業内容、入試、都立学校、教職員採用、教員免許、生涯学習などの情報をお伝えします。

普通科合計の平均倍率は1.36倍で前年の1.34倍より0.02ポイントアップしています。
コース制や単位制除いた男女別募集枠に学校に絞ると、男子1.35倍（前年1.32倍）、女子1.40倍（前年1.42倍）と男子が0.3ポイントアップ、女子が0.2ポイントダウンとなっております。

ここ2年くらい、都立高校は女子の合格最低点が高くて不公平であると言われてきたので、女子が少し敬遠した可能性もあります。

高倍率となった学校

全日制普通科でコース制・単位制を除いて、男女別募集をする学校のうち、受検倍率が高かった学校を男女別にまとめました。

男子の高倍率校

順位	学校名	募集定員	応募者数	欠席者数	受験者数	受検倍率
1	青山	130	293	-27	266	2.05
2	東	99	199	-4	195	1.97
3	目黒	99	237	-45	192	1.94
4	日比谷	132	330	-81	249	1.89
4	戸山	132	283	-34	249	1.89
6	上野	132	254	-13	241	1.83
6	江戸川	132	255	-14	241	1.83
8	深川	96	193	-18	175	1.82
9	北園	132	250	-14	236	1.79
10	豊多摩	132	270	-42	228	1.73

2倍超は赤字

１位は青山の2.05倍で男子で唯一２倍を超えました。
日比谷・戸山も4位に入っています。
学力上位層で私立高校で一定の合格を取っている生徒がチャレンジ受検している可能性もありますが、やはり狭き門という印象ですね。

女子の高倍率校

順位	学校名	募集定員	応募者数	欠席者数	受験者数	受検倍率
1	広尾	91	225	-9	216	2.37
2	神代	106	263	-14	249	2.35
3	向丘	106	249	-4	245	2.31
4	井草	107	252	-12	240	2.24
5	三田	99	224	-9	215	2.17
6	青山	120	265	-12	253	2.11
6	北園	122	273	-15	258	2.11
8	東	92	198	-5	193	2.10
10	豊多摩	122	263	-17	246	2.02
10	昭和	122	256	-9	247	2.02

2倍超は赤字

女子は倍率上位10校がいずれも2倍を超える高倍率になっています。
今年は全校で男女別定員制の緩和措置が取られますので、募集定員の最後の10％は男女の別なく合否を決めてくれることになります。女子は男子に比べて内申点が高いことが多いので、この緩和措置によって多くの学校では男女のボーダーがほぼそろうと見込まれています。

実際のところがどうだったかは検証が必要ですが…。

当日欠席者の多かった学校

都立高校は他の自治体に比べて当日欠席者が多いのが特徴です。

男女別に当日欠席者の多かった学校を見てみましょう。

男子で当日欠席のおかった学校

順位	学校名	募集定員	応募者数	欠席者数	受験者数	受検倍率
1	日比谷	132	330	-81	249	1.89
2	目黒	99	237	-45	192	1.94
3	豊多摩	132	270	-42	228	1.73
4	西	132	233	-39	194	1.47
5	戸山	132	283	-34	249	1.89
5	井草	116	223	-34	189	1.63
7	雪谷	116	213	-30	183	1.58
8	青山	130	293	-27	266	2.05
9	広尾	98	192	-26	166	1.69
9	豊島	116	225	-26	199	1.72

日比谷の男子欠席数は毎年多いのですが、今年も81名の欠席となっています。
これは出願段階で判明していなかった、国立大学附属高校や早慶附属高校の入試結果が出たことでそちらに入学を決めた受験生が抜けることが大きな要因です。

女子で当日欠席の多かった学校

順位	学校名	募集定員	応募者数	欠席者数	受験者数	受検倍率
1	日比谷	122	216	-27	189	1.55
2	戸山	122	242	-17	225	1.84
2	豊多摩	122	263	-17	246	2.02
4	田園調布	82	167	-16	151	1.84
5	目黒	92	197	-15	182	1.98
5	豊島	106	227	-15	212	2.00
5	北園	122	273	-15	258	2.11
8	神代	106	263	-14	249	2.35
9	大崎	107	134	-13	121	1.13
9	石神井	106	215	-13	202	1.91