【一般・特色】茨城県公立高校倍率5か年推移 ~緩やかに下降傾向~

茨城県公立高校倍率5か年推移高校入試
スポンサーリンク
まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
2022年度入試が終わりましたので、各都県の公立高校入試の状況を少しずつ振り返っています。
今回は「茨城県公立高校の一般入学の5か年推移」です。
茨城県は入学者選抜試験日は1回にまとめられており、特色選抜は一般入学学力検査の翌日に面接や実技が行われます。日程が離れている他の都県とは少し異なるやり方ですね。

茨城県公立高校入試5か年推移

◆一般入学の倍率は緩やかに下降
2018年度1.15倍から2022年度は1.10倍まで下降
全受検者数が全募集定員より少ない年もあり、倍率1倍も多い
◆特色選抜の倍率はほぼ横ばい
⇒過去5年間で多少の上下はあるもののほぼ横ばい

スポンサーリンク

一般入学の募集倍率5年推移(全日制)

茨城県公立高校の入試は同日に一般入学と特色選抜が行われます
特色選抜枠で受検する場合は、学力検査の翌日に面接や実技試験などを受けることになります。

他都県が公立高校入試を2回に分けて、前半で特色選抜的な個性入試をやって合格発表を行い、後半で改めて一般募集を行う形式に比べると、一発勝負で潔いやり方ということができます。

2018年度から2022年度までの最近5か年の募集人員・受検者数・合格者数・倍率は以下の通りです。

区分2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度
募集定員19,35019,07018,79018,19017,750
受検者数20,49319,96418,68817,39617,755
合格者数17,89517,49916,84016,08616,126
倍率1.151.141.111.081.10

グラフにしてみると以下のような感じです。

茨城県公立高校一般選抜倍率推移

上記の通り、2018年度では1.15倍あった倍率が少しずつ低下し、コロナ禍の2021年度では1.08倍まで低下しました。

2022年度はコロナが少し落ち着いたこともあり、公立に受検者が戻って1.10倍となっていますが、緩やかに倍率は低下傾向となっており、今後も1.1倍前後の倍率が続くのではないかと思います。

特に2020年度と2021年度は全募集定員よりも全受検者数の方が少なくなっています。私立高校の選択肢が少ないために公立の受け皿がきちんと確保されているという見方もできると思います。

まさお
まさお

茨城県は、入試のミスが相次いで2022年度入試では記述問題をほとんど出さないという大胆な入試問題改革を行っています。
入試の公平・公正を第一に考えるは大事なことだと思いますが、あまりミスを恐れてしまうのも対応が硬直化して他県との格差が開いてしまわないか心配です。

スポンサーリンク

特色選抜倍率推移

一般入学と同時に行われる特色選抜はどのような状況だったのでしょうか?
茨城県は一般入学の内数として特色選抜の実施状況を公開しています。

区分2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度
募集定員2,0602,0772,1602,1041,996
受検者数1,6551,6801,4601,4161,518
合格者数1,4611,4421,3081,2391,341
倍率1.131.171.121.141.13

グラフにすると以下のような感じです。

一般入学枠の10%程度が特色選抜になっています。
倍率は多少の上下はある者のほぼ横ばいとなっています。

工業科や商業化なども多く特色選抜枠を持っているため、倍率1倍の学校も多く存在します。そのため募集人員に比して受検者数がかなり少ない状況になっています。
一方で、定員が少ないことから倍率は一般入学全体の枠よりも高く出ているということになります。

まさお
まさお

少子化と通信制や定時制など高校進学の多様化が進んだこともあり、全国的に公立高校の全体倍率は低下傾向です。自分に合った適切な進学先を見つけることができれば、高校には入りやすくなっているとみることもできるでしょう。
他都県状況も順次追懐していくようにしたいと思います。

コメント