こんにちは。まさおです。
先日このブログでも取り上げた、私立和歌山南陵高校のストライキ問題。その後、教員向けの給与未払いの説明会が中止になったとの報道がありました。
理由が取材による混乱を避けるためというこじつけのような理由でした。
今回は「私立和歌山南陵高校のストライキ問題の続報」を取り上げます。
教師向けの説明会が中止に
私立和歌山南陵高校で5月11日に校長を除く教職員23名が授業をストライキし、生徒は1日授業を受けられず自習をするという事件がありました。
こちらのブログでも以下の記事でご紹介しています。
ストライキは当初3日間の予定でしたが、5月12日からストライキが翌日には中止されたのは、学校法人側が5月13日に給与未払いの背景について説明をすると約束をしたからでした。
ところが、今回の記事を見ると5月13日の説明会を「取材による混乱が予測される」という理由で中止にしています。
これではストライキ中止の時の約束と違うということになり、再度ストライキが断行されるリスクが増大しているということになります。
取材による混乱が理由で中止というのは、いかにもずるい大人がやりそうな詭弁だと思います。本当に混乱が予想されるなら、関係者しか入れないオンライン形式の説明会だとか、いくらでもやり方は考えられると思います。
また、仮に混乱したとしても本当に誠意をもって説明をしようという気概があるなら説明会は実施されたと思います。
この説明会の内容がマスコミに知られると大きく問題として取り上げられるような内容を含んでいるため、教職員よりもその報道が流れた後の対応の方を恐れて中止にしたというのが本当のところなのでしょう。
学校選びに重大な影響
今回の一件は、学校経営側の態度が極めて悪く映っていると思います。
ただでさえ、お金の問題で悪いニュースが流れていることで信頼が揺らいでいるところに、
・生徒を巻き込んだストライキの選択
・ストライキ中止の条件とした説明会の延期
・保護者向けの説明会についてはいまだ情報なし
という展開なので、志望者が次年度以降激減すると思います。
この手の問題は、理由はどうあれ事実を速やかに公表することと、問題の本質的な責任者をきちんと処分して、再生のための手続きをとることが重要です。
こういうトラブル対応の時に、その責任者の胆力や人間力が問われますし、露わになりますので、今回の説明会延期の選択をした方は、やはり事態の終息に向けて真にせ禁を感じていらっしゃらないのではないかと思いました。
そうなりますと、次年度以降の受験者離れはより進行し、授業料収入は減少、ますます経営継続が困難になるという悪循環に入ってしまいます。
本件は学校法人のあるし静岡県と和歌山県が合同で現地調査を行うとしていますが、調査結果を速やかに公表し、透明感のある対応を進めていくことが大事だと思います。
詳細は調査結果を待たないといけないですが、仮に学校法人側の養殖の方が何らかの理由で他の用途に使ってしまったなどといった対応になると、2~3年は受験生離れが続いてしまうと思います。
法人側は速やかに再建計画を立てて、現在いる在校生の学びを保障してあげることが大事だと思います。
コメント