【ホントに大事!】受験校決定までの5つのポイント

受験校決定までの5つのポイント 入試全般
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まさお
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第1志望は決まったんだけど、第2志望以下が決まらない…
10月下旬から11月にかけての時期で受験校を最終決定する人が多いと思います。第1志望はともかく、第2~第4志望あたりをどう決めて行くかが悩ましいという受験生も多いと思います。
上手な併願作戦は第1志望の合格率を高めてくれます。
今回のテーマは「併願校の決め方のポイント」です。

受験校決定までのポイント

◆第1志望の受験を支えるための併願校選び
⇒第2志望以下がきちんとしていると余裕をもって第1志望校が受験できる
⇒心理的な余裕を持つには併願校の日程を第1志望より前に置くべき
入金締切日は第1志望の合格発表よりも後が望ましい
◆第1志望に不合格だった場合に納得のいく学校を選ぶ
第2志望は合格可能性40~60%前後の学校を選ぶ
第3志望以降の学校は合格可能性50~90%前後の学校を選ぶ
受験校数は地域によって異なるが、首都圏では3~7校くらいが標準

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第2志望以下をどう決めるかで第1志望の合格率も変わる

合格or不合格

第1志望校は比較的すぐに決まるのだけれど、第2志望以下をどうしていいかわからない…

多くの受験生から毎年このような相談を受けます。

第1志望校の難易度にもよりますが、第1志望がチャレンジ受検であるなら、第2志望以下をどう決めるかがとても大事になってきます。

志望校をただ受けるだけではなく、戦略的な意味合いを持たせて入試そのものを有利に運ぶための併願校選びが大事です。

これを「併願作戦」といいます。

「戦略的な意味合い」とは以下のようなことを指します。

併願作戦とは??
  • 第1志望受験をより確実にリラックスした状態で受けて実力を発揮しやすくする
  • 入試期間の時間とお金を有効に使えるように計画を立てる
  • 第1志望に万が一不合格だった場合に納得のいく進学先を確保する

とくに、第1志望校の受験日にすでにいくつかの納得のいく学校の合格通知があれば、何の後ろ盾のない状態で受験を迎えるよりも精神的なゆとりが生まれます

結果、第1志望入試に委縮することなく望むことで実力を発揮しやすくなることが多いのです。

まさお
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受験時に緊張して冷静でいられないという受験生は意外と多いです。何が何だか分からないまま試験が終わってしまったということも間々あり、そのためにも事前に受験を経験し、合格通知を取っておくことが重要となります。

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併願校確定までの5つの手順

受験校確定までの5ステップをご紹介します。

地域によっては受験校は1~2校のみというケースもあるかもしれませんが、その場合は第1志望と志望順位の最も低い学校の組み合わせで考えてください。

逆に受験校が多い場合は、第1志望と安全校の間の実力相応校を厚くする対応が望ましいと思います。

詳細は以下の手順で確認をしてください。

1.志望校の候補をグルーピングする

最初に、現在受験を検討している学校を少し多めにリストアップします。

最近の模擬試験の合格可能性を学校名とセットでリストに記載しておきます。
その上で、以下の3つのグループに分けてグルーピングをします。

学校群合格可能性ポイント
チャレンジ校10~30%◆第1志望は通常ここに入る。
◆第1志望が実力相応になると受験校を減らせる。
実力相応校40~70%◆第2志望以下、現実的な受験校がここに入る
◆数を増やすと実力相応校のどこかに合格する可能性が高まる
合格確実校80%以上◆コロナにかかって受験できなかったなどの問題がなければ合格できる学校
◆確実であれば1校あれば十分。コロナやインフルエンザ感染時などの保険をかけて2校入れることも。

まずは上記のようにグループ分けをしましょう。

  • チャレンジ校⇒1~2校
  • 実力相応校⇒1~4校
  • 安全校⇒1~2校

上記のようなイメージで学校数が上がっていると確定させやすいです。

2.第1志望校を確定

受験可能性のある学校のリストアップが完了したら、第1志望校を確定させます。
すでに確定しているという人も多いと思いますが、意外と悩んでいる受験生も毎年多くいます

第1志望校は以下のような基準で選んでください。

第1志望校の決め方
  • リストアップした学校から本当に一番行きたい学校を選ぶ
  • 必ずしも合格可能性が一番低い学校である必要はない
  • すぐに決められない場合は、学校見学に再度行くなど学校との接点を持って再確認
  • 「ほれ込んだ学校」でないと第1志望校にはならない

ほれ込んだ学校などないという人は、もう少し学校の詳細を調べてみましょう。
改めて見学に行って在校生の様子を見るとか、説明会で学校の先生と話をしてみるとか、候補となっている学校との接点を持って一番行きたいと思える学校はどこかを感じ取るようにしましょう。

第1志望校が決まったら、出願締切日・受験日・合格発表日・手続き日を確認しておきます。
この日程が他の受験校を決める際の比較対象となります。

日程第1志望実力相応合格確実
出願締切日2/15
受験日2/23
合格発表日3/6
手続締切日3/1
日程表のサンプル例
まさお
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第1志望校が併願作戦の軸となります。第1志望に合格する可能性を高めるために併願作戦を組むわけですから、第1志望校がブレてしまうと、併願もうまく組めないという言ことになってしまいます。

3.志望順位が一番低い合格確実校を確定

第1志望校を決めたら、次に合格確実校を決めます。決め方の基準は以下の通りです。

合格確実校の決め方
  • 受験に行きさえすれば確実に合格できると思われる学校を選ぶ
  • 第1志望の受験日よりも早く合格発表が出て、第1志望よりも手続きが遅いことが重要
  • 事前相談制度などがある場合は必ず利用し合格の確約を得ておく
  • コロナやインフルエンザで受験できない場合の対応を確認
    不安がある場合は日程を1週間程度離して複数選んでおく

コロナやインフルエンザ感染時対応が学校により異なるので注意しましょう。追試験などが設定されている場合は1校でもよいと思いますが、第1志望の試験日の前に確実に合格を確保できることが重要です。

日程第1志望実力相応合格確実
出願締切日
2/15
1/30
受験日
2/23
2/4
合格発表日
3/6
2/10
手続締切日3/83/8
日程表のサンプル例(合格確実校を追加)
まさお
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上記のような日程組ですと、第1志望の受験日に進学先が1校確保されていますから精神的なゆとりはかなり違うと思います。手続き日も第1志望の合格発表の後ですから、第1志望校の結果を見て入金対応が可能ということになります。

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4.第2志望と実力相応校を間に入れる

ここまでで最低限の併願作戦は完成しているのですが、合格確実校と第1志望校の間に成績的な差などがある場合、間に複数の学校を入れて学校の選択肢を増やすという対応を取ります。

特に、合格確実校を合格可能性重視で多少なりとも妥協して選んでいる場合は、「実はこの合格確実校には進学したくなかった」という潜在意識を持っている受験生も多くいるものです。

最後、第1志望に不合格になってしまって、その学校に進学する際に大ショックを受けるということがないように、合格確実校以外に合格通知をもらえるようにしておくという考え方も大事です。

実力相応校の決め方
  • 第1志望校以外で候補に挙がった学校から選択する
  • 自分の学力と同等レベルの学校を複数選び、1校以上の合格を期待する
  • 第1志望校を学力面で下げざるを得ない場合の受け皿校も実力相応校
  • 数を増やすとその分受験全体の幅が広がる、併願作戦の重要ポイント

上記の通り、実力相応校をどう組み込んでいくかが併願作戦の重要ポイントです。
合格の可能性を期待できる複数の学校を選んでいると、第1志望と甲乙つけがたい学校が入ってきたりすることもあります。

また、場合によっては第1志望よりも合格可能性が低い学校などが候補になってくるケースもあります。

いずれも、受験生自身がチャレンジしたいと思うなら、受けてみるのがよいと思います。
ただし、試験日があまり過密になると疲労がたまりますし、入金締切日が第1志望の合格発表よりも前というケースも出て来ます。その場合は、是々非々で判断して組み入れます。

日程第1志望実力相応合格確実
出願締切日

2/15
2/131/30

受験日

2/23
2/182/4

合格発表日

3/6
2/232/10

手続締切日3/83/83/8
日程表のサンプル例(実力相応を1校追加)

上記のように安全校と第1志望校の間に実力相応校が入ってくる形がベストです。中には第1志望と前後する可能性もありますが、その場合も仮組段階では入れておくとよいでしょう。

まさお
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別の記事で入学金問題の話題を取り上げました。多くの場合は、実力相応校と第1志望の間で支払日が前後して入学金を無駄に払わざるを得ないというケースがあります
その場合は、実力相応校に価値があるかどうかで覚悟を決めるしかありません。万が一第1志望校に不合格の場合に、その学校への入学権利を保有しておきたければお金を支払うことも検討しておきましょう。

5.入試日程と入金締切日で微調整

やっと、最終段階です。

ここまで来たら候補に挙げた学校の受験スケジュールを一覧にまとめてみます。
出願締切・受験日・合格発表日・入金締切日の関係を見て、この受験の仕方で問題中をチェックします。
その際のチェックポイントは以下の通りです。

併願作戦最終チェックポイント
  • 合格確実校の受験日・合格発表日が最初に来ていること
  • 合格確実校の入金締切日が第1志望の合格発表後になっていること
  • 実力相応校の受験と合格発表は合格確実校と第1志望校の間に入っていること
  • 第1志望校の入金締切日前に締切が来る学校を把握していること(ない方が望ましい)
  • 各校の受験日が近づきすぎていないこと(3日連続受験が上限くらいに考える)

上記チェックポイントをみて、問題なければ精神的にもゆとりをもって試験当日を迎えられると思います。

まさお
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併願作戦は受験校が増えると大変面倒になります。塾や学校の先生にお願いしてチェックをしてもらうなど、複数の目で確実にミスがないかチェックできるようにしておくことが重要です。


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