【3校が共学化!】2023年度都内私立高校の募集要項のポイント

2023年度都内私立高校の募集要項のポイント 高校入試
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まさお
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都内私立高校の入試変更点とその影響は?
毎年、今ぐらいの時期にこのような質問をもらいます。
東京都は10月12日、都内私立高校の募集要項を発表しました。私立高校は合計182校とダントツに学校数が多いのが特徴です。
2023年度は男子校が1校、女子校が2校減り、共学校が3校増えます
今回は「東京都私立高校の募集要項」を取り上げてみます。

都内私立高校募集要項の特徴

◆男子校が17校2,378人を募集(前年より1校263名の減少)
◆女子校が42校7,299人を募集(前年より2校332名の減少)
◆男女校が123校27,294人を募集(前年より3校301名の増加)
◆総合計で182校36971名を募集(前年と校数は同じだが、募集人員は294名の減少)
※男子校1校、女子校2校が共学へ移行。女子校の募集枠は微減。

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東京都私立高校の募集要項概要

応援する高校生

以下のページに東京都の私立高校募集要項について東京都がまとめたページがあります。

学校別の高校募集数の前年比較をすると以下のようになります。

区分R4年度
学校数
R4年度
募集人員
R5年度
学校数
R5年度
募集人員
学校数
増減
募集人員
増減
募集人員
前年比率
男子校182,641172,378-1-26390.0%
女子校447,631427,299-2-33295.7%
男女校12026,99312327,2943301101.1%
合計18237,26518236,9710-29499.2%

募集定員総数は前年より294名減少しますが、全体規模としてはほぼ前年並みととらえてよいと思います。
男子校で1校、女子校で2校が共学化しているため、共学校が3校増え募集定員も301名増えています。

まさお
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高校入試では、男子校や女子校が敬遠される傾向が強く、多くの私学が生き残りを変えて共学化する動きが増えています。
多くの学校がすでに共学化を果たしていますが、まだ60校ほどが男女別学として残っています。

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2023年度共学化する3校はどこ?

では、2023年度に共学化をする3校はどこなのでしょうか?

芝国際高校

東京都港区にある「東京女子学園」が「芝国際高校」と校名を変更して、女子校から共学化します。

校名に「国際」と入れる通り、世界標準のグローバル教育を行うことを特徴として新しくスタートする予定です。

多くの場合、共学化で受検生はかなり増えますが、そこに「国際」の要素が加わったことで、受験生は大幅に増えるのではないかと思います。

品川学藝高校

東京都品川区にある「日本音楽高校」が「品川学藝高校」と校名を変更して、女子校から共学化します。

普通科は「eスポーツエデュケーション」と「リベラルアーツ」の2コース制、音楽科は「パフォーミングアーツ(バレエ・ミュージカル専攻)」と「ミュージック(声楽・ピアノ・管・弦・打楽器専攻)」の2コース制となります。

特に「eスポーツエデュケーション」は全国でも珍しいコースです。全国から受験生が集まってくる可能性がありますよね。

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自由ヶ丘学園高校

東京都目黒区の「自由ヶ丘学園」が男子校から共学化します。公明の変更はありません。

大学や企業との連携プログラムを多く有しており、共学化で更なる教育環境の深化を目指していきます。

男子校からの共学化は当初女子が集まりにくい傾向がありますが、数年で受験生も大幅に増えていくことになると思います。

まさお
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私立高校は都立高校との差別化を図るために、特色をどんどん打ち出しています。上記の共学化3校も共学化だけでなく、都立高校にはない毒の特色を打ち出しています。

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都立高校男女枠撤廃の影響は?

東京都の高校入試は、「都立高校の男女募集枠撤廃」の影響が色濃く出てきます。

特に、私立高校は上記の表にもある通り、男子校と女子校の募集定員の比率が2,378:7,299と3倍以上女子の枠が多くなっています

一方で都立高校が男女の募集定員枠を撤廃すると、女子の合格者が増え男子の不合格者が減ります

つまり、都立高校は男子の合格者が増えるのに、私立高校は男子の募集枠が減るということになるので、男子にしわ寄せがいく可能性があります。

推薦制度・併願優遇制度で私立高校をきちんと確保すること

上記のような東京都特有の男女バランスの問題があるので、私立高校受験についてはできるだけ中学校を通した事前相談による合格確保を意識することが重要です。

特に推薦入試や併願優遇制度は学校の成績がきちんととれていれば、入試前にほぼ合格が確約される制度ですので、きちんと制度を利用して合格校を確保してから都立高校に茶練することが重要です。

私立高校実質無償化制度も利用すべき

また、東京都の私立高校は年収上限があるとはいえ、授業料の実質無償化制度を持っています。

「学費が安いから都立高校」という固定観念にとらわれず、私立高校の特色ある教育と学費の支援制度をきちんと理解して、積極的に私立高校を選ぶことも有効だと思います。

もっとも、私立高校の場合は授業料以外の出費も多くある学校が多いので、3年間の支出総額はきちんと試算をしておくことをお薦めします。

まさお
まさお

私立高校の募集要項から共学化校、都立高校の男女募集枠撤廃の影響なども考えてみました。
重要なことは精度がどう変わっても、「行きたい高校は行きたい高校で変わらない」ということです。
自分の特性や将来の希望にマッチした行きたい学校をきちんと調べて決めることが大事です!

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