1月もあと数日となり、2023年度も本格的な入試シーズンに入ります。
入試当日にどんなものを持っていくかは、意外と大きな差になります。
今回は「入試当日、差がつく持ち物」というテーマです。
入試当日の持ち物は「お守り」でもある
入試当日の持ち物についてよく質問を受けます。
入試というのは、会場に行ってテストを受けて帰って来るだけなので、実務的には受験票と筆記用具、最低限の交通費程度があればなんとかなるものです。
ところが、実際の入試本番は長い間志望してきた学校ほど、思い入れもあり緊張感も増してきます。その意味では持ち物に何が入っているかで精神的な落ち着きにも少し差が出てくるようです。
今回は、そんな入試当日に他の受験生と少し差がつく持ち物についてまとめました。感染対策が始まったことで持ち物にも少し変化が出てきています。
コロナ禍は収まりつつありますが、試験会場はマスク着用や換気・消毒などがいまだに継続しています。試験場でコロナにかかるとその後の入試にも大きな影響があるので、予防の意味もかねて、感染予防体制をとって試験に向かうようにしましょう!
感染予防に有効な持ち物
コロナ禍以降の入試では、学校側がマスクの着用を義務付けるなど、これまでと異なる対応を取っています。まずはコロナ禍特有の持ち物を整理してみます。
1.試験中着用するマスク(予備を含めて2~3枚)
感染対策の観点から試験中にマスクを義務付けるところが多いです。
入試本番は、試験時間だけでも正味4時間程度はあり、休み時間等も入れると5時間~6時間近くマスクを着用することになります。
融資ではマスク選びが非常に重要な意味を持ちます。
長時間着用し続けられるマスクを選んでおく必要があります。
ポイントは、
・長時間つけても耳が痛くならないこと
・呼吸が苦しくならないこと
です。試験中集中力を妨げないようなものを選びましょう。
試験前に実際使ってみて使用感を確認しておきましょう。
予備も含めて2~3枚は持っていくとよいと思います。
2.昼食がある場合はマスクケース
試験時間が長い大学入試や都立・公立高校の入試では間に昼食休憩が挟まります。
友だちと会話をせず、黙って前を向いて食事をするようにという指示を出しているところも多くあります。
当然食事中はマスクを外すことになるのですが、試験会場での食事中、マスクをどう保管しておくかは意外と気を使うところです。
簡易なマスクケースを持っておくと、マナー的にも受験生自身の心理的にも安心感があると思います。
3.消毒効果のあるウェットティッシュ(ゴミ袋)
お手洗いから帰ってきた後、試験会場で座ったデスクなど、気になったときにさっと拭けるウェットティッシュを持っておくとよいでしょう。
試験場には消毒用のアルコールが設置されていると思いますが、ポンプ式で手で押すタイプですと多くの受験生がそのポンプを触ることになり、ちょっと不安になりますよね。
自分用の消毒効果のあるウェットティッシュなどを持っていると、気になったときにさっと手や机などを拭くことができます。
使用後のウェットティッシュを入れるゴミ袋も一緒に持っていると安心です。
試験場でウイルスをもらったり、誰かに無意識のうちに感染させてしまったりといったことがないように、自衛策をきちんと講じておくことが大事です。
入試定番の持ち物
コロナ禍特有の持ち物も大事ですが、コロナに関わらず持っていくべき定番アイテムがあります。受験票や筆記用具は当たり前として、ちょっと差がつく持ち物をリストアップしておきます。
1.小銭・交通系ICカード
試験場までの交通費はもちろん、不測の事態があったときにコンビニなどで買い物ができる程度のお金は持っておくとよいでしょう。金額にすると3000円程度がよいと思います。
2.使い慣れた問題集
試験の合間の休み時間などに次の科目に頭を切り替えられる使い慣れた問題集を持っていきましょう。あまり重いものを何冊も持っていくよりも知識系のチェックプリントや薄めの問題集でよいと思います。
自分が「これだけは頑張った」と思える問題集があれば、それを持っているだけでも心強いと思います。
3.顔のほてりを冷やす汗拭きシート・おしぼり
試験場の温度管理について、他の記事でも何度か書いたことがありますが、試験場によっても、また、自分の席の位置によってもずいぶん差があります。
明らかに暑い席というのがあって、そこに当たった場合は頭を冷やす汗拭きシートが有効です。
自宅で用意したおしぼりでもよいのですが、ほてった顔を冷やせるものをカバンに入れておくと便利です。
消毒用ウェットティッシュで顔も更けるタイプのものがあればそれでも良いと思います。
4.不意の下痢に対応する「携帯用下痢止め薬」
試験場ではプレッシャーでおなかが痛くなる受験生が毎年何名か出ています。
実際試験場で下痢に見舞われて、試験が受けられなくなるケースはほぼないのですが、万が一に備えた持ち物は精神的なゆとりを生みます。
水なしで飲める小中学生向けの下痢止め薬を持っていくとよいでしょう。
5.(普段使っている人)使い慣れた目薬
普段、集中力が切れた時などに目薬を使っている受験生は同じものを試験場に持っていくようにしましょう。試験開始前に目薬を差すだけでも試験への入りに差が出ると思います。
6.お守り・先生や友達からの激励メッセージ
最後にひょっとするとこれが一番大事かもしれませんが、お守りや友達からの激励メッセージをもらった人は、それをきちんと持っていくようにしましょう。
入試はやれるだけの準備をやったら、あとは気持ちの強さが勝負を決めます。友達や先生からのメッセージを後ろ盾に、入試本番で実力を出し切ってきましょう。
いかがでしたか?
自分の受験準備にマッチしそうなものをピックアップしてカバンに入れるようにしましょう。
重要なことは、試験に集中して普段通りの力を発揮することです。そのために必要と思う持ち物はきちんと準備をして臨みましょう。
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