こんにちは。まさおです!
6/25、さいたま市で中学生の女子生徒が新型コロナに感染していることが判明し、中学校は2日間の臨時休校になりました。また、市川市でも小中学生の姉妹のコロナ感染が判明し、通学している小学校・中学校が3日間の臨時休校となりました。
今回は「学校でのコロナ感染、どう対応すべきか」というテーマです。
市川市・さいたま市での生徒の感染事例
学校におけるコロナ感染は過去に事例が少なく、対応方法が確立されていないように見えます。最近発生した市川市とさいたま市の例を確認してみましょう。
市川市の事例
6/23、千葉県は市川市に住む10歳未満の小学生と10代の中学生の姉妹が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
この2名は6/22に感染が発表された男子高校生のきょうだいで、濃厚接触者として検査を受けた結果、陽性だったということです。
この家では兄弟3名がいずれも新型コロナウイルスに感染したということになります。
市川市では、この姉妹が通う小学校と中学校を3日間、臨時休校にその間に消毒を行うことを発表しました。
この姉妹は6/19まで学校に通っていたため、クラスメイトや担任教諭などの接触者にPCR検査を行ったようです。
クラスメイトの検査結果も今後判明してくると思うが、ほぼ無症状で学校に通っているのだから、接触者への感染はかなり高い確率で進んでいるのではないかと思われます。
さいたま市の事例
6/24、さいたま市は市立中学校に通う女子生徒が感染したことを発表しました。さいたま市教育委員会は、この女子生徒の通う中学校を2日間臨時休校とし、その間に消毒を行うことを決定しました。
女子生徒は無症状ですが入院の予定で、他の家族5人はいずれも陰性だったとのことです。女子生徒のきょうだい2名は2週間の出席停止となっています。
本人は症状がないのに入院という状況です。おそらく学校でも症状がなかったのでしょうから、本人の意識とは無関係に感染をさせてしまった可能性があります。
学校での感染対策の難しさ
小中学生の防疫体制の難しさは、感染している本人が無症状であるところにあります。市川もさいたまも本人は自覚症状がないまま学校に通っているわけで、そこで友人などに無意識に感染させてしまっている可能性が否定できません。
かといって、感染者を特別扱いすることは、感染者の差別を助長してしまう可能性もあり、学校のような公平性が重要視される場での対応は大変難しいものがあると思われます。
過去のブログでも書きましたが、他国においても小中学生の感染については、休校期間が長かったこともありほとんど知見がないように思われます。
中には本人に自覚症状がなく、重症化リスクも少ないのだから普通に学校に通わせるべきだという意見も見ますが、やはり家族と同居している場合には家族を感染させてしまうリスクから、入院⇒加療が正しい姿のように思います。
一方で、学校での学習というのは継続が重要な要素になります。感染者が出るたびに休校になっていたら、定着するものも定着しなくなってしまいますし、生徒のメンタルも不安定になるでしょう。休校になっても生徒を手放さない体制が必要ですね。
オンライン授業への切り替え体制
では、学校ははたして感染者が出て休校にした後どうすれば良いのでしょうか?
さいたま市では2日間の休校と感染者のきょうだいは2週間の自宅待機となっているそうです。その間、この2名の生徒はどうなってしまうのでしょうか?
他の生徒は学校再開後普通に授業受けているのに、このきょうだいだけは自宅で待機とは教育の機会に大きな差がついているともいえるはずです。
これまで自治体により対応は様々でしたが、やはり臨時休校と動画によるオンライン授業はセットになっているべきだと思います。
生徒の感染が判明して、臨時休校になったり感染した生徒の濃厚接触者が2週間の自宅待機になった際、その生徒が2週間自宅で無為に時間を過ごすことがないように具体的な学習が進む体制を持つ必要があります。
今後色々なエリアで同時多発的に起こるでしょうから、各学校単位で準備をするのは難しいと思います。自治体単位、あるいは国が主導して体制整備を進めていかないとインフルエンザがはやる時期にはカオスになっているかもしれません。
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