こんにちは。まさおです!
最近、気温の低い日が続いて、体調を崩している人も多いかもしれません。うかつに熱を出すとPCR検査の方に引っ張られるので、体を冷やさないように気をつけましょう。
ここ何回かで夏休みの学習の仕方について書いていますが、今回はちょっと趣向を変えて「家で勉強する力」というテーマを取り上げます。
最後にモノをいうのは「家で勉強できる力」です!
新型コロナで使いづらくなった図書館や自習室
受験生にとっては塾・予備校の自習室や図書館は、集中して勉強するための環境の定番でした。自宅ではなかなか誘惑に勝てない受験生は、自習室に1日中籠って勉強をしていました。
ところが、今はあまり長時間の自習室での勉強がしづらくなっているようです。新型コロナウイルスの感染リスクがあるからです。
たとえば、自習室で1日6時間の勉強をしたとすると、その間出入りする人との濃厚接触時間がそれなりの長さになってしまう可能性があります。
全員コロナウイルスに感染していないという保証があればよいのですが、今や無症状の若者が実は感染していたという事例が多く出ていますので、あまり長時間自習室にいるのは望ましいことではなくなってきたのかもしれません。
自習室で勉強したい場合は、その自習室の換気の状況などを見て、短時間集中型で1時間~2時間程度で抑えるようにした方がよいかもしれません。
どこで誰と接触してきたかわからない人と同じ部屋に長時間いるのは受験生にとっては大きなリスクだと思います。
最強の学習環境は自宅!
新型コロナウイルスが広がっている現在の状況下で、感染リスクの少ない最も安全な学習環境は自宅です。
見ず知らずの人と出会う可能性は原則なく、どこからか由来もわからないウイルスをもらってくることもありません。
問題は、自宅で勉強できない環境を放置していることです。
これは今年に限らず毎年言っていることですが、図書館や塾がお休みになると全く勉強できなくなってしまう受験生が毎年何名も出てきます。
普段は1日10時間くらい勉強している生徒でも、図書館や自習室がないとほとんど勉強できないと言ってくるケースが多いのです。
入試直前期など、最後に差がつくのは自宅での学習ができるかどうかです。自分の部屋でもリビングでも、学習モードになろうと思ったときに余計なものをすべて片付けてデスクの上を平らにし、一気に集中モードに入って学習できる一角を自宅に作っておくことです。
それにより、自習室や図書館が閉まったとしてもある程度の集中度合いで学習を進めることができるようになります。
年末年始や入試期間中は特にその傾向が強まります。塾も、1月に入ると、大勢の人を不用意に集めてインフルエンザを蔓延させたくはないので、あまり自習室に長居することを薦めづらくなります。
安全な自宅環境で学習ができるように準備をすることがとても大事なことになってきました。
勉強机があるならそこを使い倒そう!!
模試も自宅に勉強部屋や勉強机があるなら、コロナがが終息するまでは自分の勉強机をどう活用できるようにするかを考えましょう。
机の上を平らにする
机の上にモノがいっぱいある場合、最初にやるべきは、デスク上にある余計なものをすべてなくすことです。具体的には、段ボール箱などを持ってきて、机の上にあるものを底にすべて入れてしまうなどといった思い切った対応が効果的です。
勉強に集中しようと思ったときに、余計なものが目に入らないことが重要なので、机の周辺も必要に応じて物をなくすようにした方がよいです。
部屋の模様替えや勉強場所を新規に用意する
家の間取りにもよりますが、ある程度の広さがあるなら、集中して勉強するための環境を新たに作るという方法もあります。
部屋の一角に自習室の机と同程度の広さのデスクをホームセンターなどで買い、置いてみるというのもよいでしょう。
自分の状態を勉強モードに切り替える場所を作るという発想です。
自分の部屋にテレビなどがあるなら、移動させたり売ったりしてもよいと思います。
ちなみに、今回のコロナ騒動で大人もテレワーク化が進みました。大人も家で仕事ができない人が多く、仕事用に新たなデスクや簡易なリフォームをするケースが増えています。
集中できる環境を作ること自体が大事だということです。
最後に重要なのは本人の意志
環境ができたら最後に必要なのは本人の意志です。
勉強というのは最終的には一人きりの作業です。自分以外の誰かが自分の代わりに勉強してくれるということはありません。自分でやった分だけが自分の財産になるので、「目標校」や「目標とするテストの成績」などを設定して、その目標に到達するためにこれをやるという具体的な学習項目を決めて、それをやり切るという意志が重要です。
自宅で勉強する力を手に入れると、ぐんぐん成績が伸びていきます。塾や予備校にいられる時間がなかなかとりづらい状況だからこそ、真剣に環境づくりを考えましょう。
一方で、塾や予備校の友だちとの競争意識は維持しておきましょう。人との競争はモチベーションを高める重要な要素なので、定期的に情報交換はしておくべきです。
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