文科省が入試当日の激励自粛を塾・予備校に要請

入試全般
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです。
12/18、文部科学省が塾や予備校関係者に1/16・17、1/30・31に実施される大学入学共通テスト時に試験会場周辺での激励やチラシ配布を自粛するよう呼びかけたとの報道が出ています。
今回は「入試当日の激励自粛」について取り上げます。

入試の激励自粛の影響

◆入試当日の激励は受験生に+数点の力を与えている
⇒コロナによる自粛はやむを得ないが、そのまま中止なのか次善策を考えるべきか
⇒受験生のことを考えれば、試験当日に別会場での激励などは避けるべき
◆前日の激励か映像配信による激励などが望ましい
前日に電話による激励が一番確実
YouTube等で激励映像を公開するのもよいが、当日回線トラブル等があると悔いを残す

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文部科学省の激励自粛を求める報道

文部科学省や入試を実施する各学校は、入試当日の試験会場周辺での激励自粛をホームページなどで要請しています。
文部科学省の共通テストに対する激励自粛要請については、報道でも出ています。たとえば以下のような記事です。

共通テスト当日の激励「やめて」 予備校などに文科省:朝日新聞デジタル
文部科学省は18日までに、来年1月に二つの日程(16~17日と30~31日)で行われる大学入学共通テストの際に、試験会場周辺での受験生への激励やチラシ配布を自粛するよう、予備校や不動産業者に呼びかけ…

入試当日の激励は、受験生に+数点分の勇気や落ち着きを与える有効な手段なだけに、受験生も実施する塾側も辛いところだと思います。

まさお
まさお

入試当日の激励は、ただ「頑張れ!」というだけではなく、試験時間の使い方や緊張した時の深呼吸など、メンタルを支える最後の一押しになっていることが多いです。受験生はやはり試験当日緊張をしますから、知っている塾の先生の顔を見るだけでも緊張がほぐれて笑顔になったりします。それなりの効果はあるように思います。

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入試門前激励の自粛に際して次善策を考えるべきか

学習塾の立場では、前日~当日にかけて何もしないまま塾生を入試に送り出すのは大変心細いと思います。
自分が長い時間かけて面倒を見てきた生徒が、試験場で緊張感に押しつぶされて実力を発揮せずに不合格になることだけは何としても避けたいという思いがあるはずです。

入試当日の激励ができなくなった場合に、そのまま入試に送り出すことは考えにくく、何らかの次善策をとるべきでしょう。
どんな次善策が有効でしょうか。

試験前日に電話で激励する

これが一番オーソドックスなやり方です。入試当日との違いは、入試当日の本人の緊張度合いを測ることなく送り出さなければならないことです。それでも一人ひとりと直接会話をすることは、受験生本人にとっても最後の心のよりどころとなるので大きな効果が期待できるでしょう。

試験当日にオンラインで激励を行う

Zoomなどのツールを使って、試験当日に激励を行うというやり方もあるでしょう。
このやり方は、うまくいけばよいのですが、何らかのトラブルで接続ができなかった場合に、心にしこりを残して入試に突入させてしまうというリスクがあることです。

激励用のZoom会議室を1つ開設しておいて、入室してきた生徒に声を変えて試験場に送り出すというのは方法としては可能ですが、個人的にはあまりお勧めしません。

YouTube等で激励動画を公開しておく

Zoomと似ていますが、YouTube等に激励動画を公開し、URLを事前に受検生に伝えておくというのもあると思います。Zoomのオンライン会議と違って、前日に公開しておけば、自宅でも見られるため、Zoomほどのリスクはないと思います。
電話の次に考えられるのはこちらの方法かもしれません。

まさお
まさお

試験会場の最寄り駅に自塾の生徒を集めての激励などは絶対にやってはいけないと思います。密を避けるのが目的での自粛要請ですから、どこかに受検生を集合させること自体がNGだと思います。

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塾業界の民度が問われるので変なことはしないでほしい

この手の要請に対して、必ずおかしな行動をとる塾が出てくるのがいつものパターンです。
塾の先生の中には中学生男子がそのままおじさんになってしまったような人もいるのでやむを得ないのですが…。

個人的には、入試の門前激励も本当に品のないものを見てきましたので、今回の自粛でむしろ安心した部分もあります。
入試当日におかしな恰好をしたり、奇声を上げたりする人がいないのは大変良いことだと思います。

今年の受験生は3月の一斉休校に始まって、緊急事態宣言、模試も満足に受けられず、学校説明会もオンラインが中心と、本当に不憫になるような学年です。
この受験生たちが最後にきちんと自分の力を発揮できるよう、送り出しげ上げたいものです。

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