こんにちは。まさおです。
3月のこの時期は卒業式シーズンでもあり、入試に向けた準備も少しゆっくりした空気になります(この間の学習は成果も出やすいです)。そんな中、短い時間で学習成果を上げるにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は「短時間学習で成績を上げるためのマインドセット」というテーマです。
当たり前のことをやり続けられれば、それで「一流」になる
学習の話をする前に、「一流」とか「プロフェッショナル」と言われる人の何がすごいかという話をしておきます。
スポーツでも芸術でも何の世界でもよいのですが、本当の「プロ」や本当の「一流」というのは、特別な技術を持っているというよりも、当たり前のことを高水準でやり続けられることによって特別に見えるという状態であることが多いのです。
たとえば、吹奏楽部で学期が上手な生徒を見ていると、その生徒の楽器の音はプロと引けを取らないようなことも多いのです。ところが、長い曲になると後半でバテてその水準を維持できなくなったり、ちょっと長いフレーズになると息が切れてしまったりといった、維持する力で差が出てしまいます。
つまり、本当に実力がある人というのは、ある物事に集中して取り組み、それを維持し続けられることに最大の強みがあるのです。
「成績がよい」とは学習における「一流」になるということ
「成績がよい」状態というのを作るにはどうすれば良いでしょうか。
考え方は極めてシンプルです。
学校の教科書に載っていることを、書いてある通り正しく理解して、教科書に載っている問題を解けるようにするだけです。
もちろん、中学生も高学年になると、中1・中2の学習の土台がないと正しく理解もできないのでだんだん難しくはなるのですが、それでもやることはシンプルであることに変わりはありません。
成績を上げるということは、教科書に書かれていることを頭に入れて問題を解いてみること、解けなかった問題を解けるようにすることを繰り返すだけです。
重要なことは、この行動をどんなマインドでやるかということで、そのマインドさえ変えられれば学習時間はどんどん短くすることができます。
短時間で成績を上げるマインドセット
では、どんなマインドを持てばよいのか具体的に見ていきましょう。
学習に対する目的意識を持つこと
中学生の学習においてありがちなのは、「宿題だから仕方なく勉強する」といった考え方です。これが一番時間を無駄にします。仕方なくやる勉強はやらないのとほとんど変わりがなく、手の運動にすらなっていないことが多いです。学習の目的意識を持ちましょう。
学習の目的意識とは「自分をよりよい自分に変えていく」ということです。志望校合格といった具体的な目的もあとから出てくるのですが、本来は志望校合格もゴールではありません。皆さんの長い人生をより幸せに生きるためには、知識を増やすことはもとより学習の仕方を学ぶことがとても重要です。
目の前の学習課題を短時間でやり切ると意識してから取り組む
宿題や学習課題に取り組む際になんとなく向き合うのではなく、「今から短時間で一気に集中して終わらせるぞ」という意識を持ってスタートすることが重要です。できるなら、目標終了時間をセットした方がよいです。
たとえば、教科書の計算問題を30問解くとして、1問30秒とすると15分間で終えられるはずです。「15分以内で集中して終わらせる!」という意識を持ってスタートするのと、なんとなくやるのでは、時間も違いますしその時間で得るものの密度も変わります。
1問でも多く正解するという意志を持って取り組む
さらに、問題を解くのに際して、「1問でも多く正解する」という意識が大事です。これも「この問題は難しいから手が出なかったら飛ばそう」と思っているのとは大きな差が生まれます。
もちろん、中には手が出ない問題も存在すると思います。その場合は、その問題を後回しにして後からじっくり解きなおすようにして、他の問題を一気に片付けましょう。
教科書レベルの問題であれば、本当に難しい問題はほんの一部です。強い目標意識を持って1問でも多く正解すると思い続けることが重要なのです。
継続することが一番の力であると信じること
最後に、日々の学習を継続することが本当に大きな力になることを信じましょう。日々の30分の学習は入試直前期の数十時間の学習よりも効果があります。
冒頭にお話をした「継続することが一流である」という考え方をベースに、毎日コツコツと続けることが重要だと自分に言い聞かせるようにしましょう。
このマインドで学習を続けていると、成果が出て勉強がだんだん楽しくなってきます。
過去の卒業生でも、本当に最後に笑うのは、日々の課題に集中して向きあった生徒です。短時間で集中する力はいろいろな場面で大きな力を発揮します。
だらだらと長い時間をかけるのではなく、瞬発力を発揮して短時間で一気に片付ける、しかも正解で終わらせる習慣をつけましょう。
マインドが未来大きく変えます。
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