こんにちは。まさおです。
10月に入り受験生の学校選択も最終段階に入ってきました。
各学校の説明会もピークを迎えます。コロナで学校説明会も少し様子が変わってきました。
今回のテーマは「学校別説明会の活用ポイント」です。
学校説明会での確認ポイント5つ
コロナ禍で学校説明会の様相も大きく変化しました。かつては大きな講堂に多くの受験生・保護者を集めて一斉にやっていたものが、定員制・事前予約制となって感染に気を付けながらの実施になっています。
一方で、説明会での確認ポイントは本質的には変わりません。
どんな点に目を向ければよいか、ポイントを5つ記載しておきます。
学校の教育方針
最初にその学校の教育方針を確認しましょう。
大学進学などの合格実績に力を入れて、部活動を制限したり補習を大量に組んだりしているような学校や、自由な校風でやりたいことを自由にやらせる学校など、方針も様々です。
通うのは受験生本人ですから、受験生本人がその学校の方針に賛同できるかが重要です。勉強ばかりの学校生活で息苦しくなり退学するようなケースも少なからずありますから、勉強・部活動・友人関係等のバランスを常に意識することが重要です。
教員・在校生の様子
一番大事だと言われているのが、教員・在校生の様子です。
学校の教育方針に従って、1~2年その学校に通った生徒がどのような表情でその学校で生活をしているかを見極めるということです。
土曜日に実施される学校説明会では、在校生は少ないかもしれませんが、受付でお手伝いをしていたり部活動で学校に来ていたりする生徒が、生き生きと楽しそうに生活しているかを確認してみましょう。
また、教員が生徒に高圧的な態度をとっているかなども地味に校風に影響を与えるので要チェックです。
毎日通う学校ですから、楽しく通えるというのが何よりも大事です。
立地・学校までの通学経路
学校の立地も重要チェックポイントです。
特に、学校の周囲の環境を確認してみましょう。
たとえば、都心ですと繁華街に隣接していて学校の中は完成でよい環境なのですが、通学時にどうしてもガラの悪い街を通らざるを得ないというようなケースもあります。
それ自体あまり気にしないのであればよいですが、その学校の魅力と合わせて考えたときに「この道を3年かないし6年間通わせるのはちょっと…」と思うケースもあるようです。
また、通学時間も重要な要素です。今は台風や大地震など災害に備えた安全対策も重要なポイントです。通学時間があまり長いと、災害時に自宅に帰って来られないなどのリスクが高まります。あまり通学時間・通学経路が長すぎない方がよいと思われます。
入学試験
入試制度のチェックをしておきましょう。
推薦入試・一般入試の定員や試験科目、入試難易度などです。
どんなに気に入った学校で合格しなければ通えないので、現実的に手が届く範囲かを把握しておく必要があります。
秋口の学校説明会では入試問題の特徴やどのような学習をすればよいかも説明してくれるところが多いです。
試験科目が多い学校は苦手科目の特徴や対策などを説明会で確認しておくことが有効です。
学費
これは保護者の領域ですが、学費をきちんと確認しておきましょう。
公立・都立の学校は概ね一定ですが、それでも制服代や就学旅行の積み立てといった授業料以外の費用は少しずつ異なっています。私立高校ほど大きな金額ではありませんが、チェックはしておくべきです。
私立高校は入学金も授業料も学校によって大きく異なります。昔と違って今は就学支援金制度が充実してきていますから、費用面での負担軽減もありますが、それでも公立学校に比べれば大きなお金が動きます。また、私立中は費用面での支援は基本ありません。
学校が自宅から遠いと通学定期代もかなりの費用になります。
1年間でどの程度の費用が必要かをざっと試算しておくとよいでしょう。
学校選びで重要なのは、毎朝早起きして通い続けるだけの価値がある学校かを見極める目です。特に教員や生徒同士の人間関係が長く通う場合には大きな判断ポイントになります。
予約が取れないという声も
コロナ禍になって、今年の学校説明会は事前予約制が基本になっています。
学校によりますが、設定回数と参加希望者のバランスがうまくとれておらず、あっという間に予約がいっぱいになる学校というのがいくつかあります。
各学校の説明会の設定と予約開始日は常にチェックをしておくようにしましょう。
また、回次によってはビデオ視聴のみというケースもあります。
実際に受験を考える場合は、学校に足を運んでその学校の空気を感じることが重要ですので、ビデオ視聴会で基本情報を得ることはあっても、それだけで終わりにすることがないようにすべきです。
学校選びに重要な情報源です。機会を最大限有効活用して自分に合った学校選びをしていきましょう。
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