たびたび世間で話題になるのが、「よいノートの取り方」。
ノートの取り方には、理解を促進するためのインプット型と、身につけたものを正確に使うためのアウトプット型があると思います。
前回はインプット型のノートの取り方を記事にしました。
詳細は以下から。
今回は、アウトプット型(知識や技能の定着確認型)のノートの取り方について考えてみたいと思います。
アウトプット型のノートはテストの得点力を上げるための必須アイテムです。
なぜなら、どんなに頭にいろいろな知識や解法を入れても、それを使いこなせなければテストの得点は上がってこないからです。
【前提】アウトプット型ノートを作る目的を確認する
何をやるときも最初に目的の確認が必要です。 今回はアウトプット型ノート。
自分がインプットしてきた知識や解き方が本当に身についているか、確認するためのノートです。
どんなことでもそうですが、やり方を頭で理解している段階では使えるものになりません。頭に入れた学習内容が、試験で使えるレベルになっているかは実際に問題を解いてみて確認しなければなりません。
アウトプット型ノートというのは、実際に頭の中に入っているはずの知識や解法を使って、問題を解いてみてそれが正しく使えるかをチェックしてみるノートです。
もちろん正しく使えていればよいのですが、このノートは間違いに気づき修正できるようにすることです。
上記の目的を意識して、どのようなノートを作ればよいか考えてみましょう。
アウトプット型ノートの例
アウトプット型ノートはどのようなレイアウトになるのでしょうか?
様々なやり方があると思いますが、目的に照らすと、「自分の解き方と模範的な解き方が比較でき、違いに気付ける」というのがポイントになりますね。
基本的なノートスペースの使い方
ノートの使い方は、以下のようなイメージになります。
ポイントは左右で比較ができることですね。
国語以外のノートでは、
①左ページに自分の解き方を書いて、右ページに解答や先生の解説を書く。
②考え方でズレたところや理解できていなかったところにマーカーなどで色をつける。
③ノートの下に覚えておくべきポイントを書く。
といったところが重要です。
上記①~③で特に重要なのは③です。
③がきちんと整理できると、自分がテスト本番までにどこを重点的に復習すればよいかがわかります。
間違いノートを作ってみよう
アウトプット型ノートがきちんとできてくると、ノートの下側に自分がテストまでにやらないといけないポイントがたまってきます。
それを別のノートにまとめてみると、自分の間違いだけを集めた自分のためのノートが出来上がります。
左側にテキストのページと問題番号を書き、線の右側にその問題を間違った原因やテストまでに修正すべきポイントを記載します。
数学でしたら、立式のための注意点や式の変形のポイントなど、英語でしたら重要な文法事項や覚えるべき単語・熟語などを記載しておきます。
これにより、テスト直前は間違いノートを片っ端からつぶしていくという手法で、短時間で不足している知識や解法のポイントを補えるようになります。
アウトプット型ノートは、自分の演習による失敗から学ぶべきポイントを取り出して、それを身に着けることで学力の底上げを図ることができます。
やりっぱなしではなく、見直しと反省が大事。その先に大きな進歩があるのです。頑張りましょう!!
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