【効果あるの?】塾の夏期講習が詰め込み過ぎになってる話

高校入試
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まさお
まさお

こんにちは。まさおです!
学校が再開したと思ったら、東京都はまた感染者が増え始めて今後どうなるか不安ですね。
あと1カ月ほどで例年なら夏休みになります。今年は多くの自治体が夏休みを短縮する動きをとっています。
このしわ寄せが塾の夏期講習に来ているようです。

今回は「塾の夏期講習は詰め込み過ぎ!?」という話題です。

塾の夏期講習の使い方

多くの塾は休校の遅れを夏期講習で取り戻したい
⇒他塾との競争にも負けられず、少ない日程にカリキュラムを詰め込む傾向
完全に学校のない夏休みは3週間程度?
学校以外ずっと塾では結局消化不良になる可能性も
⇒適度に力を抜く練習をしておかないと得るものが少なくなるかも…

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塾が夏期講習は何が何でもやりたい事情

まずは以下のニュースから。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

夏期講習は毎日10時間びっしり授業になるというのが「河合塾Wing」、中3生は例年と同じ時間だけ授業をやるというのが「早稲田アカデミー」です。

多くの塾が多かれ少なかれ似たような状況になると思います。その理由は以下の通りです。

1.休校分の学習を取り戻しておかないと入試に間に合わない
2.4・5月で失った月謝を夏期講習受講料で取り戻しておきたい

1.はある意味正しいのですが、学校もあって忙しい中3生に果たして1日中授業をすることが適切なやり方かは大いに疑問があります。
また、2.は偽らざる本音で、学習塾の財政基盤は大変弱く、夏期講習が完全に飛んでしまうと、塾によっては倒産の可能性すら出て来ます
一生懸命授業をやるのでお月謝も下さいというのが本音なのです。

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今年はどのような夏期講習が適切なのか

今年のような休校期間の取り戻しを学校が進めている中での夏休みにおいて、どのように夏期講習を過ごすのがよいのでしょうか?
いかにこの夏特有の学習の要点をまとめてみます。

大前提として学校の授業はきちんと受ける

夏休み中に学校があって授業も行われる場合、この授業をきちんと受けるのが大前提です。塾によっては、「学校なんか休んで夏期講習に来なさい」などというかもしれませんが、そんな塾は要注意です。信頼がおけないと考えるべきです。

学校の授業は塾の授業の前提となるものです。学校の授業をおろそかにして塾の授業だけで志望校に合格させられると思っている塾の先生がいるとしたら、ちょっと世間知らずだと思います。

塾で勉強している生徒が立派な成績を出せるのは、ベースとなる基本的な生活を学校が担ってくれているからと考えるべきです。
まずは学校にきちんと通う、次に塾の学習をきちんと行う。この順番は絶対に守るべきです。

夏休みだけを切り出して考えない

今年特有の事情として、各自治体の夏休みや冬休みを短縮する傾向にあるのですが、夏休みだけを切り出してこの期間だけでなんとかしようとするのはあまり得策ではありません。

本来は冬休み明けまでの半年余りをどう過ごすかを考えて、その中で自分の自由に使える時間をどう使っていくかという文脈で夏休みにこんな勉強をしたいと考えるべきなのです。

例年ですと、夏休みの6週間は部活を引退しているとすれば、入試期間中で最もまとまった時間、自由に使える期間になります。その6週間をどう使うかを考えた時に、夏期講習でここまで教えておきたいといった学習内容が決まってきます。
学校の夏休み短縮がわかっているにもかかわらず、塾の学習内容や学習時間を例年と変えないというのは、睡眠を削るなど、別の犠牲を前提にした押し付けで、個人的には正しい指導者とは思えません

もう少し長いスパンで、最も効果的な学習計画を検討するのが塾の役割です。

受験生が自分の自由にできる時間が必要

もう一つの観点として、受験生が自分の判断で自由に使える時間というのが必要です。

たとえば、1日に2時間程度は受験生本人が何に使うか自分で決めてよいという時間を設定するのです。
その日の塾の復習に充ててもよいですし、疲労がたまっているようでしたら睡眠に使ってもよい、苦手科目の強化に使ってもよい、その判断を受験生自信ができるようにヒントを与えるのが夏休みのもう一つのテーマです。

1日中塾にいて、塾で勉強をすることに慣れてしまうと、塾がなくなったときにどうしていいか分からない受け身型の受験生になってしまいます。ある程度の成績が取れているならば、成績が良いだけでなく自分の人生の時間をどう使っていくかの訓練も一緒にしておかないと、入試直前期などの過ごし方に影響が出て来ます。

まさお
まさお

自分がかつて塾で教えていた時は、日曜日は1日フリーでどう使うかが自分で決めなさいと言っていました。今年はそんな余裕がないでしょうから、1日フリーが難しければ、毎日数時間のフリータイムを設定するのが望ましいと思います。

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【まとめ】効果的な夏期講習の受け方

1.学校の時間をまずは確認する
2.残った時間の内、塾の授業時間をカレンダーに記入してみる
3.さらに残った時間で睡眠・休養・学習以外のやるべきことを埋めてみる
4.さらに予備の時間(調整日)を設定してみる

上記の4つを夏休みのカレンダー上に埋めてみて、自分で無理なく勉強とそれ以外が進められるかを見てみましょう。
問題がなければ、その範囲で夏期講習を受講するようにするのがベストです。

目安としては、学校と塾と自主学習を合わせて、7月21日~8月31日までで概ね400~450時間程度が確保できていればよいと思います。
そんなに勉強できないと思う人がいるかもしれませんが、学校の時間も参入していいのでそれほど無茶ではないはずです。

カレンダー上の確保時間だけで500時間を超えてきてしまうと、睡眠は6時間平均程度、下手をするともう少し削らざるを得ないかもしれません。
体力に余裕があればよいですが、今年は休校により疲労が知らず知らずのうちにたまっていますので、体調管理に気を付けるべきです。

まさお
まさお

夏休みの過ごし方で一番重要なのは時間管理ではなく、体調管理です。3日も熱で寝込んでしまったら、取り返しがつかないほどの差がついてしまいます。ましてや、ウイルスをもらってしまったら目も当てられません。健康がすべてに優先することを肝に銘じておきましょう

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