【コロナの夏特有】2学期に向けて夏休み中にやっておくこと

高校入試
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まさお
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こんにちは。まさおです!
夏休みは8月24日くらいまでのところが多いようです。残り2週間というところでしょうか。
短い夏休みは効率的に苦手克服をという話をしてきましたが、2学期開始前までに全体調整としてやっておかないといけないことがあります。

今回は「夏休み中にやっておくべきこと」というテーマを取り上げます。

コロナの夏特有のやっておくべきこと

現時点での自分の位置を源氏手で把握しておく必要がある
⇒夏休み明けの学習計画を立てる上で、到達度の評価がないと厳しい
模試の過去問をつかって、模試本番と同じ配分で演習・採点を
⇒付属資料で、前年度の換算偏差値を確認しておく

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コロナ受験の最大の問題点は模試がないこと

夏休みを短縮して授業の遅れをとりもどしつつありますが、新型コロナウイルスによる受験生への影響で最も大きいものは「模擬試験を実施していない」ことです。

例年は6月の模試の結果から志望校までの成績差を確認して夏休み中にその差を埋めるための学習メニューを組むのですが、今年の夏は元となる成績データがありません。
通り一遍の課題は出せますが、個々人の状況を踏まえた微調整ができてない可能性が高いのです。

7月に自宅受験で模試を受けている場合の留意点

7月に外部模試を自宅で受験し、成績データをもらっている人もいると思います。その場合は以下の点に留意してください。

・自宅受験では自分の学力が正しく発揮されていない可能性がある
 ⇒受験環境が集中しづらかった可能性
 ⇒試験時間や休み時間を正しく使えていない可能性
・自宅受験では母集団の成績が正しく出ていない可能性がある
 ⇒受験生の大半が自宅受験の場合、他の受験生も実力を発揮出来ていない
 ⇒その中で出る偏差値は不正確である可能性が高い

まさお
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模試は入試本番と同じ環境でなければ正確に学力を測れません。自宅受験の模試はあくまで参考にすぎないので、これを信じすぎるのは危険だと心得ておきましょう。

志望校との距離が測れなければペース配分が作れない

自分の現在の成績(偏差値)が正しく測れていないと、志望校までの距離がつかめず、今やっている学習量が志望校合格に必要な量かが分からなくなってきます

最終的に入試当日に取るべき得点は変わらないので、その得点に到達できるように勉強すればよいのですが、教科別の強弱や単元別の強弱によって学習量は微調整が必要になってくるものです。

できれば、より正確な自分の位置を把握しておきたいものです。

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模試の過去問を使った偏差値把握をしておこう

この時期にやっておかないといけないことは「模試の過去問を使った偏差値算出」です。

模試の過去問には、過去の受験者(その年の受験者)の成績資料がついていて、自分の得点を当てはめることで、その年の受験者と比較した場合の位置を知ることができます

この時期にこれをやっておくだけで、自分の今に学力とその年の受験生に紛れ込んだ場合の志望校との距離が明確になります。
以下、具体的な手順を説明しておきます。

自分のエリアの模試の過去問を入手する

自分の住んでいる都県の主要な模擬試験があると思います。その過去問の入手卯の仕方を調べましょう。
大手の模試会社や新聞社は過去問題を冊子にして書店で売ってくれているケースが多いです。それが入手可能なら昨年度分だけでよいので1冊ゲットしておきましょう。
ちなみに教科別に分かれている場合は、全教科まとめて買っておきましょう

すでに学習を終えている範囲をみて受験回次を決める

過去問には1年分の問題と解答、偏差値換算表が入っていると思います。
どの月に実施したものをやるのかが悩ましいのですが、学校の授業の進み具合を見て、6月または7月実施のものを選ぶのがよいと思います。

学校の授業が遅れてしまっている場合は6月くらいをやるのがよいと思いますが、それ以上さかのぼると受験者が少ない可能性があるので、6月より前にはさかのぼらない方がよいと思います。

模試の試験実施時間に合わせて時間を計ってチャレンジ

回次を決めたら、その問題を解けばよいのですが、その際には以下の点に注意しましょう。

1.集中できる場所を確保する。
⇒自宅でできる場所を探すのがベストですが、厳しければ塾の自習室などを使う
2.模試の実際の時間に合わせて実施する。
⇒集合時間、教科の順番、試験実施時間、休み時間を極力模試にそろえる
どうしても難しい場合は、教科の順序と試験時間だけそろえる
※ここを間違うと集中度合いが変わってしまいデータの信ぴょう性が下がるので注意。

採点は厳しく。記述で迷うものは塾の先生に相談。

実施が終わったら自己採点です。ここは性格が出るので注意してください。
自分が採点者になったつもりで他人の答案を採点する気持ちで厳しくつけることが重要です。

記述問題で自分ではどうしても点がつけられないと思ったものは塾の先生や学校の先生に見てもらうようにしましょう。根拠なく〇にしないことが重要です。

各教科の得点を合計し偏差値換算

各教科の得点が出たら、世れをノートにメモして合計得点を出します。
模試の過去問に偏差値換算表が教科別と3科・5科合計分であると思いますので、それを見て偏差値を出します。

大切なことは各教科の結果に一喜一憂しないことです。冷静に事実を客観的に眺める目を持ちましょう。この後、入試まで使う大切な視点です。

全体の成績を見て振り返り

全体の偏差値が出たら、目標校の合格ライン偏差値と比較をしてみます。すでに合格ラインまで来てればよいのですが、一般的にはこの段階で目標とする学校はまだまだ手が届かない位置にあることが多いです。

その場合、目標校に合格するために必要な偏差値と現在の自分の偏差値の差を把握しておくことです。

まずは、5教科合計、次に3教科、次に各教科で見ていけるとよいでしょう。

今から半年で合格ラインにたどり着けるのは偏差値で10~15くらいまでが限界です。
でも、偏差値10くらいは今からでも十分伸ばせる可能性がありますので、多くの人はまだまだ志望校に手が届く可能性があるということです。

ただし、放っておいても偏差値10は上がりません。それなりの学習が必要です。
その内容は、今の模試の答案を見てもられ場はっきりします。
偏差値10上げるにはどの教科であと何点取らなければならないかが、模試の答案から見えているはずです。そこを埋めるための勉強が必要だと考えればよいのです。

まさお
まさお

入試は1点に笑い、1点に泣くといわれ、残酷な側面もありますが、逆に言えば、頑張って合格ラインを超えれば誰でも合格できるのです。あと何点取れば合格できるかを知ることがスタートラインです。今のうちに距離を測っておくようにしましょう!!

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